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監修:伊組 公郎

仕上げ磨きはいつまで必要?何歳まで必要か先輩ママの意見も参考に!

小さな子どもを持つパパママにとって毎日の仕事である「仕上げ磨き」。ただ、「仕上げ磨きはいつまで必要なのだろう?」「小学生にも仕上げ磨きは必要なの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、仕上げ磨きが何歳まで必要なのか一般的な目安を解説します。最後に先輩ママたちの体験談をピックアップし、皆さんはいつまで仕上げ磨きをされていたのかも紹介しますので目安として活用してくださいね。

子どもの仕上げ磨きはいつまで?目安を紹介

子どもが幼いころから毎日する仕上げ磨き。だんだん子どもが大きくなってくると、「そろそろ卒業してもよいのかな?」と考えることもあるでしょう。子どもの仕上げ磨きが何歳まで必要なのか目安を見ていきましょう。

仕上げ磨きは9歳(小学校3年生)までが目安

目安として小学校3年生までは、必ず保護者の方が歯磨きの仕上げをしてあげてください。この頃までは、乳歯と永久歯が混合して生えており、歯並びが複雑なので、お子さまの歯磨きだけでは磨き足りません。赤ちゃんの時のように全部磨く必要はありません(それではやる気を損ねてしまいます)。足りないところを補うつもりで、磨きにくいところ(例えば生えたばかりの永久歯など)を中心に仕上げ磨きをしてあげましょう。 ※1

仕上げ磨きは、9歳(小学校3年生)くらいが一つの目安となります。「クリニカ」の歯ブラシや歯磨き粉などを販売するライオンのHPでは、小学校3年性までは必ず仕上げ磨きをするように記載されており、複数の歯科医は「10歳~12歳くらいまで」の仕上げ磨きを推奨しています。

10歳前後は、乳歯が永久歯に生え変わるタイミングのため、生えたばかりの永久歯が虫歯になりやすい時期のためしっかり仕上げ磨きをするのがおすすめです。

仕上げ磨きがいつまで必要かは、子ども自身がどれだけしっかり磨けているかによる

歯磨き PIXTA

仕上げ磨きがいつまで必要かは、子どもが自分で歯をしっかり磨けているかどうかによって異なります。子どもが自分でしっかり磨けているようであれば、仕上げ磨きは早めに卒業できるかもしれませんし、逆に年齢があがっても自分でしっかり磨けなければ仕上げ磨きが必要です。

仕上げ磨きのポイントや、虫歯になりやすい箇所を知ることが大切

歯科検診 PIXTA

上述したように、歯磨きがしっかりできていれば早めに卒業しても問題ありませんので、定期的に歯科医院で歯磨き指導を受けるのがおすすめです。

虫歯になりやすいポイントや、どれだけ磨けているのかを知ることで、子ども自身が自分の歯を大切にする気持ちを育むことができる上、仕上げ磨きをするときのポイントを学ぶ機会にもなります。

歯科医院によっては、歯垢(しこう)を染め出して磨き残しのチェックを行ってくれるところもあります。子どもの磨きにくい部分を視覚的に確認するのにおすすめですので、かかりつけの歯医者さんに相談してみてくださいね。

出典元:

先輩ママはいつまで仕上げ磨きをしていた?

歯磨き amana images

仕上げ磨きをいつまでするかの目安を紹介しましたが、実際に先輩ママたちは何歳まで仕上げ磨きをしてあげているのでしょうか?

ママリに寄せられた投稿の中から先輩ママたちの声をピックアップしましたので、皆さんの実情を知るための参考として見ていきましょう。

夜だけはまだ仕上げ磨きしていて、朝と昼は本人に任せてます。年中からです
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今上が6歳ですが夜だけはしっかり仕上げ磨きやってます
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朝は親が軽く磨いて、お昼は幼稚園で自分で磨いてきて、夜はしっかり仕上げ磨きしてます!1日一回しっかりすればいいと言われたので。
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先輩ママたちの体験談を見ると、意外と朝・昼は子どもに任せているという声が多く見られました。眠っている間は虫歯になりやすいので夜はしっかりと仕上げ磨きをしてあげることが大切ですが、朝・昼は歯磨きの練習も兼ねて子ども自身に磨いてもらっても良いかもしれませんね。

うちの市では小学校4年生くらいまではやってあげて欲しいと推奨してますよ
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10歳までは仕上げ磨きする様に市の歯科検診で言われました!!
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小学校や市の検診で、10歳くらいまで仕上げ磨きが必要と言われたという声が複数ありました。どれだけきれいに磨けているのかにもよりますが、小学校低学年のうちは仕上げ磨きをしてあげると考えるのがよさそうです。

自分で磨けるようにしていくことも大切

歯磨き PIXTA

仕上げ磨きをしてあげることも大切ですが、いつまでも続けるわけにはいきませんよね。子どもが1人できれいに歯を磨けるよう、仕上げ磨き卒業に向けて磨き方を教えてあげることも同じくらい大切なことです。

仕上げ磨きをしなくても自分できれいにできるよう、歯磨きの練習をさせてあげるようにしましょう。子ども1人での歯磨きが練習だと考えると、先輩ママたちのように朝と昼は子どもに歯磨きを任せるスタイルが理想的なのかもしれませんね。

子どもがしっかり歯を磨けるようになるまでは仕上げ磨きが必要

歯ぶらし PIXTA

「仕上げ磨きはいつまで必要なの?」「何歳になったらやめればいいの?」と、疑問に思いながら毎日の仕上げ磨きをしてあげているパパママもいることでしょう。

目安としては小学校低学年までですが、子どもの歯の健康を守ってあげることがパパママの責任だと考えると、子どもが1人でしっかりと歯を磨けるようになるまでは仕上げ磨きが必要と言えるかもしれません。

歯磨きがきちんとできているのかのチェックのためにも、定期的に歯科健診を受けるようにしましょう。

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記事の監修

いぐみ歯科矯正歯科 理事長

伊組 公郎

東京都出身。歯科医師。
平成22年九州歯科大学卒業。平成27年東京都中野区にいぐみ歯科矯正歯科開設。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科など幅広く診療をしている。特にマウスピース矯正に力を入れている。二児(1歳、5歳)の父として子育てに奮闘中。最近の悩みは子供のおねしょ問題です。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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