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イヤイヤ期とはどんな時期?ぐずりを長引かせないための基本的な関わり方

2歳ごろから始まるイヤイヤ期。あらゆることを「イヤ!」と拒否し、その理由は大人からすると理解不能…ということがあるでしょう。単発的なものではなく一定期間続くため、付き合う大人は大変です。この記事では、イヤイヤ期とはどのようなものなのか、子供にはどう関わればよいのかをお伝えします。

PIXTA

イヤイヤ期とは、どのような時期?

子供が2歳ごろになると訪れるイヤイヤ期。あらゆる場面で「イヤ」と拒否したり、かんしゃくを起こして言うことを聞かなくなったりと、さまざまな行動が表れます。子供によっては、1歳半ごろからこうした行動が見られる場合があるようです。

イヤイヤ期は子供の心が成長していく上での通り道。自我が芽生え「自分は他人とは違う」「自分の意見がある」ということを表現するために「イヤ!」という言葉を使ったり、だだをこねたりします。

イヤイヤ期はいつまで続く?

2歳児 PIXTA

イヤイヤ期に子供が感情に任せて泣きわめくのは、脳が未熟であることが理由の一つです。がまんすることをつかさどる「前頭前野」が発達すると、抑制機能が働き、気持ちを抑えられるようになっていきます。

また、自分の思いを言葉にできるようになり「手を洗ったらおやつ」など物事の見通しが立つようになると、だだこねなどの行動は減ってくるといわれています。

イヤイヤ期が終わる時期には個人差がありますが、4歳ごろまでにはおさまってくるでしょう。子供によっては年単位で続くことがあり、ママだけで対処していると疲れてしまいます。家族と力を合わせ「みんなで乗り越える」という認識で関わることが大切。ときには子供から離れてクールダウンする機会を持ちつつ乗り越えましょう。

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イヤイヤ期への対処法は?

イヤイヤ期の子供たちは、大人が理屈で説得してもなかなか理解してくれません。まずは子供の心に折り合いをつけさせるために寄り添うことが大事です。

ここからは、イヤイヤ期の子供に対する基本的な関わり方について、5つのポイントをお伝えします。いつも理想通りとはいかないものですが、頭の片隅にとどめておくだけでも対応が楽になることがあるかもしれません。

1. 子供の気持ちを言葉にする

2歳児 ママ PIXTA

子供がイヤイヤを始めたら「~なの?」「〇〇をしたくないのかな?」「〇〇を見たかったのかな?」など、考えられるイヤイヤの理由を言葉にして声をかけてみましょう。

子供は「自分の考えをわかってくれた」と感じると気持ちが落ち着くことがあります。子供がうなずいたら「そうだったんだね」「〇〇したいよね」と共感してあげてください。

自分の意見を聞いてくれていると思えて安心すると、だんだんと大人の話を聞けるようになります。

2. 子供の要望を受け入れつつ、代案を出す

この時期の子供は大人からすれば無謀なことでも「やりたい」と言い出し「それはできないよ」と否定されるとかんしゃくを起こすことがあります。そんなときは、できる限りでいったん子供の要望を受け入れましょう。

例えば、公園で難易度が高い遊具にチャレンジしたがっているなら「いいよ、やってみようね」と受け入れつつ「でも、この高さまでにしたらどうかな?ここまででもすごいと思うよ」と提案するとよいですね。

いつもうまくいくわけではありませんが、少しだけでもチャレンジできることで満たされると、最初から「できないよ」と言うよりも簡単に気持ちをおさめてくれるかもしれません。

3. 子供に決めさせる

選ぶ PIXTA

イヤイヤ期は「自分で決めたい」という気持ちが強いときです。「イヤ!」が始まったら「じゃあ、これとこれならどっちがいいか選んでいいよ」と選択肢を与えてみてください。自分の意思で決めたと思えると、納得してくれるかもしれません。

とくに、服や靴を身に着けたがらないときや、食事を嫌がるときには選択肢を与える方法を取り入れやすいでしょう。

4. 気持ちを切り替える工夫をする

怒る PIXTA

だだをこねたりぐずったりしているとき、興奮すると気持ちの切り替えが難しくなります。できるだけ他のことに意識が向くようにしてあげてください。

たとえば抱っこして移動して気分を変えたり、お気に入りのグッズを手渡したりするのもよいですね。お出かけ先のイヤイヤにも対処できるよう、常に気分を切り替える用のおもちゃやおやつを荷物の中に忍ばせておくことをおすすめします。

5. 感情がぶつかり合ったら仲直りをする

2歳児 ママ PIXTA

イヤイヤ期の対策に「絶対」はなく、大人もずっと平常心で対応するのは難しいでしょう。ときには「どうして言うことを聞いてくれないの」「もういい加減にしてよ…」と、感情的な言葉が出てしまうこともあるはず。それは仕方がないことで、大人げない、あるいは未熟な親ということではありません。

とはいえ、親子で感情をぶつけ合ってしまったら、仲直りをしたいものですよね。イヤイヤが落ち着いて一呼吸おいてから「さっきはごめんね、怒りすぎちゃったね」と振り返る時間を持ってください。子供は「自分のことをちゃんと見てくれた」と思うと安心します。

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イヤイヤ期には息抜きをしながら向き合って

ハグ PIXTA

イヤイヤ期は親にとって「育児の試練」と感じるほど大変な時期かもしれません。どうしても親の話が伝わらない、何度言っても聞いてくれない…そんな悩みがあるはずです。

子供はイヤイヤ期を通して自分の意見の伝え方を学び、がまんもできるようになっていきます。成長の過程であることを頭に入れつつ、できる限りで根気よく関わりたいものですね。

イヤイヤの対処に疲れたときは、パパもママも一休み。息抜きをしたり、同じ年頃の子供を持つ人と情報交換したりしながら乗り切っていきましょう。

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