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性の対話を身近に。はじめての生理準備BOX「READY BOX」

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my-muse編集部:このボックスがあることで、性の対話のきっかけにしやすいでしょうね!

そうなって欲しいですね!小さい時は親子で開けてもいいし、大きくなってからも振り返って一人で見てもらえたらうれしいなと思います。

シングルファザーの方からも、自分ではよく分からないから、こんなボックスがあるとありがたいというお声もよく聞きます。

海外留学経験のある三上さんが思う、日本の性教育のこと

今後の展開について

my-muse編集部:今後はどのように展開していきたいと思っていますか。

三上麗さん:今動いている「生理」に関するボックスでは、ニーズがあれば、中身を変えることや、男の子が生理について学べるものも作っていきたいです。

将来的には、それ以外の性教育に関するボックスも作っていきたいですね。例えば、プライベートゾーンとか性的同意、性病、セルフプレジャー、精通についてなど。色んなタイミングで必要なことを伝えられるように、サブスクリプションサービスなどもできたらいいなと思っています。

今感じている課題は

my-muse編集部:今後の展開に向けて今課題だと感じていることはありますか。

三上麗さん:難しいことだらけですが…まずは日本国内での性教育の重要性や、学ぶことへの意識をより高めていきたいと考えています。性教育をもっと気軽に、身近に感じてもらえるように、ベストな情報の伝え方を考えていくのが課題です。

日本の性教育は他国と比較しても非常に遅れているので、3歳くらいからプログラムとしてできたらいいなと思っています。私はベビーシッターもしていて、近くで子どもたちの成長を見ていると、性に関する会話ができるタイミングってたくさんあるなって思うんです。

例えば、「ママのお尻から血が出た」とか本当にピュアな気持ちで話してたりするんですよ。そういった性教育のベストなタイミングをたくさん逃して、小学校高学年で勉強するのって、ちょっと唐突かなと。早め早めに教えていけたら、子どもも大人ももっとスムーズに性について会話できるようになるのかもと思いますね。

あと、この商品の難しいところは、購入者が大人だということ。子どもたちに届けたくても、ボックスを購入していただく方は、ご両親だったり、先生だったり、大人なので、そこが難しいなと思っていて。

子どもたちが自分で欲しい!と思っても、自分で手に取れない、そもそもこのボックスの存在を知ることができない。日本ももっと性についてオープンな文化があれば、キッズyoutuberと一緒にボックスを開けてみたりすることもしてみたいです。一緒にやってくれる人いないかな…?(笑)

子どもたちに直接お届けするにはどうしたらいいか考えているところです。

インターン大学生が三上さんのお話を聞いて

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今回は、Mellia株式会社でインターン中の大学生もインタビューに参加!大学生目線での質問にもお答えいただきました。

大学生:正しい性教育が行き届いていないことによって、大人にも曲がった性の知識や趣向が生まれてしまっていることもあるかと思います。今後その世代へのアプローチも考えていますか?

三上麗さん:今は、子どもたちへの教育に注力したいと思っていて。その子たちが大人になるころに、社会がより良く変わっていたらいいなって思っています。

大人向けの情報としては、最近youtubeをアップしています。友人や私のパートナーにも協力してもらったりもしているのですが、自分と違う人の意見を聞いて、世の中の色んな意見を知ることが、視野を広げる上で大切だと思っていて。youtubeでは、私たちと同世代の20-30代の方や、もう少し上の世代の方にアプローチできたらと思っています。

大学生:三上さんのお話を通じて、日本の性教育の遅れを痛感しました。幼いころから性に対して健康的な意識を持つことができるように、教育していくべきなのだと考えました。生理準備ボックスの立ち上げに対する思いやこだわりを伺うことができたので、身近な子どもたちにぜひプレゼントしたいなと感じました。

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取材対象者:三上 麗 Ulala Mikami

READY BOXプロジェクト代表。高校時代に性被害を経験し、それ以降は性被害の啓発活動や性教育の大切さの発信を始める。大学時代は、人身取引被害者支援をするNPO法人ライトハウス広報インターン、学生団体コンゴの性暴力と紛争を考える会のメンバーとして活動。大学4年生からは、NPO法人ピルコンにてフェローとして小中高大学生への性教育の公演を行い自分を大切にするための情報提供に努めてきた。

記事提供:my-muse

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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