こんなに違う?子どもが感じている暑さ
大人でも暑くてたまらない毎日ですが、実は子どものほうが暑さを感じています。
暑さは身長によって体感が変わるとされており、アスファルトに近ければ近いほど、体感温度も高くなります。つまり、身長が低ければ低いほど、暑さを感じていることになります。
例えば、気温が30度の日はアスファルトの表面温度が50度以上になり、身長160cm前後の大人が顔周りで感じる温度は気温と同じ30度ほど。しかし小さな子どもはアスファルトに近い分、顔周りの温度は38度くらいになり、10度近くも感じている温度が違うのです。
従って、同じ環境下でお散歩をしても子どものほうが危険な状況に。十分に注意する必要がありますね。
- ウェザーニュース「子ども が感じる暑さとは」(https://weathernews.jp/s/topics/201706/090095/,2022年7月19日最終閲覧)
- めざわこどもクリニック「熱中症」(https://www.mezawacodomoclinic.jp/,2022年7月21日最終閲覧)
真夏のベビーカー、隠れた危険性
セコムでは、「大人よりも気温の変化に敏感な子どもたちは、今の暑さをどのように感じているか」という調査が行われました。
子どもは顔の位置が低く、アスファルトからの照り返しの影響を受けやすいとされていますが、実際はどのような状況にさらされているのでしょうか。
調査が実施された日の気温は34.9度、地面の温度は57度。ちょうど小学校低学年くらいの子どもの高さ、地上120cmの位置での体感温度は41度に達していました。さらに、ベビーカーに乗った子どもの頭の位置では、なんと50度にも!あまりにも高く驚きました。ベビーカーに乗っている子どものほうがより危険だということが明白です。
また、日陰だと地面の温度は38度。地上120cmの位置では35度、ベビーカーでの位置では36度でした。日陰だと随分違うのですね。ベビーカーでの移動のときは、日陰を歩くことを心がけましょう。
筆者は普段ベビーカーに次男を乗せて長男の幼稚園まで送迎をしているので、この結果にはショックを受けました。ベビーカーに乗っている子どもの様子は、特にしっかり確認する必要がありますね。
暑さ対策には、「色」にも要注意
また、暑さ対策には「色」も重要なポイントだそうです。
髪の毛のような「黒」は熱を吸収しやすく、温度も高くなります。なので夏の外出には帽子が必須です。しかし、帽子が黒だとあまり意味がありません。「白」は光を反射して熱もはね返してくれるので、帽子だけでなく衣類は白っぽい色を選んであげましょう。
さらに、ベビーカーの赤ちゃんを日差しから守るために紫外線カットのカバーを利用するママもいると思います。そのカバーも黒い色だと、紫外線は防げても熱は吸収してしまうため、暑さ対策にはなりません。
- セコム「子ども の熱中症対策」(https://www.secom.co.jp/kodomo/p/20130712.html,2022年7月19日最終閲覧)
子どもを暑さから守りたい!ベビーカーで使えるひんやりグッズ5選
子どもが感じる暑さを、少しでも和らげてあげたいもの。そこで、ベビーカーでも使える夏のひんやりグッズを五つ紹介します。
暑くてたまらない今の季節、ベビーカーに乗る赤ちゃんの不快感を少しでも解消してあげられますように。
1.日差しから守る&ひんやり気持ちいい メッシュUVケット
薄手でさらに接触冷感・メッシュ素材なので、さらりとしていて蒸れません。UVカットなので紫外線対策にもなりますし、抱っこひも装着時のUVカバーとしても使えます。
ベビーカーに子どもを乗せていると、足元や下半身だけギラギラ日差しが当たっていることはありませんか。タオルケットだと暑そうですし、対応してあげたいですよね。
ありそうでなかった薄手でメッシュ、紫外線カットまでしてくれるこのひんやりケットなら、暑さ対策もUV対策も共にバッチリですね。
2.ベビーカー・抱っこひもにも使える保冷剤 ベビーパッド
冷凍庫で冷やしても、固くならず柔らかいままのジェル袋を専用カバーに入れて使用する保冷剤です。専用カバーにはひもが付いていて固定することができ、ベビーカーでも抱っこひもでも使えます。
熱くなりやすい赤ちゃんの背中や頭を心地良くひんやり冷やしてくれる、夏のおでかけには欠かせないグッズ。
