私立小学校お受験とは
テレビドラマなどでも取り上げられる事もあるこの「お受験」というキーワード。現在は小学校から受験をする子供達も数多くいます。
有名小学校への受験
「お受験」といえば、やはり有名小学校への受験を想像する人が多いのではないでしょうか。全国には200以上の私立小学校があります。
主に首都圏で人気の高い私立小学校は、慶應義塾幼稚舎、早稲田実業学校初等部、暁星小学校や立教小学校、聖心女子学院初等科、雙葉小学校、白百合学園小学校、東京女学館小学校、東洋英和女学院小学部などが挙げられます。
私立小学校のお受験の時期
お受験の時期は一般的秋頃。10月中に願書を提出し、11月初旬に考査が行われます。考査内容は、ペーパー試験や行動観察、運動審査、さらには面接も行う学校もあります。
私立小学校のお金事情
私立小学校に無事合格した場合、学校によって異なりますが、入学金約30万円、年間授業料約50万円、年間施設維持費約20万円、年間後援会費約7万円で、合計約100万円程かかります。
私立小学校お受験体験談☆
私立小学校のお受験というと子供も親も大変!!というイメージですが、実際どうなのでしょうか?
小学校のお受験で、子供の方からお受験したい!ということはほとんどないですよね。ほとんどが親の思いで受験されるのではないでしょうか?
さらに学校の下調べや情報集め、書類の準備などはすべて親の仕事ですので、親の受験といった方が良いくらいです。
そんな私立小学校お受験の体験談で、大変だったこと、よかったことをご紹介します!
私立小学校のお受験で大変だったこと☆体験談
やはり、お勉強やお手伝いなど続けさせるのが大変といった声が多かったです。お勉強で出来ないことがあるとイライラ。
分かっていてもつい叱ってしまうという親御さんもよく見かけました。子供がお勉強=イヤなことと思ってしまっては悪循環になります。
楽しんで続けられる工夫をするのも親の役目ですね。
①小学生受験の意味を子供に理解させるのが難しい
親がはりきって小学生受験をさせようとしても、小学校に行くまえの小さい子供に勉強することの意味を教えるのは大変です。(省略)幼児教室に預けて、とにかくプロに任せていけばいいと思っていました。ただ、あるとき、会社の先輩で、やはり、有名私立にお子さんを行かせている人がいて、「おまえが、必死になって、叱っても意味ないぞ。子供は、わからないんだから。一緒に勉強を楽しんで、遊んでいる気分で、自分からやりたいと思えるように、褒めてやれよ。」と言われたんです。そこで、ハッと気づいたんです。確かに、息子に無理に勉強ばかりさせようとしてたのですよね。そこからは、私も家内も一緒になって、息子と一緒に遊ぶつもりになって、受験勉強をしました。それまでは、嫌がっていた息子も、褒められることで、自分から進んで、数字やひらがらを覚えていきました。(省略) 出典: syougakkou.tensyoku-j.com
お勉強を楽しんで出来るくらいでないとだめだとよく聞きますが、楽しいことだと教えてあげられるのも親の仕事ですよね。
幼稚園児に勉強をしなさいと言ってもなぜやらなくてはいけないのかなんて意味も分からないし、楽しくなくてはやらないですよね。勉強も遊びの一つとして一緒に楽しめると良いですね!
親も成長させられます。
②願書書きが大変!
