ママパパを悩ませる背中スイッチ…対策は人それぞれ
赤ちゃんを寝かしつける時に抱っこをしてゆらゆらしながら寝かしつけ、やっと寝たので布団やベッドに置こうとした瞬間、起きて泣いてしまう。このような経験をしたことがあるママやパパもいるのではないでしょうか。いわゆる背中スイッチといわれる現象で、これに手を焼いているママパパは結構いるのではないでしょうか。
先輩ママはこの背中スイッチに対してどのように対策をしているのでしょうか?ママリに寄せられた他のママのコメントを紹介します。
「背中スイッチ」に先輩ママはどう対応した?
それではここから、ママリに集まった先輩ママたちの体験談をご紹介します。
ベビーベッドに寝かせて、私も上半身だけ身を乗り出して耳元で子守唄、お手々にぎにぎ、トントン、で落ち着いてきたら大人ベッドに体を戻し片手だけ渡したら寝たフリします。
どれだけ視線を感じたりアウアウ話しかけられても寝たフリです。
うるさくなってくると寝たフリのままトントン。
2週間はギャン泣きされて少し抱いてを一晩中繰り返してましたが今は寝てくれます。
相変わらず抱っこで寝かし付けてる旦那は今だ背中スイッチに苦戦してます(笑)
真ん中に穴があいている授乳枕に寝かせると、背中がゆるやかに丸まり、赤ちゃんも抱っこされているように感じ安心して寝てくれるかもしれません。赤ちゃんの手と足を優しく包み込むおひな巻きも、しっかりと身体がホールドされている感じがして効果的なようです。
ベッドに置いて泣かれると抱っこしがちですが、思い切って寝たふりをして様子を見てみるのも良いかもしれません。赤ちゃんも諦めてそのまま寝るかもしれませんし、だんだんとその環境に慣れてきて自分で寝てくれるかもしれません。
背中スイッチはいつからいつまで?
何とかベビーベッドやお布団で寝てほしいと思いながら、置いたらやっぱり泣いてしまう…。この状況はいつまで続くのかしら…というのは「背中スイッチ」に困っているママパパの思うところですよね。
ママリに集まった先輩ママの体験では、背中スイッチは「いつまで」と答えられているのでしょうか。
赤ちゃんの性格や環境によって背中スイッチの終わる時期はさまざまですが、2か月前後で終わるというコメントがありました。
産まれたばかりの赤ちゃんにとっては外の世界は不安でいっぱい。寝たと思っても、ちょっとしたことで起きてしまいます。またママパパも上手に寝かしつけができないこともあります。1か月~2か月たつころには赤ちゃんもだんだんと環境に慣れていき、すんなり寝ることができるようになっていくのかもしれませんね。
ママパパもその子の個性や特徴がわかってくる時期なので、寝かしつけもすんなりできるようになるのかもしれません。
いつまでも続くものではないので、気長に付き合っていきましょう。
赤ちゃんを起こさない!先輩ママの背中スイッチ対策
いつか終わると思っていても、何かしらの対処法があるならば試しておきたいですよね。先輩ママに聞いた、赤ちゃんの背中スイッチを発動させない方法をご紹介します。
トントンで寝られるように練習する
ママのおなかから外の世界に出た赤ちゃんは、なにもかもが初体験。ベッドやお布団で「体を伸ばして寝る」ことも実は赤ちゃんにとってはなじみがない体勢なのかもしれませんね。
ですから「トントンすれば寝るはず」というのも、実際には練習が必要なことなのかも。ママリの先輩ママのコメントにも「トントンを続けていたら…」というコメントはいくつも見られました。
少しぐずぐずしても夜だったら横向けにさせてトントンで寝てくれるようになりましたよ(((o( ˆoˆ )o)))
ちなみに我が子は未だに昼間は抱っこじゃないと寝ないのですが、1ヶ月過ぎてから夜だけは添い寝して絵本読んだりトントンで寝かせる練習をしたら抱っこじゃなくても寝るようになりましたので夜だけでも抱っこじゃない寝かしつけが出来るようになると体がだいぶ楽になりますよ😊✨
一定のリズムでトントンしてあげると、赤ちゃんもママやパパがそばにいる安心感や心地良さで眠ってくれるようです。そしてトントンで寝かしつけすることが習慣になると、抱っこをしなくてもトントンすれば自分で寝てくれるようになり、ママもパパも楽になりますね。
背中ではなく、お尻に気を付けて寝かせる
世間では眠りについた赤ちゃんをお布団やベッドに置くと泣くことを「背中スイッチ」と言っていますが、実は「お尻」にポイントがありそう、という意見もありました。
仰向けではなく横向きに寝かせ、お尻に毛布を丸めて当てておくと手を離しても触られてる感覚と勘違いしてそのまま寝てくれます!
