子どもが喜んでくれる顔を想像しながら、一生懸命作った料理。しかイヤイヤ期が始まる2歳ごろは自己主張が強いため、遊ぶことに夢中になり椅子にいつまでたっても座らなかったり、コップに食べ物を入れたり、ワザとおかずを落とし遊び食べをしてしまったりと、ご飯を食べさせることも一苦労。
また2歳児は記憶力も発達してくるので、一度嫌な思いをした食事や嫌いな野菜などはしっかり、覚えていて拒むことも。
あの手この手を使っても食事を食べてくれない。いつになったら、このループから抜け出せれるのかと悩んでいるママも多いかと思います。そのような時にどのように乗り切ればいいのかご紹介します。
食事を無理強いしない
無理に食べさせると、せっかくのごはんの時間が楽しい時間から嫌な時間に変わってしまい、お子さんもグズグズしてしまいがちに。ママも食が進まない我が子をひたすら見続けるとさすがにイライラしてしまう時もあるかと思います。
料理が目の前にあるのにも関わらず、いつまでも食べない様子の場合は一旦料理を下げてみたり、時間で区切りをつけて食事の時間を終わらずのも1つ。
無理やり食べさして、食事自体が嫌いになってしまうのは本末転倒なので、おなかが空けばご飯は食べてくれるはず!とママも心を広く持ち乗り切りましょう。
量を減らして食べきれる量にする
料理ができ上がると、ママとしては力をつけてほしくて、ついつい多めにお皿に載せてしまうとういうこともあるのではないでしょうか。
お子さんがなかなか食べてくれない時は、あらかじめ食べきれる量をお皿に盛り付けることで「食べきれた!」「できた!」と達成感が湧き、食事に興味を持ってくれるきっかけに。
初めは量を少なめにし、お子さんの様子を見ながら徐々に分量を増やしていくと良いかもしれません。
体をたくさん動かす遊びをする
2歳児の食が進まないなら、お腹が空いていないのかもしれませんよね。あまり運動をしない子どもであれば、体をたくさん動かす遊びに誘ってみてください。
散歩に行ったり公園で遊んだり、家の中に設置できるトランポリンやジャングルジムで遊ぶのも良いでしょう。生活リズムを整えながらいつもよりよく動けば、おなかがすいてたくさん食べてくれるはずです。
調理法を変えてみる
2歳児に好き嫌いが多いと感じるなら、調理法を変えてみてはいかがでしょうか?食材自体が嫌いなのではなく、食感や味付けが苦手だと思っていることも考えられますよ。
たとえば型抜きした野菜で見た目をかわいくしてみたり、調味料を変えてみたり、もっと小さく切ってみたり。さまざまな食材を食べられるようになれば、2歳児の食育にも役立ちますね。
遊び食べも成長の過程
2歳ごろの遊び食べはママパパにとってイライラしてしまうもの。しかし遊び食べは成長の過程なのです。遊び食べをすることで2歳児は食事を楽しいものだと思い、好きになっていくのですね。
汚れを防ぐために新聞紙やレジャーシートを敷いたりすれば、ママパパのイライラも少し軽減されるのではないでしょうか。
- 川崎市宮前区役所地域みまもり支援センター「幼児食について1歳6か月~2歳頃の食事」(https://www.city.kawasaki.jp/miyamae/cmsfiles/contents/0000119/119265/youjisyoku.pdf,2023年2月28日最終閲覧)
- JSTAGE「幼児の食行動に関する研究」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh/22/4/22_4_325/_pdf/-char/ja,2023年2月28日最終閲覧)
大人がおいしそうに食べる姿を見せる
せっかく料理を作っても、子どもがなかなか食べてくれないとママも悲しい気持ちになりますよね。野菜を細かくったり、料理に苦手な野菜を混ぜてしまうなど、栄養が偏らないようにあの手この手をしてもダメ…そのような時は、食べることを強制するのではなく、まずはママやパパ、一緒に食事する家族が先においしそうに食べる姿をお子さんに見せてみるのも1つ。
子どもは大人のマネをすることが大好きなので、大人があまりにもおいしそうに食べていると、ちょっと食べてみようかと考えるきっかけに。
「なんておいしんだろう!」「こんなに美味しい料理ならおかわりしよっかな」など、大きな声で独り言を言っているような感じで、美味しい気持ちを声に出して言ってみるとより反応してくれそうです。
食べなくても出し続ける










