これら三つの食品だけで、摂取できるカルシウム量は534mgです。たんぱく質と同じく、必要量を摂取することは決して難しくないことがわかりますね。
- 西埼玉中央病院「骨の話」(https://nishisaitamachuo.hosp.go.jp/section/cnt0_000061.html,2022年5月11日最終閲覧)
- 厚生労働省「(PDF)カルシウム(Ca)」(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4ac.pdf,2022年5月11日最終閲覧)
- 西埼玉中央病院「カルシウム/乳製品」(https://nishisaitamachuo.hosp.go.jp/section/cnt0_000064.html,2022年5月11日最終閲覧)
ビタミンA
身長を伸ばすために必要とされる次の栄養素として紹介するのはビタミンAです。
ビタミンAといえば、目や肌の健康維持に必要な栄養素とのイメージが強いかもしれません。しかし細胞を成長させたり、細胞を増やしたりする働きを担う栄養素でもあるので、身長を伸ばすためだけでなく、強い体を作るために欠かせない栄養素なのです。
しかし油溶性のビタミンAは尿として流れ出さないので、取りすぎるのもよくありません。6歳の子どもにとって必要なビタミンA摂取量もしっかりとチェックしておきましょう。
- 6歳の男の子:必要量300μgRE/日推奨量450μgRE/日上限量900μgRE/日
- 6歳の女の子:必要量300μgRE/日推奨量400μgRE/日上限量900μgRE/日
性別ごとの推奨量を摂取できれば理想的ですね。400~450μgREのビタミンAは次のような食品から摂取できます。
- ゆでほうれん草:80g(360μgRE)
- ゆで卵:1個(94μgRE)
この二つの食材だけで455μgREのビタミンAを摂取できるので、緑黄色野菜を含むバランスのよい食事をしていれば問題ないはずです。
- 厚生労働省「(PDF)ビタミン A の食事摂取基準( gRE/日)1」(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4n.pdf,2022年5月11日最終閲覧)
- 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所「ビタミンA解説「健康食品」の安全性・有効性情報」(https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail171.html#6,2022年5月11日最終閲覧)
【睡眠】しっかりと深い眠りをとれるよう環境を整えて
6歳児の身長を伸ばすための3つ目のポイントは睡眠です。運動中と同じように、睡眠中にも成長ホルモンが分泌されます。睡眠はただ疲れをとるためのものではありません。
子どもの発育への影響も注目されています。睡眠には、浅い「レム睡眠」と深い「ノンレム睡眠」の2種類があり、入眠後のノンレム睡眠にでてくる深い睡眠の間に、成長ホルモンの分泌が高まります。 ※2
眠り始めた直後に訪れる深いノンレム睡眠は、成長ホルモンの分泌によって体が成長している時間帯。
眠り始めたらそのままぐっすりと眠れるよう、子どもにあった寝具にしたり、室温を適度にしたりと気持ちよく眠るための環境を整えてあげてくださいね。
【運動】外で思いっきり走り回るのが効果的
6歳児の身長を伸ばすためには運動も大切です。なぜなら、前述した食事・良質な睡眠のために運動が不可欠だからです。運動をするとおなかがすき、食事がすすみます。また、適度な疲労によってぐっすり眠ることができるようになります。
運動によって、身長を伸ばすために重要な要素によい循環が生まれるのです。










