1歳は離乳食完了期といわれる時期
離乳食完了期にあたるこの時期は、何をどれくらい食べたら良いか、きちんと必要な栄養がとれているか不安を感じる方もいるかと思います。
1歳から1歳半は栄養のほとんどを食事からとれるようになるため、このタイミングで卒乳も進められるかもしれません。
食べられる食材が増え食事を楽しめるようになる一方、すべてを大人と同じにはできないため、調理法や調味料について悩むこともあるようです。
ママリにも、ママたちからこのような声が寄せられています。
ただ、添加物の少ないものを買って使っています。
具体的には…
ケチャップ、白ダシ、麺つゆ、醤油、味噌、みりん、酒、きび砂糖、塩、コンソメ、鶏ガラ、昆布ダシ…などです。
うちもこれで良いのかは、分からないです。ご家庭次第かも知れませんね😅
でもこの間は
鶏挽き肉とお豆腐、玉ねぎ、水煮筍と片栗粉で
シュウマイ作ってあげたら
珍しく食べてました🙌
雑炊とかはどうですか?
私は今風邪引いてるので、この5日間で
5回も雑炊作って子供と同じもの食べてます😅
取り分けって難しいですよね~
私も苦手で、
でも子供も大人と同じものを食べたがるので
子供用に合わせたものを私が食べてます😞
おかげでだいぶ薄味派になりました♥笑
まだまだ柔らかいものしか食べません😣
毎日の食事の準備は大変ですよね。小さい時期は子どもから目を離せないため、手の込んだ料理は敬遠しがち。でも、栄養バランスの良い食事を心がけたいものです。
大人メニューから取り分けたり、子どもに合わせて薄味にしたりと工夫しているようです。
食生活が大きく変化する離乳食完了期に押さえておきたいポイントと、参考になりそうなメニューや調理法について紹介します。
1歳児の食事の特徴は…
子どもの食生活が大きく変わるこの時期、食事の仕方や食べるタイミングにも変化があります。
1歳を過ぎるとほぼ何でも食べられるようになり、食事の時間が楽しくなります。1日のエネルギーと栄養のほとんどを食事から摂取し、ミルクの量も少しずつ減っていくでしょう。
すぐにもりもり食べてくれる子もいれば、初めての食感や味に戸惑い食があまり進まないタイプの子もいます。個人差があるものなので、あまり焦らず、その子に合ったペースで楽しく食べられるようにしてあげましょう。
ここでは、1歳児の食事の目安と特徴を紹介します。
手づかみ食べ
食事が楽しくなり、自分で食べようとします。
何でも手づかみで食べてしまうことに初めは抵抗を感じるママもいるかもしれませんが、これも手指を上手に使えるようになるために必要な練習です。食事の前に手を清潔にし、食べ散らかしても大丈夫なテーブルセッティングをしましょう。
コップから自分で飲めるように、両手で飲めるコップを用意しておくのも良いですね。
しばらく手づかみ食べが続きますが、それはあくまでもスプーンやフォークを使って食べるようになる練習のため。興味を持って、自分で使い始めることもあるので、子ども用のスプーンやフォークを近くに置いておくと良いでしょう。
この時期は食事のときにはテーブル周りが汚れるものだと思って、自分で食べられる楽しさや喜びを実感できるようにしてあげたいですね。
量や固さの目安
奥歯でかむ力がまだ弱いため、歯茎でつぶせる程度の硬さにしたり一口サイズにカットしたりして、食べやすく工夫しましょう。
硬さの目安は肉団子くらい。とろみをつけると食べやすくなりますよ。
毎回同じ量を食べてくれるとは限りませんが、さまざまな食材をバランスよく食べられるように心がけましょう。
好き嫌いがあるように見えても、ずっと食べられないわけではありません。全部食べてくれないとママとしてはガッカリするものですが、食べることにも体力や集中力がいるものなんです。毎回食べる練習をしていると考えて、おおらかに見守るようにできるといいですね。
炭水化物
ご飯なら80グラム。小さなお茶わんに軽く1杯程度が目安です。
初めのうちは柔らかめに炊いたご飯が食べやすいかもしれませんが、やがて大人と同じ硬さでも上手に食べられるようになります。
ご飯のほかに、食べやすくカットしたサツマイモなどのいも類も食べられます。
パンなら自分でも食べやすいので、ぐずっているときや眠たくて食事が進まないときにも活用できます。麺類は2~3センチくらいにカットして柔らかくゆでて使います。まとめてゆでておき、小分けに冷凍しておくと便利ですよ。
ビタミン・ミネラル類
野菜や果物類は、合わせて40~50グラム。手で持ちやすいようにカットした果物や、柔らかく煮た野菜を使うことができます。初めのうちはカットしたバナナやイチゴなど、子どもが好んで食べる果物でチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
タンパク質
タンパク質は大人と同じように肉や魚からとります。魚・肉なら15~20グラム程度。1食のメニューに肉と豆腐を使う場合は、どちらも半分の量にするなどして調整できるでしょう。魚は、切り身だけでなく薄味の干物も活用できます。
