離乳食でキャベツはいつから食べられる?
キャベツはクセが少なく、離乳食としても与えやすい食材です。ビタミンCやビタミンK、葉酸など栄養満点で、離乳食でも積極的に使いたい野菜。。
離乳食としてはどのくらいの時期から食べられるのか、どのくらいの量がいいのかなど、キャベツを離乳食に使う際の目安について見ていきましょう。
キャベツは離乳食初期から食べられる
キャベツは、離乳食初期の5~6か月ごろから食べられる野菜のひとつ。ただ、そのままでは赤ちゃんに与えることはできないので、最初のうちは葉の部分を加熱してやわらかくし、すりつぶす必要があります。ゆで汁などを加えてのばし、ポタージュ状にすると食べさせやすくなりますよ。
ミルクと離乳食の割合は9:1くらいになるようにし、初期のころは1日1回ひとさじずつから食べさせていき、少しずつ与える量を増やしていきます。
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-07,2021年6月29日最終閲覧)
- パルシステム「離乳食OK食材~選び方早見表~」(https://kosodate.pal-system.co.jp/kihon/zissen/okfoods/,2021年6月29日最終閲覧)
- カゴメ「キャベツ]栄養を逃さない料理のコツと保存法」(https://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/cabbage/,2021年6月29日最終閲覧)
キャベツの調理や保存のポイントを解説
次に、離乳食に使うためのキャベツの選び方や下ごしらえ、保存のポイントについてご紹介します。
季節によって異なるキャベツの特徴
キャベツは年間通じて手に入りやすい野菜ですが、季節によって特徴が異なります。それぞれの特徴をつかんで新鮮なものを選び、調理法も使い分けてみてください。
春キャベツ
春のキャベツは葉がうすくてやわらかく、新キャベツとも呼ばれています。葉がふんわりと巻いていて、重さが軽いものを選ぶのがおすすめ。
3月から5月が旬となり、水分が多くて甘みがあるので、生で食べたりサラダにしたりするのに向いています。冬キャベツに比べてビタミンCやカロテンの含有量が多くなるので、旬の時期にはぜひ手に入れたいですね。
夏秋キャベツ
夏場から秋頃まで出回る、葉がやわらかいのが特徴のキャベツ。高原キャベツと呼ばれ、夏場でも涼しい地域で生産されるものです。
冬キャベツ
春以外に出回っているキャベツで、2月ごろの寒い時期には特に甘みが強まり、寒キャベツと呼ばれることもあります。葉がしっかり詰まっていて、ずっしりと重みのあるものを選ぶのがおすすめ。
葉は硬いものの甘みが強く、生食以外に炒め物や煮込み料理など、さまざまな調理方法でおいしく食べることができます。
- 独立行政法人農畜産業振興機構「キャベツ」(https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/0707_yasai1.html,2021年5月12日最終閲覧)
- 東邦大学医療センター大橋病院 栄養部「春キャベツ」(https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ohashi/eiyobu/blog/tjoimi0000001omt.html,2021年5月12日最終閲覧)
- カゴメ「キャベツ]栄養を逃さない料理のコツと保存法」(https://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/cabbage/,2021年6月29日最終閲覧)
キャベツを離乳食に使うための下ごしらえ
キャベツを離乳食に使う際には、やわらかい内側の葉を使うのがポイント。芯や硬い外側の葉は離乳食には向いていません。
赤ちゃんの成長時期にもよりますが、最初は加熱してやわらかくし、すりつぶしてペースト状にする必要があるので、ブレンダーなどの調理道具があると便利です。加熱方法は鍋でゆでる以外に、シリコンスチーマーなどを使用してレンジで温めるのもお手軽です。
キャベツは繊維が残りやすいので、最初のうちは裏ごしして、なめらかなペースト状にすると赤ちゃんも食べやすくなります。ビタミンは水に溶けやすいので、ゆで汁なども一緒に与えるとしっかり栄養を摂取できるでしょう。