また、ベビーカーや抱っこひもを保冷剤としてだけでなく、専用カバーのひもを外してアイス枕としても使えるので、一家に一つは持っておきたいアイテムですね。
3.赤ちゃん快適、ベビーカー用さらさらシート
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ベビーカーに乗る子どもが、涼しく快適に過ごすためのベビーカー用シートです。
メッシュ、断熱素材、メッシュの三層構造が空気の流れを良くし、体温が高い子どもの体から出る熱を逃がします。背中を蒸れにくくし、さらさらに保つことができますよ。
ベビーカーに乗っている赤ちゃんが感じる暑さは相当なもの。ベルトで固定されているので、背中は熱がこもって汗でびちゃびちゃ…そうなれば赤ちゃんだって気持ち悪く、ぐずってしまうのも無理はありません。
こちらの専用シートを使うことで、背中はさらさら。赤ちゃんも気持ち良くお散歩ができます。このシートはクッション性にも優れているので、夏だけでなく年中使えるのでおすすめです。
4.首元をひんやりさせる、サマースカーフ
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水に浸して首に巻くだけで簡単にひんやりクールダウンできるアイテム。日本製高分子吸水ポリマーシート使用の何度もくり返し使えるエコな商品です。
色や柄も豊富で、兄弟・姉妹でおそろいにしてかわいく暑さ対策ができちゃいます。使い捨てではないので、環境にもお財布にも優しくてうれしいですね。
5.遮熱シートでアスファルトからの熱をシャットアウト!
ベビーカーは地面に近い高さにあるので、歩いてベビーカーを押す大人より、アスファルトからの熱を感じやすく、ママの体感温度よりさらに高い温度になっていることも。
太陽を浴びて高温になったアスファルトからの照り返しを遮断してくれるのは、ベビーカー用遮熱シートです。直射日光から守るため、ベビーカー上部の対策は行っていても、下部にまでは気が回らないことがあるのではないでしょうか。
アルミの遮熱材でできた遮熱シートを、ベビーカーの下部に装着するだけで赤ちゃんの体感温度も大きく変わるはず。調整ベルトが付属していて装着も簡単なのでぜひお試しください。
6.夏のお出かけはこれひとつでOK!ベビーカー用保温保冷防滴マザーズバッグ
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暑い日のお出かけには、赤ちゃんの水分補給に飲み物や哺乳瓶の準備も欠かせません。しかし、あれもこれも詰め込み過ぎて重くなりすぎ、ママに負担がかかってしまうことも。
赤ちゃんのケアに必要なグッズはすべて収納でき、ベビーカーに取り付けられてママもらくちんなのが、ベビーカー用保温保冷防滴マザーズバッグ。
保温保冷防滴機能付きなので、冷たい飲み物を入れてもぬるくならず、結露による水滴も防げるので、夏のお出かけには欠かせないバッグになりそうです。
ベビーカーを押している間は重い荷物を持つ必要がなく、必要なときには簡単に取り外して持ち運びできるのでとっても便利ですよ。
7.取り付けたまま折りたたみできて便利なベビーカーサンシェード
炎天下の中でのお出かけ中は、ギラギラの直射日光を赤ちゃんに浴びせるわけにはいきませんよね。日除けのないベビーカーには、後付けできるベビーカー用のサンシェードが便利です。
しっかり日光を遮断したいけれど、大きすぎると邪魔になる…そんな悩みを解決してくれるのが、取り付けたままベビーカーを開閉できるサンシェード。紫外線を99%カットし、角度も自由に調節できて赤ちゃんの足元まで覆うことができるので、どんなに天気がいい日でも安心。
取り外したら丸めて小さくたたむことができ、薄くて軽い素材でできているので持ち運びにも便利な商品です。
夏休みも要警戒!暑さから子どもを守ろう
夏はキャンプに海水浴に水遊びと、ついつい楽しいことにばかりに気を取られて気が緩みがち。この気の緩みが一番怖いのです。外に出るときは帽子をかぶって、服装にも気を付けましょう。そして、水分補給はしっかりと忘れずに。
ベビーカー内がとても暑くなることも分かったので、冷感グッズを利用しながら日陰を歩いてあげるなど工夫をしましょう。たまに涼しい施設に入って抱っこしてあげるなど、休憩も忘れずに。
「子どもは大人よりも暑さを感じている」ということを意識しながら、子どもたちと楽しい日々を過ごしてくださいね。