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新生児期にスタイは必要?その理由は?
新生児期にスタイが必要かどうかは一概に言えません。吐き戻しが多い時期ですので、服を汚さないという意味でスタイが大活躍することもありますが、スタイでは間に合わない量の吐き戻しのためにタオルなどを利用する場合もあるからです。
新生児期のスタイは使わない可能性もあることを頭に入れ、大量に購入するのは避けた方が無難です。
失敗しないスタイの選び方
さまざまな種類があるスタイ。新生児にはどんなスタイが向いているのか、失敗しないように選ぶためには、次のようなポイントに注意して選んでくださいね。
赤ちゃんのサイズにあわせたスタイを選ぶ
次にチェックしたいのは、赤ちゃんのサイズに合ったスタイを選ぶこと。新生児の赤ちゃんと言っても、出生時の体重によって大きさには個人差があります。首まわりがむっちりとした赤ちゃんからほっそりとした赤ちゃんまでいますので、「新生児用」というサイズが小さく感じるような場合もあるでしょう。
事前にたくさん用意しておいて、いざ使おうとしたら小さくて困った…ということになりかねませんので、事前に大量に用意するのは避けましょう。
衛生的に使えるものを選ぶ
吐き戻しやよだれなどの汚れから新生児期の赤ちゃんを守るのがスタイの役割ですから、衛生的に使えるものを選ぶこともポイントの一つ。洗濯しやすいものが良いですね。
ただ、洗濯が簡単なスタイであっても、やはり洗い替え用として何枚か準備しておくと安心です。2~3枚は用意しておきたいものですが、吐き戻しが多いと1日に何度も何度も取り替えなければならないことも…。
何枚か用意しておいて、必要があれば買い足すのがおすすめです。
スタイの種類
ひとことで「スタイ」と言っても、実は形・素材などによりさまざまな種類にわかれます。これからスタイを購入したいと考えているなら、まずはスタイにはどのような種類があるのか把握してから選んでくださいね。
スタイの形
スタイを選ぶときにまず知っておきたい基本知識が「形」による違い。基本となる形は3種類です。
- U型:楕円形で口元から胸元を幅広くカバーする
- 丸型:ドーナツのような形で顔の横も含めて首周りを広くカバーする
- バンダナ型:逆三角形で首元を集中的にカバーする
スタイの代表的な形はU型ですが、U型ではよだれが横にこぼれたときに対処しきれないことも…。その点、丸型なら肩のあたりにこぼれたよだれもしっかりとキャッチします。
バンダナ型は大人がするバンダナのように新生児の首に巻きつけるタイプなので、フィット感があり首元に流れたよだれも吸収。それぞれ形により特徴が変わるので、子どものよだれのこぼし方を見て選ぶのが良いですね。
スタイの素材
形の次は素材による特徴の違いもマスターしておきましょう。スタイの素材には意外なほど多くの種類があります。
- タオル地:肌にやさしく吸水率が高い。摩擦で肌を痛めることも。
- ガーゼ地:肌にやさしく乾きやすい。よだれが多すぎると吸収しきれないことも。
- ワッフル地:ストレッチ性が高く汚れを落としやすい。吸水率は低め。
- シリコン:洗いやすく乾きやすい。撥水性がありスタイがよだれまみれになることも。
- ビニール:薄手で折りたたんで携帯できる。よだれを吸収せず肌への刺激となることも。
タオル地・ガーゼ地・ワッフル地はすべてコットン製なので、赤ちゃんの柔らかい肌にやさしい感触です。ただすべてコットンとはいえ、折り方により特徴は変わるので選ぶときの大切なポイントですね。
ビニールやシリコン製のスタイはよだれを吸収しませんが、シリコン製スタイには大きなポケットがついているので食べこぼしもキャッチしてくれます。ビニール製は外出時におすすめです。
スタイを使用する際の注意点
スタイは便利なものですが、使い方によっては危ないことも…。赤ちゃんにスタイを装着させる際には、次のような注意点を意識して、危ないことがないよう使いましょう。
眠っているときには外す
赤ちゃんが眠っているときのスタイは、窒息事故の原因にもなり非常に危ないものです。何かの拍子で顔にかかってしまう可能性を考慮し、眠っているときにはスタイを外すようにしましょう。
- 消費者庁「子どもを事故から守る_事故防止ハンドブック」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_002/assets/consumer_safety_cms204_210616_01.pdf,2022年8月30日最終閲覧)
汚れたら取りかえる
よだれをしっかりと吸収するスタイは、汚れたら取りかえるのが基本的な使い方です。汚れたままのスタイをつけていると、赤ちゃんのお肌に悪影響があったり汚れをなめたりしてしまうことも…。
食べこぼした後、よだれでびしゃびしゃになったときなど、汚れたと感じたら洗濯をした清潔なものと取りかえて、常に清潔な状態を保ってあげてくださいね。そのためにも、多めに予備を用意しておくことをおすすめします。
子どもに合ったサイズのものを使う
子どもにあったサイズのスタイを使うことも注意点の一つです。赤ちゃんの首周りは成長とともに太くなるので、苦しくないようにちょうど良いサイズのものを使うようにしましょう。調整できるタイプのスタイだと使いやすいですね。
ただ実は赤ちゃんの首は成長により少し太くなり、動けるようになると少し細くなる傾向があることをご存知でしょうか?一度小さくなったと感じたスタイでも、成長とともにまた使えるようになることがあるので、複数のサイズを持っておくと便利です。
先輩ママはスタイを使ってた?
スタイは赤ちゃんにとって必要なアイテムでもありますが、同時に窒息などの事故を引き起こす原因にもなるものです。皆さんは新生児にスタイを使っているのでしょうか?先輩ママたちの意見を見ると、スタイを使っていなかった方もいるようです。
吐き戻し対策として便利な新生児期のスタイですが、ガーゼやタオルでも代用は可能です。子どもの様子を見ながら必要であれば用意するのが一番ではないでしょうか。
新生児からスタイを使うなら正しい使い方で
スタイは、新生児期から使うことができ役立つアイテムではありますが、使い方によっては危ないものになる可能性も…。紹介した注意点などを参考に清潔な状態で正しく使うようにしてくださいね。
スタイはお手ごろな価格で購入することもできますし、素敵な製品もたくさん販売されています。おすすめスタイを参考にしながら、新生児にとって安全な製品を選びましょう。