ひらがなのなぞり書きができるようになった年長さんは、次の学習としてお手本を見ながらひらがなが書けるように練習していきます。
ひらがな練習用のマス目がついたノートもありますが、最初のうちはマス目の中に上手に収められないかもしれません。真っ白な紙に自由に書かせてあげても良いでしょう。
お手本を見ながらひらがなを書く練習は、なぞり書きに比べて圧倒的に難易度が高くなります。パパママが書き方のお手本として、鉛筆の動かし方を見せてあげてくださいね。
STEP5:繰り返しの学習でしっかりと覚える
ひらがなが読めない・書けない6歳の年長さんが、ひらがなの書き方を覚えたら、あとは繰り返しの練習でしっかりと文字を覚えるだけです。お手本を見なくても書けるように練習していきましょう。
ただし、子どもは同じことの繰り返しに飽きる傾向があります。ひらがなの学習に飽きさせないためには、年長さんが興味を持って取り組めるプリントやドリルを用意してあげることが大切ですよ。
- 国立大学法人 北海道教育大学「「主体的・対話的で深い学び」の授業実践例」(https://www.hokkyodai.ac.jp/files/00003000/00003001/H29-01-1calligraphy.pdf,2021年4月8日最終閲覧)
- 認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所「ひらがな指導のポイント」(http://rise.gr.jp/revolve/wp-content/uploads/6c59a07bd833f44a8cdb1060d0c2663a.pdf,2021年4月8日最終閲覧)
年長さんにおすすめのひらがな学習教材
それでは、年長さんに飽きずにひらがなの練習をしてもらうための教材として、おすすめのドリルやプリントをご紹介します。
運筆の練習プリント「ちびむすドリル」
年長さんがひらがなの書き方に挑戦する前にやっておきたい、鉛筆の使い方をしっかりと学べるプリントです。「ちびむすドリル」というプリント配布サイトから無料でダウンロードできるので、手軽に使えて便利ですね。
内容は、縦線・横線・ジグザグ線・らせん…と、さまざまな形をなぞり書きするというもの。全部で10種類あるので、すべてクリアするころにはきっと鉛筆を上手に扱えるようになっているはずです。
七田式(しちだ)ひらがなリズムがきプリント
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七田式から販売されている、ひらがなのなぞり書きプリントです。特徴は「ひらがなをリズムで覚えられる」ということ。
たとえば、「け」の文字なら、「たてぼう・ぴゅ」「みじかいよこで」「まんなか・しゅ」と、リズムとともにひらがなの書き方と書き順の両方が覚えられるようになっています。価格は550円(税込)と、低価格なのに使いやすい表現になっているのでぜひ使ってみてくださいね。
すみっコぐらし学習ドリル 入学準備~小学1年のひらがな カタカナ
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年長さんがひらがな学習に飽きてしまわないよう、「すみっコぐらし」のかわいいドリルを使うのもおすすめ。ページ内にもキャラクターのイラストがたくさん描かれていて、楽しくひらがなとカタカナの書き方と書き順が学べる内容です。
迷路やゲームが掲載されているところも、年長さんを飽きさせないためのポイントの一つ。1冊で250の言葉が習得できるので、クリアするころにはしっかりとひらがなをマスターできているでしょう。
年長さんのひらがな学習は興味を持ったときに始めてみて
6歳の年長さんでひらがなを読めない・書けないというのは、特に問題ではありません。ただし、子どもがひらがなに興味を示しているようなら、自宅での学習を始めるタイミングだと考えられます。
カルタやパズルを使ってひらがなに興味を持ってもらえれば、読み書きができない年長さんでも、あっという間にひらがなを覚えてくれるはず。ご紹介した教え方やプリント、ドリルを活用すれば、年長さんの子どもでも飽きることなくひらがなの練習をしてくれるでしょう。