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子ども用ジュースって利用している人はおおい?
スーパーやドラッグストアで見かける「子ども用」や「幼児用」のジュース。たとえばアンパンマンのイラストがついたものや、子どものイラストが描かれた小さなジュースはパッケージを見ても「子どもにあげてOK」な気がしますよね。
しかし、ジュースはやはり糖分が気になりますし、どのくらいの量をどのくらいの頻度であげてもいいのか迷ってしまいます。ママリにもこんな投稿がありました。
子ども用のジュースや果汁100%のジュース。離乳食がすすむとパンケーキ作りに使ってみることもある素材です。しかしジュースそのものとなるといつくらいから、どのくらいの量を与えてよいのか難しいですね。
先輩ママはどのくらいから子どもにジュースをあげているのでしょうか。
パッケージに書いてある月齢を目安に
まずは「ジュースはいつから与えてよいか」という疑問については、パッケージに書いてある月齢を目安に、おおくの先輩ママが1歳をすぎたら…とコメントを寄せていました。
あまり早くからジュースをあげると、お茶など味の薄いものを飲まなくなる…という声もありました。
ママリに投稿された先輩ママの声では1歳をすぎてからジュースをあげるようになったという声がおおくみられました。
ただジュースの種類のよっては飲み始めの月齢はもう少し小さくでも大丈夫なものもあるようなので、家庭の状況によって保護者が判断しましょう。たとえば「幼児のみもの」シリーズを展開しているグリコでは、子ども用の飲み物ついて次のように案内をしています。
果汁製品は生後6ヵ月頃から、その他の製品は生後1歳頃からお飲みいただけます。 ※1
グリコの幼児のみものシリーズには、先ほどご紹介したように案内がありますが、明治乳業から販売されているアンパンマンパッケージのジュースには対象月齢・年齢の表記は特にありません。
果汁100%ジュースに限らず、野菜ジュースも糖分やナトリウムの摂りすぎに注意して離乳食の進め方を参考にするようにしましょう。もちろん、虫歯予防のため、ジュースを与えたらその後の歯磨きはしっかりとしましょうね。
- KAGOME「野菜飲料は赤ちゃん(乳幼児)に飲ませてもよいですか?」(https://www.kagome.co.jp/customer/qa_vege-fruit/_10301/,2021年6月22日最終閲覧)
- 厚生労働省「Ⅱ 離乳食」(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf,2021年6月22日最終閲覧)
- 和光堂「離乳食 進め方の目安」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/meyasu.html,2021年6月22日最終閲覧)
- 横浜歯科クリニック「子供の虫歯、食べ物より飲み物が原因なんてこともあるんです。」(http://www.yokohamadc.com/info/2229/,2021年6月22日最終閲覧)
ジュースをあげる機会は比較的少なめ
子どもにジュースをあげると、おおくの子どもはジュースを大好きになっておねだりすることもあるでしょう。しかし親としては虫歯や糖分の摂りすぎも気になるので「どのくらいなら与えて大丈夫なのだろう」と心配になりますね。
ここでは先輩ママが子どもにジュースをあげている頻度をご紹介します。
特別な事情がない限り、ママリに投稿された先輩ママのコメントでは「3日に1回」、「1週間に1回」、「お出かけの時だけ」という頻度でした。
子どものジュースをはじめ、離乳食についての記事をもっと読みたい方は、下記よりごらんください。
おすすめの子ども用ジュース5選
量や頻度に注意すれば子どもが喜ぶジュースの時間。喜ぶ子どもを見るのはママパパもうれしいものですよね。しかしスーパーやドラッグストアにはたくさんの種類の子ども向けジュースがあるので、どれがいいのか迷ってしまいます。
そこでここからは子ども向けのおすすめジュースを5つ、厳選してご紹介します。
1.明治アンパンマンやさいとりんご
明治の販売している「それいけ!アンパンマン」シリーズの「やさいとりんご」です。このシリーズは果汁100%のシリーズやイチゴオレ、ヨーグルト味のものなどいろいろな種類が展開されています。
1パック125mlと量が少なめなので、小さい子どもにも飲めるのがうれしいですね。紙パックなのでゴミの処理にも困らないのはありがたいポイントです。
小さな子が遊ぶ施設などではアンパンのメロディが流れる自動販売機に置かれていることもあるので「お出かけの時の特別」にしやすいかもしれませんね。
2.グリコ 幼児のみもの
