きな粉ヨーグルトは栄養満点で甘く、離乳食レシピの定番ですよね。しかし、きなこヨーグルトを食べてくれないという子どももいるようです。
離乳食レシピ通りに作ってもきな粉ヨーグルトを食べてくれない場合は、もしかしたら味が嫌なのではなく、パサパサ感が気になって嫌がっているのかもしれません。
パサつく食べ物が苦手な子どもなら、きなこをお湯で溶かして喉どおりを良くしてあげるのも調理法の一つ。今まで嫌がっていたきなこヨーグルトも、パクパクと食べてくれるようになるかもしれませんよ。
栄養満点レシピならヨーグルトサラダ
ここまではヨーグルトをメインにする離乳食レシピを紹介してきましたが、さらに栄養満点にするなら、ヨーグルトをソースにしたサラダを作るのもおすすめです。
甘いものと組み合わされることの多いヨーグルトですが、ソースにすればさっぱりとしたサラダが完成します。
作り方は簡単で、食べやすい硬さ・大きさにした野菜をプレーンヨーグルトであえるだけ。使う野菜はカボチャ、ジャガイモ、サツマイモ、ニンジンのゆでたものやキュウリなどがよく合いますよ。
ただしマヨネーズは離乳食完了期からしか使えませんので、もしヨーグルトと混ぜるならカッテージチーズなどのほうがおすすめです。
離乳食でヨーグルトを与える際の注意点
レシピを工夫すれば離乳食で大活躍してくれそうなヨーグルト。ただし離乳食でのヨーグルトには注意するべきポイントもあります。離乳食で初めてヨーグルトを与える際には、次の三つの注意点を意識しながら、慎重に食べさせるようにしてください。
開封したばかりのヨーグルトを食べさせる
まず離乳食に使うヨーグルトは、開封したばかりの新鮮なものを用いるのが基本です。
加熱処理する必要はありませんが、開封したてのものを食べさせたほうがパパママも安心ですよね。
またヨーグルトは開封して日が経つほどに酸味が増していきます。ヨーグルトは発酵食品ですから、保管する日数が長くなるほど乳酸菌が働いて酸味が強くなるのです。
離乳食期の子どもは酸味が苦手なこともあるので、なるべく新しく新鮮なヨーグルトを使いましょう。
- 明治「ヨーグルトの基礎知識」(https://www.meiji.co.jp/yogurtlibrary/laboratory/yogurt/02/01/,2022年6月1日最終閲覧)
- 明治「ヨーグルトをおいしく食べよう」(https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/know/lovable-milk/yogurt/eat/,2022年6月1日最終閲覧)
冷凍保存はしない
離乳食を冷凍保存されているママもいらっしゃいますよね。しかしヨーグルトの冷凍保存はおすすめしません。
なぜなら冷凍保存をするとヨーグルトに含まれる水分が凍り、分離したりざらついたりと食感が悪くなるからです。しかし凍らない程度の低温で保存すると乳酸菌の活動が抑えられて、酸味が強くなりにくくなるという特徴もあります。
そこでおすすめなのがチルド室での保存。凍らないように注意しながらチルド室で保存すると、風味を保てますよ。
- Jミルク「ヨーグルトの保存方法と利用方法」(https://www.j-milk.jp/findnew/chapter3/0506.html,2022年6月1日最終閲覧)
- 森永乳業「ヨーグルトを冷凍保存できますか」(https://faq.morinagamilk.co.jp/faq_detail.html?id=46,2022年6月1日最終閲覧)
小さじ1杯の量から試し体調を観察する
離乳食中期に入り、初めてヨーグルトを食べさせる…そのようなときは、まず小さじ1杯くらいの少量から始めるようにしてください。ヨーグルトに含まれる乳成分は、食物アレルギーの原因になる可能性もあります。
乳製品は加工したり発酵させたりしても、食物アレルギーへの影響は変わりません。特に離乳食初期には牛乳・スキムミルクなどを与える時期ではないので、ヨーグルトが初めて食べる乳製品になることも考えられますよね。
小さな子どもは牛乳アレルギーが見られる場合もあるので、慎重に食べさせ始めることが大切。初めて食べさせるときは少量から始め、子どもの様子を注視しましょう。