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もうすぐ1歳!生後11か月の赤ちゃんの発育と変化

毎日育児に追われてバタバタと過ごして、気が付けばあっという間に赤ちゃんが生後11か月に。お座りやはいはいからつかまり立ちができるようになってくるころです。早い子ではもう歩きだしている子もいるかもしれません。この記事では、生後11か月の赤ちゃんの平均身長や体重、どんなことができるようになる時期なのか、成長と発育の変化についてご紹介してきます。また、赤ちゃんの成長に合わせて、注意しておきたい育児のポイントもまとめました。

PIXTA

生後11か月の赤ちゃんの発育目安は?

そろそろ1歳が近づく生後11か月ごろになると、赤ちゃんの身長や体重はどのように変化していくのでしょうか。

また、この時期にはどんな食事をとるべきなのかや、お昼寝をふくめた睡眠時間についても気になるところです。平均的にどのように変化していくのかをご紹介します。

身長・体重

生後11か月になると、個人差はもちろんのことですが、性別によっても成長に差が出てくるころです。

厚生労働省が発表しているデータによると、生後11か月~12か月の身長(中央値)は、男の子で73.8㎝、女の子で72.4㎝。体重は、男の子で9.06㎏、女の子で8.51gになります。

活動量が増えてくるころでもあるので、それと同時にだんだんとほっそりしてくる子もいます。あくまでも目安にすぎませんので、参考程度にチェックしましょう。

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食事・授乳量と回数

離乳食も完了期に近づいてきて、今まで主食だったミルクが補助的な役割になります。1日の食事の理想量は、主食+主菜+副菜を合わせて子ども用茶わん1杯強ほど。

また、飲ませるミルクは1回につき200mlを5回ほどですが、1日3回の離乳食が順調に進んでいて赤ちゃんが欲しないならば量は少なくしていってもOK。

逆に、もし離乳食がうまく進まず、おっぱいやミルクばかりを欲しがるようならば、離乳食の硬さが原因になっているかもしれません。歯ぐきでつぶせる固さになっているのがベストです。

加えて、食事に集中できるようにテレビを消し、注意をそらせるようなおもちゃが見えない場所で食べさせるようにするのもポイント。

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睡眠時間

1歳に近づくにつれて、日中起きている時間も徐々に長くなります。厚生労働省の「未就学児の睡眠指針」によると、1~3歳の睡眠時間は11~12時間ほどになり、お昼寝は1回あたり1.5時間から3.5時間ぐらい。

生後6か月の睡眠時間が13~14時間と記載されているので、おおよそ12時間程度の睡眠時間が目安となるでしょう。

また、夜泣きをする子もいるかもしれませんが、日中にたくさん遊んで体を動かすことで、夜は大人のようにしっかりとまとめて寝てくれるようになりますよ。

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生後11か月から見られる赤ちゃんの変化

乳歯 PIXTA

日々、できるようになることがどんどん増えてくる時期でもあるので、ママやパパは赤ちゃんの成長をしっかりと感じられてうれしくなりますよね。

それでは具体的に、生後11か月になるとどんな発育の変化があるか見てみましょう。

乳歯が生えてくる

はじめて乳歯が生えてくるのは生後6~8か月ごろで、まずは下の歯に2本、その後、上に2本というのが一般的だと言われていますが、順番も本数もすべてその通りではありません。

生後11か月では、上下合わせて4本生えてくるころですが、1歳でも1本だけという子もいます。

赤ちゃんによって個人差がありますが、生えてきていれば問題はありませんよ。

立っちができるようになる

つかまり立ちができるようになり、はいはいはさらに力強くなってスピードも速くなります。

両腕の力が強くなるので、つかまり立ちの要領で階段をのぼろうとしたり、イスに自分で座ろうとしたり、早い子だとこのころから1~2歩程度歩き始めるようになります。

行動範囲がさらに広がるため、ママやパパは、赤ちゃんにより目が離せなくなっているのではないでしょうか。

ただし、成長の進み具合には個人差があります。周りの子と比べずに、その子の成長を見守ることが大切です。

発声ができるようになる

ムニャムニャしたおしゃべりが多くなっているころですが、その中でも何かを要求したり援助を求めたりするときに、関心を引こうとして「マンマ」や「ババババ」などの単純な言葉を発するようになります。

また、中には「マンマ」「ママ」「パパ」など、意味を理解しながら発する子もでてきます。

このように言葉によるコミュニケーションが取れるようになると、とてもうれしくなりますよね。

言葉の理解ができるようになる

大人の言葉を理解して、要求された行動をしようとするころでもあります。

例えば、赤ちゃんに向かって「バイバイ」をすると手をふり返してきたり、おもちゃを持っている赤ちゃんに「それ、ちょうだい」とお願いすると渡してくれるようになったりします。

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生後11か月の赤ちゃんの気をつけるポイント

つかまり立ち PIXTA

赤ちゃんが自分の意思で行動していき、その範囲もどんどん広がってくるため、予期せぬ事態が起こってしまう場合も十分に想定されます。

そんな事態を避けるためにも、生後11か月の赤ちゃんの育児において必ず注意したいポイントをまとめました。

行動範囲に危険なものがないか気をつける

赤ちゃんがはいはいやつたい歩きで手が届く範囲に危ないものがないか確認しましょう。

例えば、テーブルの上に物が置かれている場合は落下を防ぐために物を置かないようにし、家具の角に赤ちゃんがアクセスできてしまう場合は、カバーを取り付けるとよいでしょう。

さらに、キッチンなど火や包丁を扱う場や階段などに赤ちゃんが近づけないよう、ベビーゲートなどの柵を立てて十分に対策しましょう。

栄養バランスに気をつける

離乳食の後期にあたる時期でもあるので、食事からすべての栄養をとりいれるように徐々に移行していくころ。食べられる食品の数も増えていきます。

時間がなくてついつい同じものばかりを与えてしまっているという人は、メニューを見直してみましょう。赤ちゃんにとって1日に必要な栄養やエネルギー量に達しているか、またそのバランスに偏りがないかをチェックします。

難しい場合は、マネするだけでいいカレンダー式の離乳食本などもありますので、それを利用すれば毎回メニューを考える必要がありませんよ。

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生後11か月の赤ちゃんは、行動範囲が広がりコミュニケーションが取れるようになる

つかまり立ち amana images

生後11か月になると、筋力もつき自分の意思が芽生えて、より自由に動き回るようになります。

また、赤ちゃんが言葉を理解しはじめるとコミュニケーションが取れるようになるので、ママやパパはさらにいとおしさが増すのではないでしょうか。

身体的な部分では個人差が目立つころでもありますが、順調に成長しているならば、その子の成長を見守っていきましょう。

生後11か月といえば、待ちに待った1歳のお誕生日も目前。記念すべき1歳バースデーの準備もそろそろはじめておきたいですね。

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