お祝い行事の準備、頑張りすぎないで
赤ちゃんが生まれて間もないころは、パパとママは日々のお世話で精一杯ですよね。ところが、お祝い行事は生後1年までにたくさんあります。とくに生まれたてから3か月ごろまでにはお祝い行事が集中し、生後7日目の「お七夜」「命名式」、生後1か月ごろの「お宮参り」、生後100日目には「お食い初め」と目白押しです。
さらに、生後6か月に「ハーフバースデー」のお祝いをする家庭もあり、3月3日は女の子の「初節句」、5月5日は男の子の初節句、そして生後1年目に初誕生日。全てのお祝い行事を忠実にこなそうとすれば、用意だけで大忙しで、イライラが募ってしまうかも。こんなとき、やめてもよいことを2つお伝えします。
お祝い行事は探せばきりなし、全部やる必要もなし
赤ちゃんのお祝い行事ですることといえば、写真スタジオで写真を撮ったり、お食い初めなどで豪華な料理をそろえたり、初誕生日には一升餅をかつがせたりなど、やろうと思えばいくらでもあります。
そのお祝いの時期が近づくたび「もうすぐ100日になるから準備しなくちゃ」「赤ちゃんのための行事だからやってあげなければ」と焦ってしまう人もいるかもしれませんね。
しかし、お祝い行事はそもそも義務ではありません。また、行事をしないからといって赤ちゃんに何か不都合が生じるわけでもありません。これらのことをやらないとしても、まったく焦る必要はないのです。
行事は探せばきりがないうえ、全部やる必要はないと考えましょう。「そこまでしなくていいのでは?」と一度立ち止まるように意識するだけで、やることを減らせるかもしれませんよ。
当日キャンセルもOK、体調優先で無理をしない
お祝い行事を計画したとしても、ママや赤ちゃんの体調が万全でなければ、無理をせずキャンセルしましょう。お祝い行事はあくまでも赤ちゃんの健やかな成長を願うもの。行事のために無理をするのは本末転倒ですよね。
最近では、ほかの行事に合わせてお食い初めをするなど、無理なく行えるタイミングを選ぶ人も増えています。1回に複数のお祝いをまとめて行うことも、脱イライラの方法の一つですね。
行事に親戚などを招待するときは、急な体調不良があるかもしれないことや、相手方も日程があわなければ無理して参加しなくて大丈夫と事前に伝えておき、ラフに構えてもらうと気楽になります。
行事は楽しめる範囲で大丈夫。誰も無理をしないように、気楽に考えましょう。
赤ちゃんの成長を心から祝うために
赤ちゃんのお祝い行事は数が多く、地域や文化によっても時期ややり方が異なります。両家の祖父母を招く場合には、パパやママのプレッシャーになるケースもあるようです。
ただ、赤ちゃんの誕生を喜び、元気に成長してほしいと願う気持ちは家族みんな共通のはず。赤ちゃんにとってよい記念になるように、必要だと思った行事だけ、無理のないスケジュールでできるとよいですね。小さな「やめる」を積み重ねて、イライラから脱出していきましょう。