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監修:佐藤りか

読み聞かせが苦手でも大丈夫!絵本以外で言葉の力を伸ばす方法

子どもが1歳前後から気になることの一つが、言葉の発達。周りの子のおしゃべりを聞き「うちの子は言葉が遅い?」と、焦ることもあるでしょう。「言葉のサポートには読み聞かせ」と言われることがありますが、読み聞かせが苦手なママもいるはず。すらすら読めない、子どもが飽きてしまうなど、プレッシャーを抱えて読み聞かせるのはつらいですよね。しかし、読み聞かせをしなくても、言葉の力を伸ばすことはできるのです。この記事では、その方法をご紹介します。

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読み聞かせ以外にもある!言葉の力をサポートする方法

周りのママが一生懸命に読み聞かせをしていると「読み聞かせをしないと、言葉の発達が遅れるのでは」と、心配になるかもしれませんが、そんなことはありません。絵本だけが言葉の力を伸ばす手段ではないのです。読み聞かせが苦手なら、いっそのこと優先順位を下げてもOK。子育て支援センターや図書館での読み聞かせ会があるときに参加する程度でも十分ですよ。

むしろ大事なのは、赤ちゃんと大人の日常での関わり。この部分を工夫することで、十分に言葉の力をサポートできます。関わり方を少し工夫するだけで、言葉をグッと伸ばすことができる方法をお伝えします。

子どもの発達よりワンステップ進んだ語り掛け

会話 PIXTA

まだ言葉が出ない時期は、単語で区切るように話しかけましょう。ポイントは、言葉がまったくでなくても、気にせずに話しかけることです。

いずれ単語がいくつか出るようになったら、次は2語文を目指します。大人も2語文で話しかけてみてください。例えば「バナナ・おいしいね」などです。

子どもの成長から見て少し進んだ語り掛けを意識することで、言葉の力が伸びることを期待できます。

子どもの感情を代弁する

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言葉が未発達な子どもは、自分の気持ちをどう表現していいかわからないものです。そのため、その都度感情を代弁してあげましょう。

プレゼントをもらったときは「うれしいね」や、お風呂に入ったときは「気持ちがいいね」と声掛けをすることで、感情と言葉が結びついていきます。

感情を表現できる力はとても大切です。感情表現ができないと、お友達と関わるようになってから、気持ちが伝わらずに誤解されてしまうことがあるかもしれません。「悲しい」「さみしい」などネガティブな感情も代弁し、気持ちと言葉をリンクさせてあげましょう。

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言葉がいくつか出てきたら、ゲームでさらにステップアップ

言葉 PIXTA

2歳を過ぎて言葉がいくつか出てきたら、簡単なクイズを出してみましょう。図鑑を見せながら「鼻が長い動物はどれかな?」などとクイズを出すと、絵と言葉と質問の意味が結びつき、言葉の力がぐんぐん伸びます。

しりとりは少し難しく、ルールを理解するまでに時間がかかりますが、できるようになると語彙力アップにつながります。最初はうまくできなくても単語が出たら、たくさんほめましょう。

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日常の関わりで、言葉やコミュニケーションのサポートを

散歩 PIXTA

絵本でのコミュニケーションも良いものですが、親子の会話はなによりのコミュニケーションです。

何を言っているのかわからない言葉に対しても、目を見て聞いてあげてください。子どもの言葉の発達は、子ども自身が「話すのが楽しい!」と思えることが大切。毎日の関わりで、子どもの言葉の力をサポートしてあげましょう。

記事の監修

株式会社子育て研究所 代表取締役

佐藤りか

株式会社子育て研究所代表、教育コンサルタント。
ベネッセコーポレーションなど教育業界で長年勤務。幼児教育から高等教育まで幅広く知見を深める。その後、株式会社子育て研究所代表取締役に就任。子どもとママ向けのアットホームなサイト「アフェクション」、編集業「ものかき」などの運営を手掛け、自身の執筆・監修や講和も多数。各種ビジネスコンテストで大賞や優秀賞の受賞歴がある。その他、東京都主催「TOKYO STARTUP GATEWAY」にてメンター&講師を務める。プライベートでは2児ママとして仕事と家庭の両立を強く意識して活動中。

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