あるママから「願書の下書きは早いほうがいいのよ」と聞いても全く手をつけていなかった。願書を甘く見ていた。
願書を一校書くのに、一日がかり。女子校と共学校では、言い回し1つとっても違う。仕事文章で書いてしまって、塾の先生から何度も「やり直し!!」が来た。仕事用の文章もまともにかけないのに、願書もまともにかけない、、、、。落ち込み。ほとんど徹夜で願書を書く。私立5校、国立2校。「間違えたら二重線で、、、」なんて願書に書いてる学校もあるけど、本気にしている人は皆無。「間違えたら書き直しよね」と願書は2通以上を貰って来るのが基本。間違えないように書くのは緊張を強いられて大変です。(省略) 出典: homepage3.nifty.com
間違いの許されない願書書きは本当に大変ですよね。こういう時に塾に通っていると先生からしっかりチェックしていただけるのでいいですね。
何校も願書を出す場合はその数だけ内容も変えて出さなければいけないし・・・。早めに下書きなど準備しておきましょう。
③家庭でのしつけも大事
春から年長の息子がおります。 昨年の三月から(年中直前)からお教室に通っています。
0歳から保育園でしたので、かなり不利だと思っておりました。
割と自由な保育園だったようです。というのは、仕事をしておりましたので、預けられればどこでも、
ありがたい。という感覚だったので、ほかの保育園、幼稚園を全くしりませんでした。
お教室に入ってから、家庭での躾、、学習、それこそ一から十までという感じでご指導いただけましたので、大変だ!!とびっくりしながらも、なんとかほかのお子さんについていこうとがんばっております。 出典: mixi.jp
いくらペーパーテストが出来てもやはりふとした時に出るしぐさや行動は家庭でのしつけによるものが大きいですよね。小学校受験では重視されるポイントです。
普段からお手伝いやしつけをしていると受験以外でも困りません。
それまで自由だったことからきちんとするというのはやっぱり子供も大変です。受験を意識し始めたら家庭でのしつけも見直してみると良いですよ。
お受験してよかったこと☆体験談
良かった事ではこの機会を通じて、子供が成長した事、また家族全員が同じ目標に向かい助け合えたという声が多かったです。
お受験は準備から本番まで、子供にとっても親にとっても、そして家族にとっても様々な壁、葛藤があります。
そんな大変な受験だからこそ感じられた家族の絆は大切な宝物ですね。
①子供の将来に夫婦で向き合えた
とにかく夫婦で子どもの事について徹底的に話し合いました。こんなに子どものために時間を割いて夫婦で向き合ったことはありませんでしたし、子どもが成長して自分で道を決めるようになってくると、もしかしたら、これからもうこれ程の事はないのかもしれません。子どものために家族で色々なことに取り組み、頑張ってきた経験は、私たち家族の財産になったと思います。 出典: www.jyukennews.com
小学校受験は子供だけではなく、親も真剣に向き合うきっかけにもなりますね。
夫婦にとってかけがえのない子供の将来について、改めて考えるきっかけにもなります。時には喧嘩になってしまう事もあるかもしれませんが、お互いの本音を確かめ合えるいい機会です。
お受験という一つの目標に向けて、家族でいろいろなことに取り組めた事が良い思い出になったんですね。
この事は、「あの時家族みんなで頑張ったんだ!」という自信と共に、ずっと記憶に残る事でしょう。
②家族一丸となった
本当に苦しい事や、共働きで時間が取れず思うように進めれなかった受験でした。娘にとっても、苦しい事がたくさんありました。それでも志望校に行きたい。その一心で親子共々が一つになれたのが受験でした。最初は付き添い程度の主人が、熱心に対策を考え娘の事を思い、夫婦で受験についてこれほど話し合うとは当初は思ってもみなかった事ですが、ご縁を頂けた時は、「感動」の一言では表せないくらいでした。ずば抜けてペーパーもできなかった娘でしたが、本番では彼女のピークに持っていけたようで、辛いことも耐えて過ごした受験期間が報われました。 出典: www.zento-open.info
共働きのご家庭でもお受験される方が最近は多いようです。志望校に行きたいという強い意志をお子様にも持たせ続けられたという点は親御さんの力が強いのかなと思います。
受験をきっかけにご主人もお子様に対して熱心になったこともよかったですね!
子供と同じ目標に向かって
いかがでしたか?皆さんの体験談、参考になりましたでしょうか?
私立小学校のお受験は子供によっては1年以上準備して臨みます。
小さな子供にお勉強といっても無理ですので、楽しいゲームや遊びの感覚でお勉強やお手伝い、年中行事など様々な体験をさせてあげることが大事です。
小学校受験のペーパーテストでは経験や体験していないと答えられないような問題が多いので、日頃から意識して自然に親しめるといいですね。
子供は親の鑑と言いますから、意識して親の行動も見直しましょう。
小学校のお受験において親の役割は非常に重要です。大変だとは思いますが、ぜひお子様と一緒にその過程を楽しめるように頑張りましょう^^