- 大阪市中央卸売市場「市場内事業者の「美味しいもの 美味しい時」情報」(http://www.shijou.city.osaka.jp/sikyoportal/?page_id=673,2021年5月12日最終閲覧)
- 独立行政法人農畜産業振興機構「キャベツ」(https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/0707_yasai1.html,2021年6月29日最終閲覧)
キャベツを長持ちさせる保存方法
キャベツを丸ごと購入した場合、使い切るまでに何日もかかってしまうことがあるので、新鮮さを失わないように保存しておきたいですね。
丸ごと保存する場合には、芯をくりぬいて湿らせたペーパータオルを詰め、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保管すると、水分を失わずにみずみずしさを保つことができます。カットした場合は、ラップで包むとキャベツが呼吸できず黒ずんでしまうので、ビニール袋に入れ替えて冷蔵庫で保管すると良いでしょう。
ペースト状に下ごしらえしたら、フリーザーバッグなどに入れて冷凍保存することもできるので、必要な分だけ解凍して使うと毎回の準備も楽になりますよ。
- KAGOME「「キャベツ」栄養を逃さない料理のコツと保存法」(https://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/cabbage/,2021年5月12日最終閲覧)
- 旭化成ホームプロダクツ「保存テクニック キャベツの保存」(https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/preservation/vegetables/food25.html,2021年5月12日最終閲覧)
キャベツをはじめ離乳食での野菜の取り入れ方や、そのほか離乳食についての記事をもっと読みたい方は、下記よりごらんください。
離乳食後期にはキャベツとほかの食材を組み合わせて
離乳食の初期には、シンプルにキャベツを加熱してすりおろしたものが適していますが、後期になって食べられるものが増えてきたら、ほかの食材と組み合わせたメニューにするのもいいですね。
キャベツは癖がなくほのかな甘みがあって食べやすいので、ペースト状にしたものをしらすのお粥にまぜたり、マッシュポテトに混ぜたりして、さまざまなアレンジで多彩な離乳食を作ることができます。肉類との相性もいいので、ひき肉と一緒に煮込んだスープなどもおすすめです。
先輩ママも実践!キャベツの離乳食レシピ
それでは、実際に先輩ママが実践している体験談から、おすすめのキャベツの離乳食レシピや、加工方法、与え方などを学んでいきましょう。
キャベツペースト
離乳食初期から食べられるキャベツ。最初はペースト状にする必要がありますが先輩ママはブレンダーを使っていたそうです。
キャベツもやわらかく煮てある程度量があればペーストにしていました!
繊維が気になる場合は、その後こしてました◎
少量だとすり鉢とかでやった方が早いですね💦
キャベツだけでなく、いろいろな食材をペースト状にするのに役立つブレンダー。ブレンダーが無い場合は、すり鉢ですりおろして裏ごしすることもできますね。
キャベツのスープ
キャベツを鍋でゆでた際に出る汁は、ビタミンをたくさん含んでいるだけでなく、甘みもあるのでスープとしてもおいしく食べられます。
相談したら、たまねぎにんじん、キャベツなどの甘みのある野菜からとったスープや、手作りの出し汁だったらどんどん使っていい、と言われて、使いだしたら食べるようになりました(♡ˊvˋ♡)
キャベツなら、野菜スープで伸ばしたりしたら、美味しいかもです✩°。⋆
うちはキャベツ、にんじん、たまねぎをクタクタに煮込んだ後のスープを冷凍しておいて、いろんな具材の時に伸ばしたりするのに使ってます(o^∀^o)
鰹と昆布からとった出し汁も冷凍しておけば、簡単に混ぜれますよ(♡ˊvˋ♡)
キャベツのゆで汁は、ほかの食材をペースト状にする際にも役立ちそうですね。甘みがあるので調味料も必要ないのがうれしいポイント。キャベツをゆでた後のゆで汁は、捨てずに再利用してみてください。
栄養豊富でやさしい甘みのキャベツで離乳食
離乳食は、大人と同じ調味料では塩分が多すぎるので、味付けをどうするか悩むママパパもいらっしゃるのではないでしょうか。キャベツは栄養が豊富で使いやすいだけでなく、ほのかな甘みで赤ちゃんもおいしく食べられるなどメリットもあり、離乳食として最適の食材です。ぜひお試しください。