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子供のチャンスを奪っていない?「自分でやりたい!」と主張する我が子に親はどこまで手伝うべきか

(この記事は「FQ JAPAN 男の育児online」から転載したものです)手伝おうとすると、子どもが「自分でやる!」と聞かない......。いつまでも、食事が終わらない時どのように子どもに接するべきなのか、悩んだことがあるパパ・ママは少なくないだろう。そんなときに役立つ、新米パパ・ママにオススメの対応を紹介する。

ⓒFQ JAPAN

心配の押し付け= 子供のチャンスを奪ってしまう

親はよかれと思ってつい先回りして、手を出したり、教えたくなるが、それでは子供の自立に必要な『責任感』を養うチャンスを奪い取ってしまう。

子育てとは、子供の自立を支援すること。アドラー心理学では、なるべく小さい頃(1歳前後)から、子供を子供扱いしないことをおすすめしている。

『小さいからまだどうせわからない』と決めつけずに、『必ずできるようになるから大丈夫』『もし失敗してももう一度やればいいよ』と、子供を信じて待てる親になろう。

ココをマインドセット!

自分で選択できない
責任感のない子

   ↓
失敗を恐れず
チャレンジできる子に

心配を押し付けてしまう親は「なんでちゃんとできないの?」「どうせ自分ではうまくできないんだから、パパがやるよ」となりがち。

信じて待ってあげられる親は「必ずできるようになるから大丈夫だよ」「失敗してももう一度やればいいよ」と子どもを待つことができます。

信じて待ってあげることで、失敗を恐れずチャレンジできる子になるでしょう。

PROFILE

熊野英一(くまの・えいいち)
アドラー心理学にもとづく「親と上司の勇気づけ」のプロフェッショナル。株式会社子育て支援代表取締役。
1972年、フランス パリ生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。メルセデス・ベンツ日本にて人事部門に勤務後、米国Indiana University Kelley School of Businessに留学し、MBA取得。
製薬大手企業イーライ・リリー米国本社及び日本法人を経て、保育サービスの株式会社コティに統括部長として入社。約60の保育施設立ち上げ・運営、ベビーシッター事業に従事する。
2007年、株式会社子育て支援を創業。日本アドラー心理学会正会員。著書多数。最新刊は『アドラー式働き方改革 仕事も家庭も充実させたいパパのための本』(小学館)
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熊野英一Facebookアカウント

FQ JAPAN vol.52より転載

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記事提供:FQ JAPAN

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