1歳6ヶ月の食事の目安
ここからは、食事量や進め方の目安をお伝えします。
食事量は大人の半分ほどが目安
白ごはんなら子供のお茶碗に1杯くらい、麺類なら大人の半玉くらいは食べられるようになります。食事量の全体としては、大人の半分を目安にしてください。
1日のうち1~2回はおやつを食べます。おやつは食事では足りない栄養素をとるためのものなので、甘いお菓子ではなく、おにぎりや果物、乳製品などがおすすめ。飲み物は甘いジュースではなく、お茶や牛乳としましょう。
かじり取りができ、スプーンも徐々にマスター
この時期は「かじり取り期」とも呼ばれ、生えそろった前歯で食べ物をかじり取って食べられるようになります。大人のように奥歯ですりつぶして食べることはまだできないため、大きさややわらかさを調整して与えましょう。
スプーンも徐々に使えるようになりますが、まだ手づかみ食べが中心です。
偏食が出始める
だんだんと偏食が出てくる時期です。濃い味に慣れてしまうと、薄い味の食べ物を嫌がるようになってしまうため、食事はできるだけ薄味のものを食べさせましょう。
嫌がって食べないものは無理矢理食べさせず、期間をあけて何度か食卓に出してみて。好き嫌いは固定化せず変わっていくこともあります。
すぐに食べないからといって無理強いしたり叱ったりせず、親がおいしそうに食べる様子を見せるなど、前向きに食べたくなるような工夫をしてみてくださいね。
- 本庄市「幼児食のすすめ方 ~離乳食から幼児食へ~」(http://www.city.honjo.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/19/youjisyoku susumekata.pdf,2019年11月20日最終閲覧)
- 京都市「1歳半頃の子どもの食事ポイント」(http://kyo-syoku.net/education/幼児期/幼児の食事/3回食とおやつのリズム/,2019年11月20日最終閲覧)
- 坂城町「子どもはどのくらいの量とればいいのでしょう?」(http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1001000000474/simple/recipe_kihon_02.pdf,2019年11月20日最終閲覧)
- 菅原ますみ(監)「最新版0-6歳のしつけ百科」78 (主婦の友社,2009)
- 奈良県立教育研究所「親学サポートブック」(http://www.nps.ed.jp/nara-c/keiei/keiei/kateikyouiku/sapo-to_book/sapo-to_1/suport_1.pdf,2019年11月26日最終閲覧)
- 奈良県栄養士会「栄養相談時の基本マニュアル」(http://www4.kcn.ne.jp/~n-eiyou/top/ny-syokuji/leaflet-7.pdf,2019年11月26日最終閲覧)
1歳6ヶ月ごろに楽しめる遊び
1歳6ヶ月ごろには、以下のような遊びができるようになるでしょう。子供の好みに合った遊びを楽しみましょう。
体を使った遊び
ひとり歩きが安定してくると、しゃがんだり、ものを持って歩いたりできるようになります。ボール遊びや追いかけっこなど、体を動かす外遊びがおすすめです。
活発さが増してくるぶん、転倒や落下などによるけがの心配も増えてきます。目を離さずに遊んでいる様子を見守ってあげてくださいね。









