外で頑張っている反動で妹や弟にきつく当たるということもあるようです。子どもは子どもながらに外では気を張って生活していると思うと、うまくストレス発散しながら家や家族と過ごす時間が少しでも安らげるようにしてあげたいなという気持ちになりますよね。
手が出たら止めよう
喧嘩になったらどうするのかについて家庭内であらかじめ約束しておきましょう。
「手が出たら、Aくんはクールダウンの部屋にいく」「嫌な気持ちになった時点でBくんは親を呼ぶ」等です。
喧嘩になってしまったら言い聞かせることは困難です。
物理的にふたりを離すしかないのでそれも事前に約束しておき、淡々と親は約束を実行してください。
大声で怒鳴ったりお仕置きをするなど恐怖で事態を収束させることはやめてください。
(効き目はないですし、虐待とみなされます) ※3
喧嘩(けんか)は特別なことではありません。喧嘩(けんか)はしてもいいけれど、喧嘩(けんか)中にしてはいけないことや喧嘩(けんか)になったらやることをそれぞれ決めておくとヒートアップせずに済みますよね。
大事なことはママやパパも一緒になって怒らないこと。あくまでも「冷静に」がポイントとなるようです。
けんかは、子どもの自我の要求のぶつかり合いです。そこで我慢をしたり、譲ったり、という気持ちのコントロール法を学んでいき、人間関係の能力が磨かれていきます。とはいえ、友達との間では、なかなか派手なけんかもしにくいものです。自分の要求を思いっきりぶつけてけんかできるには、相手がきょうだいだからこそ。むしろきょうだいのいいところは、こうして遠慮なく、思いっきりけんかできるところだと思います。
家では毎日けんかばかりしているきょうだいでも、外で他の子に弟がいじめられたりすると、心配したりかばったりするものです。子どものけんかは、人間関係のトレーニングのひとつと思い、「するのが当たり前」とドンと構えていきましょう。 ※4
兄妹喧嘩には意味があり、兄妹という関係性だからこそできるもので成長のためには必要なものと考えると、少しだけ気持ちが楽になりますよね。そんな理由で…と言いたくなるような小さなことでぶつかり合っているのを見るのは大変ではありますが、子どもにとっては喧嘩(けんか)もまた人生経験の一つと言えるのだと思います。
原因を知れば解決方法が見えてくるかも
喧嘩(けんか)は、する方も見る方も楽しいものではないですよね。大人であれば喧嘩(けんか)しないで済むように言いたいことを我慢したり、言い方に気をつけてみたりとまずは喧嘩(けんか)を回避することを考えると思います。
しかし、子どもにとっては喧嘩(けんか)も成長するための大事な試練。だからこそ、喧嘩(けんか)をしないというルールを作るのではなく、喧嘩(けんか)が起きたらどうするか・絶対にダメなことは何かなど、起きた後にどうするかを子どもたちと一緒に考えることをしたいですね。
また、解決方法が見つからなかったり、疲れてしまったと思う時は1人で悩まず積極的に誰かに頼ることも忘れないでくださいね。










