アンタゴニスト法のメリット
- 薬剤を使う期間が短く、長期通院せずに済むため精神的負担が少ない
- 排卵コントロールが可能で採卵日のコントロールがしやすい
- 多くの卵子を得ることができる
- 誘発剤の使用量が少ないため、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になりにくい
アンタゴニスト法は薬剤の使用期間が短く、長期通院せずに済む点が大きなメリットです。負担やリスクが少なく、治療を行うことができるのなら女性としては安心できてうれしいですよね。卵胞の反応もよければ成功する可能性も上がるので、期待も上がります。
またロング法やショート法のようにhCGを使用しないため卵巣刺激のリスクである多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)やOHSSといわれる卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)を起こしにくいとされています。
アンタゴニスト法のデメリット
- 高額な費用がかかる
- アゴニスト法(ショート法、ロング法)に比べ、排卵してしまう可能性がわずかにある
- 排卵抑制により卵胞が未成熟になる可能性がある
- 治療は短期間だが、注射を打つ期間は毎日通院が必要となる場合がある
アンタゴニスト法のデメリットの一つに費用が高額な点が挙げられ、治療を受ける病院によりますが、採卵をするまでに診察や注射などが必要となります。特に排卵抑制のために使用するアンタゴニスト製剤の注射で高額な費用がかかります。
さらに、排卵コントロールをするために点鼻薬を使用するアゴニスト法に比べて、わずかではあるものの排卵する可能性があります。
- はらメディカルクリニック「排卵誘発方法について」(https://www.haramedical.or.jp/content/vitro/000085-2,2018年2月27日最終閲覧)
- はなおかIVFクリニック「排卵誘発について」(http://www.ivf-shinagawa.com/ivf/hairanivf.html,2018年2月27日最終閲覧)
- 六本木レディースクリニック「体外受精を行う際のアンタゴニスト法とは何?」(https://www.sbc-ladies.com/column/taigaijyusei/715.html,2018年2月27日最終閲覧)
- オーク会「体外受精の排卵誘発法」(http://www.oakclinic-group.com/funin/ss_hairan.html,2018年2月27日最終閲覧)
- ローズレディースクリニック「不妊治療について」(https://roseladiesclinic.jp/about-treatment/体外受精-2,2018年3月6日最終閲覧)
アンタゴニスト法の体験談
アンタゴニスト法は顕微授精や体外受精をするための、採卵における比較的新しい方法です。実際に体験した方の体験談をご紹介します。
採卵まで費用がかかるのが大変
その時点で1回目の治療は終了となるのですぐに助成金の申請して、戻ってきたお金を2回目の採卵に当てました。
やってみて思ったのは、採卵周期は採卵の日までに掛かる、薬や注射代もけっこうバカにできず、私の場合はアンタゴニスト法でしたが、採卵までに約10万円ぐらい掛かりました。
私は幸い、卵胞の育ちはまずまずで、仕事が看護師なので、本来なら病院でやらなければならない筋肉注射も、家に持ち帰り、看護師の友達に打って貰えたので、通院回数はかなり少なかったですが、卵胞の育ちがゆっくりの人は、通院回数も増え、その分、エコー代なども掛かるので、多目に見積もっておくことをおすすめします。
今の段階で、5~60万がすぐに出せるなら、とりあえず採卵してみて、その結果で次を考えてもいいかもしれませんね。
体調面でも、金銭面でも、実際やってみないと、分からないこと多いです。
お互い頑張りましょうね(^-^)
不妊治療のステップアップは治療費が上がるのがつらい点ですね。採卵して受精、妊娠までスムーズにたどり着けるとうれしいですが、二度目、三度目となると費用がかさみ経済的につらくなってしまうことがあるようです。