6か月ころから与えることのできる「幼児野菜&フルーツ」。グリコの「幼児のみもの」シリーズも明治のアンパンマンシリーズと同様、いろいろな種類が出ています。例えば果汁100%のりんごジュースや、乳酸菌飲料など。
こちらは内容量が100mlとアンパンマンシリーズよりやや量が少なめですが、紙パックでありながらパッケージがやや硬めの作りなので子どもが「ぐしゃ」っとしにくいのがポイント。ストローも細めで小さな子にも与えやすいですね。
3.ピジョンりんご100
濃縮還元果汁100%ジュースです。砂糖不使用・着色料・保存料・香料無添加が嬉しいポイント。与えることができる目安の月齢も5か月ころからと小さい子でも飲むことができます。兄姉と同じジュースをあげられる感じなのもうれしいですよね。
4.カゴメ 野菜生活100幼児用りんご味
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ママパパのなかでも好きな人がおおい「野菜生活」シリーズの子ども向け飲料です。砂糖・食塩・甘味料不使用なのは子どもに与える際にも安心ですよね。
幼児に必要な1日分の野菜70gが入っているのも「野菜嫌い」の子を持つママパパにはうれしいポイントですね。
5.伊藤園 こども充実やさい
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お茶や青汁で有名な伊藤園から販売されているのが「」です。にんじん、レタス、セロリ、パセリ、クレソン、キャベツ、ラディッシュ、ほうれん草、三つ葉といった野菜がたっぷり入っています。
果汁はりんごとうめなので、すっきり飲めるのがうれしいですね。1本あたり100mlなので飲み切りサイズ。野菜不足になりそうな時にも重宝しそうですね。
ジュースを飲み過ぎることの子どもへの影響と対策
子どもに人気のおいしいジュースですが、ジュースを飲みすぎると子どもの健康に悪影響が出ることも…その対策法も交えながら解説していきます。
栄養バランスが偏る
小さな子どもにとって、ジュースは栄養上の意味がないとされています。そのため飲ませすぎると低栄養になったり、発育障害を起こしたりする可能性も…。
「果汁が入っているものならよいのでは?」と思われる方もいるかもしれません。しかし離乳食期に入る前の子どもには、果汁を与える必要もないとされているのです。ジュースでおなかがいっぱいになって母乳を飲んだり、離乳食を食べられなくなったりしないように量を調整しましょう。
- JSTAGE「幼児の甘みのある飲料の摂取と保護者が抱える児の食事に関する悩みとの関連」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenko/87/3/87_113/_pdf,2022年12月23日最終閲覧)
体重が増えて病気のリスクも
子どもが大好きなジュース。とても甘い味がしますよね。その味のとおり、ジュースには糖質が多く含まれているので、子どもの体重が増えて病気にかかるリスクも高まると言われています。
大人にとって肥満は万病の元と言われていますが、子どもにとっても肥満はよくありません。飲ませるなら果糖が多く含まれていて、ビタミンCやカリウムなどの栄養素も接種できる可能性がある果物ジュースを選ぶのがおすすめです。
- JSTAGE「幼児の甘みのある飲料の摂取と 保護者が抱える児の食事に関する悩みとの関連」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenko/87/3/87_113/_pdf,2022年12月23日最終閲覧)
- e-ヘルスネット「肥満と健康」(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-001.html,2022年12月23日最終閲覧)
- e-ヘルスネット「果物」(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-01-003.html,2022年12月23日最終閲覧)
ジュースは適量を飲ませてあげましょう
子どもに人気のおすすめジュースを五つ紹介しましたが、いずれのジュースでも飲ませ過ぎは危険です。必要な栄養素が摂取できなくなったり、肥満になったりするリスクがあるので、子どもにジュースを飲ませるなら適量を超えないことが大切。
「子どもにいつからジュースを与えてもいいの?」と思われている方もいるかもしれません。もし与えるならパッケージに書かれている月齢を参考にして与えますが、「与えなければならない」わけではないので飲ませ方に注意してくださいね。
ときどきのジュースで子どもを喜ばせてあげるくらいがちょうどよいでしょう。