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2歳児にテレビは見せてよい?適した時間は?うまく付き合うコツ

自発的に行動し、あれしたい!これがしたい!という欲求が出てくる2歳児。それと同時にイヤイヤ期にもなり、テレビをつけるとつい長時間テレビを見てしまうことになるのではと悩んでしまいますよね。2歳ごろのテレビ視聴時間はどのくらいが適切なのでしょうか?またテレビだけでなく、録画やDVD、インターネット上の動画と上手に付き合っていく方法はあるのでしょうか?テレビのメリットデメリットを知り、子どものテレビ視聴時間について考えてみましょう。

PIXTA

まだ早い?2歳児にテレビは見せていい?

少しずつ言葉も増え始め、外遊びも活発になった2歳児。おでかけや食事は楽になったこともある一方、家のなかでどのような遊びをしたらよいのか悩む機会も増えますよね。そのなかでもとくに悩むのが、テレビを見せる時間についてなのではないでしょうか。

同じくらいの年齢を育てるママ友達のなかでも意見が分かれており、我が家はどんな風にしようか、そもそもテレビを見せてもよいのか、見せるとしたらどのくらいの時間が適切なのか、困ってしまいますよね。

お子さんにテレビ見せない方針のお母さんに質問です!
いつから見せるとか考えていますか??🙄
我が家は2歳ぐらいになったら、教育テレビを一緒に見る時間を作ろうかなって考えています!
正しいのかわかりませんが😫皆さんはどうするのか気に入りましたので教えてください!
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見せる場合にも「家事を集中してやりたいときにテレビを見てもらう」という家庭もあれば、「親と一緒のときだけ」「朝夕の教育番組だけ」と、見る番組ジャンルや状況を決めて家庭もあるようです。

元々はテレビ見せない方針でした😭
わたしもあまりみないので(><)

しかしこの間初めて、Huluでいないいないばあ!のお歌のヤツを見せたらすっっごい楽しそうにパチパチしてて(><)♥️
リズムにのってご機嫌だったので、1日15分を3回くらいと決めて見せることにしました🙆‍♀️
ただ、いないいないばあ!か、英語のものだけにしてます。
やはりテレビからの影響力ってすごくて、脳への刺激にもなるので多少は見せた方がいいのかな?と思えるようになりました(ˊo̶̶̷ᴗo̶̶̷`)
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うちも市民センターでいないいないばあを覚えて踊ってます!
可愛いですよね🌟
スマホで家でも流してますがちょっとぐらい見せてあげるのも必要ですかね?🤔
なんかガチガチにするつもりはないけど悩みます😅
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またテレビだけでなく、テレビの放送を録画したものやDVD、パソコン・スマートフォンで閲覧できる動画、月額課金制の映像見放題サービスなど、テレビ以外のメディアもどんどんと増えています。

2歳から子どもがテレビや動画などのメディアに触れるメリットとデメリットはあるのでしょうか?

【デメリット】きちんとルールを作らないと、ダラダラ見続けることに

テレビは視覚的に楽しめるため、付ければ子どもが集中してくれるなどの理由で、つい見せすぎてしまう家庭があるかもしれません。見せようと思っていた番組が終わったあともつけっぱなしにしてしまったり、子どもが「まだ見る!」と言ってきたりすることもあるでしょう。

しかし、子どもの視力への影響や、家族のコミュニケーションが減ってしまうというデメリットが考えられるため、注意が必要です。

【メリット】まねしやすく、親以外とも一緒に見ることができる

悪いことばかりではなく、良いこともあります。人と人との関わり合いや約束を守ること、生活する上でのルールや2歳児ならではのこだわりをふんわりとほぐし、愉快なキャラクターが楽しく演じているのを見て、「自分もやってみよう」「まねしてみよう」という気持ちにもなれます。

子どもと親だけでなく、世代を越えて祖父母とも一緒に楽しく見ることができるのがテレビの良いところ。テレビを見て子どもとの会話を増やしていけば、知識をつけたり相手を思いやる気持ちを身につけたり、今までチャレンジしてなかったことを始めたりするきっかけにもなりますよ。

子どもにテレビを見せるのに適した時間は?

テレビ PIXTA

長時間テレビを見続けることはよくないとなんとなく分かっていても、どのくらいの時間が適切なのか見当がつきませんよね。2歳児がテレビを視聴する時間としてちょうどよい時間はどのくらいなのでしょうか。

日本の子どもがテレビを見る時間はどれくらい?