食べやすさと調理のしやすさを考えて、ミンチ肉を使うとメニューが便利。薄切り肉は細かくカットして使うと良いでしょう。
食事のスケジュール
規則正しい生活リズムを身に着けさせてあげたい時期でもあります。活発に遊び、お昼寝のタイミングなども決まってきているかもしれません。
食事は一日3食、大人と同じように食べますが、一度のたくさん食べられない1歳児にとっては補食も大切な栄養源。おやつタイムも栄養バランスを考えたメニューにしましょう。
捕食はお菓子を与えるのではなく、食事だけではとりきれない栄養を補えるよう、軽めの食事ととらえます。すぐエネルギーになるパンや果物などをあげます。
栄養素ごとにバランスがとれているかを考えるとわかりやすくなります。「さっき野菜を残したから、補色に果物でビタミンを補う」といった具合です。
- Pal system 子育て123「離乳食のすすめ方 12~18カ月頃(完了期・パクパク期)」(https://kosodate.pal-system.co.jp/kihon/kihon_process/process_1218/,2021年1月3日最終閲覧)
- 株式会社 明治「離乳食のすすめ方の目安<1歳(12ヵ月)~1歳半頃>」(https://www.meiji.co.jp/baby/club/category/eat/point/ea_point117.html,2021年1月3日最終閲覧)
- WAKODO和光堂 わこちゃんカフェ「離乳食の進め方」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/my1_4.html,2021年1月3日最終閲覧)
1歳を過ぎてからの離乳食、みんなどうしてる?
離乳食をイチから作るのは大変。時間も手間もかなりかかってしまいますよね。
筆者も初めは頑張って作っていたのですが、ほとんど食べてくれずに終わる…なんてことも多々あり、徐々に手抜きスタイルになりました。今は、好き嫌いもなく、すくすく育っています。
硬さや味を調整することで大人用と同時に調理できるものや、料理を取り分けて一緒に食べられるメニューもあります。上手に工夫して、食事の時間を楽しむ時間と心のゆとりがほしいものですよね。
ここでは、大人の食事から取り分ける方法や先輩ママがどうしているのかを紹介します。
取り分け可能なレシピ
もし、気になるなら、あまり汁は与えずに具だけあげるとか、汁を少し湯で薄めてあげるとか工夫してもいいかもしれません。
冬の定番メニュー鍋は、大人と同じように調理し、取り分けて与えることができます。具材の大きさには注意しましょう。
水炊きなどスープの味が薄めのものなら、子ども用にはそのまま取り分け、大人はタレでアレンジして楽しむことができます。
市販の鍋の素を使うときも、子どもには味が濃すぎないようにお湯で薄めて与えることもできるかもしれません。
調理途中で取り出してアレンジ
あとは煮魚やマカロニサラダなど柔らかめのものも取り分けてました!
煮物やシチュー・カレーなどの煮込み料理は、調理の途中で取り出して使いまわせる便利なメニューです。
どの具材も柔らかく煮るので、途中で取り出してから具材を小さくカットしたり潰したりとアレンジしやすいのがうれしいですね。
具材だけをまとめて炊いておき、一日分の材料として使いまわすこともできます。
調味料は大人と同じ?子ども専用?
酒やみりんは、持ってる本には9ヶ月位からアルコールを飛ばして使えるって書いてありました!
味が濃いものはお湯かけ流し(しらす湯引きの時みたいに)たり、お皿でもお湯いれて薄くなるようにしたりしてます(^_^;)
調味料は同じものを使っているというママが多いようです。心がけたいのは薄味にすること。調味料を少なめにして作ってから取り出し、大人用には調味料を追加して仕上げます。
同じ調味料を加減することで、煮物だけでなく具材が柔らかいものであればいため物なども一緒に調理できるので、調理の手間を省くことができます。
最近は1歳児用など明記されたものもあるので、調理の手間がかかる食材やメニューのときは、ベビーフードを取り入れても便利です。
1歳児の離乳食は「楽しく」がポイントに
離乳食、できるだけ手作りしたいというママの声も寄せられていましたが、全部を手作りするには時間も体力もかかります、子育ては理想通りにならないことだらけ。せっかく作ったのに食べてくれないこともあれば、すぐにぐちゃぐちゃにされてしまうこともあります。
上手に手抜きしながら、バランスよく食べられるような離乳食を考えてあげたいですね。
この時期は、食べ散らかすものです。汚れても大丈夫なように準備し、おおらかな気持ちで食べる練習ができるようにしてあげましょう。
食べることに夢中になっている姿が見られのもこの時期だけ。そのかわいさを楽しめるような気持ちの余裕を忘れないでおきたいですね。