妊娠26週目の妊婦さんにおすすめの過ごし方と注意点をご紹介します。
体重の増やしすぎに気をつけましょう
妊娠26週目になると胎児は急激に成長し、体重増加のペースが上がります。定期的に体重をチェックし、管理を心がけましょう。
もともと運動習慣がない方が急に運動を始めるのは難しいため、健診の際に相談してみるとよいでしょう。栄養士などが、おすすめのレシピなどを共有してくれることもありますよ。
体調の変化に気をつけましょう
この頃は、体調が安定してきて過ごしやすい時期です。しかし、妊娠中はいつ何があるかわかりません。次のような兆候があったら場合、切迫早産が疑われるため、すぐに受診しましょう。
- 下腹部の痛み(しばらく安静にしても治らない、痛みが強まる)
- おなかの張り(しばらく安静にしても治まらない)
- 性器から出血した
- 破水した
切迫早産には、細菌感染や子宮頸管が短いことなど、いくつか原因があります。切迫早産と診断された場合は原則的に安静が必要となります。切迫早産の状態によっては入院が必要になる場合もあります。医師の指示に従って、一日でも長く赤ちゃんがおなかの中にいられるように対処しましょう。
おりものが増えるので、清潔を心がけましょう
おりものが増え、外陰部がかゆくなることがあります。刺激の弱い石けんで洗うなど、清潔を心がけてください。ただし、洗いすぎもよくありません。気になるときは医師に相談しましょう。
- 萩田和秀「らくらくあんしん妊娠・出産 」P100(学研,2017年)
- 竹内正人「はじめての妊娠・出産事典」P142-143(朝日新聞出版,2016年)
- 医療情報科学研究所「病気がみえる 10 産科」P165(メディックメディア,平成19年3月)
- 日本産科婦人科学会「早産・切迫早産」(http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/souzan.html,2018年8月20日最終閲覧)
- 厚生労働省「未熟児養育医療費等国庫負担金交付要綱 」(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000038692.pdf,2018年8月20日最終閲覧)
妊娠26週目はゆったり過ごして
妊娠26週目になると、おなかが大きくなることによるマイナートラブルに見舞われやすくなります。動きづらくなることでストレスがたまり、好きなものをどんどん食べてしまう人もいるかもしれません。
リラックスを心がけ、イライラしたときは周囲の人に話を聞いてもらってストレスをためないようにしましょう。散歩など、適度な運動もよいですよ。