NHK放送文化研究所が約1,000人の子どもを継続的に追跡し、テレビや子どもの日常生活、保護者の考えなどを調査したプロジェクトのレポートでは、0歳から5歳までの6年分回収・蓄積されたデータを中間報告として以下のように取りまとめています。

  • 1~5歳まで、テレビを見ている時間は平均1時間30分ほど
  • 3歳まではアニメやバラエティよりも、幼児向け教育番組をじっくり見る時間が長い
  • テレビを視聴する平均時間は1歳がピーク、その後はゆるやかに減っていく

0歳のころは視力もまだ弱いためテレビを集中して見る時間は少なく、「見る」というより「ただテレビをつけっぱなしにしている」時間が長い傾向にあります。ですが、年齢が上がるにつれ視聴する時間が増え、「遊びながら見る」「別のことをしながらときどき見る」など、いわゆる「ながら視聴」の時間も含めて1日あたり平均1時間30分ほどテレビを見るようになります。

また0歳からテレビを2時間以上見ている家庭では、その後も成長に合わせて2時間~2時間半ほどテレビをつけて見る習慣がついており、0歳から5歳までテレビの視聴時間に大きな変化がない横ばいのグラフになっています。

0歳からテレビをほとんど見ていない家庭でも、およそ1歳を過ぎてからテレビを1日あたり1時間ほど視聴させる日が増え、4-5歳ごろになると1時間半~2時間ほどテレビを見るように成長していくようです。

2歳時点だと、0歳からテレビを2時間以上見ている習慣があるグループはおよそ1日2時間(115分)、0歳からテレビをほとんど見ていないグループではおよそ1日1時間(77分)テレビを見ているようです。

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テレビと上手に付き合う方法はある?

テレビ amana images

2歳になるとテレビを視聴している家庭は多いようですが、テレビを見せるうえでパパママはどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか?

テレビを長時間見せすぎず、また想像力を豊かに育てるために、家庭に合わせたルールを決めてテレビを上手に活用するコツをお伝えします。

一緒に見て子どもと対話し、子どもの答えに喜ぶ!

テレビを見ながら、「うさぎさんは何匹いるかな?」「いちごは何色?」とクイズを出してみたり、「コアラさんがかわいいね」と声を掛けたりしてみましょう。一緒にテレビを見て会話することで、より映像や音声に興味を持って視聴するようになります。

また、トイレトレーニングや食事マナーについてなかなか一筋縄ではいかないとき、「あのキャラクターはどんな風にしてたかな?」「まねして上手にできるかな?」と問いかけてみるのもよいでしょう。幼児向け番組では子どもの成長に合った映像を制作しているので、子どもが好きなキャラクターを見付けてお手本にするのもよいですね。

テレビは「つける」「消す」のメリハリをつけるのが大事

子ども向けの教育番組は絶えず放送されているわけではなく、決まった時間・曜日にしか流れていないものもありますよね。「平日はこの時間帯だけ」「この曜日はこの番組だけ」と決めて、時間を過ぎてもダラダラと見ないように消しましょう。

メリハリを付けることで、つい長時間見てしまうくせをつけないようにできます。もし子どもがリモコンの操作を覚えていたら、リモコンを高いところに置いて避難させ、子どもをテレビのある部屋から遠ざけてみましょう。

テレビをくり返し・長時間見たがってしまう時の対応法

録画している番組やDVD、インターネット上の動画などの映像は、放送時間が決まっているテレビとは異なりいつでも好きな時間に見ることができますよね。テレビを長時間見たいとせがんだり、録画している番組を繰り返し見たがる場合はどのように対応したらよいでしょうか。

別の遊びで、テレビ・ビデオのことを忘れさせる!

絵本を読んだりブロックで遊んだり、テレビ以外のことに誘導してテレビのことを忘れさせる方法です。機関車のアニメを見ていたから機関車のおもちゃで遊ぶ、テレビで料理のまねごとをしていたからおままごとに誘うなど、少し前まで見ていたテレビと連動したものに誘導するのもよさそうですね。

最初に「1回ね」などと、見る回数を約束

映像や録画したテレビは繰り返し見ることができてしまうため、「もう一回再生して」とせがまれてしまいがちです。再生する前に「1回だけね」と約束して、終わったらすっぱりテレビを消してリモコンもしまいましょう。「この1回が終わったらお昼寝しようね」など、再生が終わったあとどうするかも伝えるとよいかもしれませんね。

視聴ルールを作ってテレビを楽しみ新しいひらめきを

テレビ PIXTA

テレビやDVDは悪い側面ばかりではなく、子どもの成長段階に合わせた教育番組やおままごとのヒントになりそうな料理番組、電車や車、動物がたくさん出てくる映像作品など、大人も子どもも楽しめるものがたくさん制作されています。

長時間見ることはあまり良いことではありませんが、テレビを見ている間はパパママが座ってちょっと息抜きできる貴重な時間にもなります。家庭に合わせた視聴ルールを作り、パパママやきょうだいと一緒にテレビを楽しみ、新しいひらめきを探しましょう!

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