ここでご紹介したように、背中スイッチ=背中に注目しがちですが、背中スイッチ、実はお尻がキーポイントとなっているようです。赤ちゃんが寝たらお尻から下ろしがちですが、そこを頭から下ろして最後にお尻からママパパの手を抜くとうまくいくようです。
しばらくお尻の下にママパパの手を置いたまま様子を見て、確実にぐっすり寝てから手を抜くと赤ちゃんも安心して寝られそうですね。
授乳クッションにそっと置いて寝かせる
ママのおなかにいた赤ちゃんはある程度、体を丸めた状態でいたはずです。このためまっすぐ体を伸ばした状態にするより、少し丸まった姿勢の方が安心しやすい…というコメントもありました。
赤ちゃんの体を程よく丸めるために「授乳クッション」が役立つという意見もいくつかありましたよ。
背中スイッチを発動させないポジションを見つけちゃえばこの先、楽です(๑•̀ㅂ•́)✧
お尻を丸め、授乳枕の窪みに合わせて入れて首の後ろを授乳枕のカーブに合わせてあげると寝る子が多いと保育園で働く実母に教わりました!
授乳クッションの中に赤ちゃんを寝かすと、クッションの程よい柔らかさと曲線で、まるで抱っこされたままのような感覚になり、赤ちゃんもぐっすり眠ることができそうです。
筆者の子どもも赤ちゃんのころは授乳クッションに置くとぐっすり眠っていたので、この方法にはずいぶん助けられた思い出があります。
抱っこ布団で抱っこしたまま寝かせる
抱っこでゆらゆら、そしてベッドに置いて手を抜くと「え~ん…」とならないために、ママやパパと赤ちゃんの間に「抱っこ布団」をはさむという方法も、先輩ママのコメントにもありました。
抱っこ布団に寝かせて就寝前の授乳をして寝ついたらお布団へおろします。
赤ちゃんに程よい大きさ、厚さで作られた抱っこ布団。これに赤ちゃんを包んでそのまま抱っこし、寝たら抱っこ布団に載せたままベッドに赤ちゃんを下ろします。赤ちゃんは背中が布団に包まれたまま抱っこからベッドに下りることができ安心して眠ることができるようです。
また抱っこ布団があると小さな赤ちゃんでも安定感が出て抱っこしやすくなり、1枚あると活躍しそうですね。
布団を温めておく
布団に寝かせたとたんに起きてしまうのは、布団が冷たくてひんやりしてびっくりしてしまうからかもしれませんね。
布団を温めておいたら、背中スイッチが発動しなかったという方もたくさんいらっしゃるようです。
うちは子どものお布団に座って温めたり湯たんぽ3つくらい置いておいたり布団乾燥機したりして温めておくと置いてもそのまま寝てくれるようになりました🥰
赤ちゃんを抱っこして寝かしつけながら、同時に布団を温めておくのは少し大変かもしれませんが、事前に布団乾燥機をかけておく、湯たんぽを置いておくなどの準備をしてから寝かしつけをすれば、すぐに暖かい布団に寝かせてあげられるでしょう。
暖かい布団はそれだけで心地よく、大人でも眠くなってしまいますよね。
試したことのない方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
赤ちゃんの個性を知って背中スイッチ対策をしよう
寝かしつけをしてやっと寝たと思っても、背中スイッチで起きてしまうと、また振り出しに戻った気持ちになりますよね。それが頻繁にあると、ママもパパも寝不足になってしまいます。
赤ちゃんの性格や個性によって、寝かしつけは変わります。包まれるのが好きな子もいれば、そうでない子も。トントンで眠ることができる子もいれば、そうでない子もいるでしょう。
今回ご紹介した対策をぜひ実践してみて、背中スイッチ問題が少しでも解決できれば良いですね。どうしてもうまくいかない場合もあるかもしれません。どうしてもママやパパの抱っこで寝たいという赤ちゃんもいるかもしれません。
筆者もうまく寝かしつけができた日もあれば、ベッドで子どもを抱っこしながら座って寝たことも何度もありました。そんな日はしんどかったけれど、今思えばママパパがリラックスして隣にいるとよく眠っていたような気がします。
寝かしつけは悩み多き育児の一つですが、ママもパパも身体を休めながらあまりストレスをためこまずに、赤ちゃんとママパパにとってベストな寝かしつけを見つけていきましょう。