赤ちゃん誕生から1年までのお祝いごと
地域差はあるとは思いますが、赤ちゃんが1歳になるお誕生日までにはさまざまなお祝いごとがあります。お節句など、毎年行われる行事を含め、お祝いごととそれにかかる費用を、先輩ママの体験談からまとめてみます。
お七夜
赤ちゃんが生まれてから7日目に赤ちゃんに命名して、お名前を披露します。昔は地域の長寿の方や地位の高い方を招いて盛大にお祝いすることもありましたが、今は産後のママの体調面や家庭の考え方次第で、家族だけで行われるのも一般的です。
命名書を作成し、床の間や神棚、もしくはベビーベッドの枕元に飾ります。赤ちゃんは盛装(華やかな衣装)が正式ですが、ベビードレスでもよいでしょう。
お七夜には何をした?いくらかかった?ママの体験談
お七夜は家庭で静かにお祝いするケースが多いようですね。命名書のみならほとんど費用はかかりません。親戚と自宅で会食などお料理を用意する場合にはその費用が掛かる可能性がありますね。
また、自宅に赤ちゃんを見に来た方からお祝いをいただいた場合には、内祝いをお返しするのを忘れないようにしましょう。
お宮参り
生後初めて氏神さまにお参りすることを「初宮参り」「お宮参り」といいます。地域差はありますが、お宮参りは一般的に生後30日以降に行われます。地域によっては100日ごろお宮参りをするところもあるようです。
赤ちゃんは父方の祖母が抱き、お参りをするのが一般的ではありますが、それぞれ家庭の事情等もありますので、あまり形式にこだわり過ぎる必要はありません。
お宮参りには何をした?いくらかかった?ママの体験談
今の時期は寒くて可哀想なので
もう少し暖かくなってからでも
全然大丈夫です(^^)
お食い初めと一緒にお宮まりした話も
聞いたことありますよー!
だいたいは神社に行って
お金を納めて祈祷してもらうって感じです。
まだまだ寒い日が続くので暖かくなってからゆっくりと行っても良いのではないでしょうか?(*´ω`*)
神社で祈祷をする場合、費用は1万円前後です。そのほか赤ちゃんに着せる洋服や、ママがケープや着物をレンタルする場合にはその費用がかかるでしょう。
お宮参りの時期が赤ちゃんのお出かけに適さない場合にはお食い初めと一緒に行ったという家庭もあるようです。
お食い初め
お食い初めとは、赤ちゃんが生涯食べ物に困らないようにと祈りのために行われる儀式で、生後100日以降に行われます。お祝いの仕方には地域差がありますが、一般的には赤ちゃん用の食器などに料理をとりわけ、祝い箸を用意します。鯛を用意する地域もあります。
正式には膳は母の実家が贈り、男の子は朱塗りの椀、女の子は外側が黒塗りで内側が朱塗りの椀を、箸は白木のものを使いますが、現在では一般的なベビー食器を使う家庭もたくさんあります。
お食い初めには何をした?いくらかかった?ママの体験談
祝膳も、お食い初めの後でみんなで食べる料理も全て自分で作りましたが、朝から1日仕事でした笑
しかも料理を作ってる間、調理の音で赤ちゃんは起きて泣いちゃうし、旦那さんは子供を見ててくれないし…イライライライラ…
無理しすぎて翌日体調を崩したので、無理しない程度に!
祝膳の内容は、
お赤飯・筑前煮・紅白なます・蛤のお吸い物・黒豆・梅干し(市販)
と、写真には載っていませんが、歯固め石です。
ちなみに、祝い膳を食べさせ(食べさせるまね)る正式な順番は、ご飯→汁物→ご飯→魚→ご飯の順で、3回食べさせるまねをさせます。
その後、歯固めの儀式として、、箸の先を歯固め石にちょんちょんとつついて、「丈夫な歯が生えますように〜」と祈りを込めて、その箸を赤ちゃんの歯茎にそっとつけます。
※あくまで赤ちゃんが生まれて100日目の儀式ですから、食べさせる真似です。
お食い初めのメニューについては家庭の考え方によって異なります。全部ママが作ると大変なので、誰か手伝ってくれる人がいる場合、いない場合でメニューは考えておきましょう。費用は食事代と食器代です。
食器は正式なものだと高額ですが、離乳食でも使える食器であれば安価なものも販売されています。家庭で話し合って決めましょう。
初節句
初節句とは、男の子なら5月5日(端午の節句)女の子なら3月3日(桃の節句)のお祝いを生まれて初めてすることです。生まれたばかりでお祝いが出来ない場合などは翌年に初節句をする場合もあります。
こちらもかなり地域差はありますが、男の子の兜や子供大将のお人形・女の子の雛飾りなど、正式には母方の実家で用意することになっていますが、こちらも赤ちゃんの両親とそれぞれの祖父母たちとで相談して用意することが増えてきています。
初節句には何をした?いくらかかった?ママの体験談
強いて言うならお寿司買ってきてケーキ旦那が作って(元料理人なので)お雛様の前で写真撮ったくらいでしょうか?
うちは私が一人娘のために三段飾りがあり、娘用にはディズニーのを買ったので参考にならなくてすみません>_<
親子三人でちょっと普段より豪華に食事をして記念撮影ですね。
私の実家に私の七段飾りの雛人形があり、それを出してくれるようなので行く予定です♪
娘用にはケースに入ったお内裏様、お雛様、三人官女の飾り買ってもらいました。
人形の専門店に行くとそれなりのお値段だと思いますが、スーパーとか百貨店とかのセールで五万くらいでした。三万円くらいからありましたよ。
都人形といって、女の子の人形も売ってました。
気持ちが大事だと思うので、キャラクターもののでもいいと思いますよ。
お節句では家庭で少し豪華な食事をして、ひな人形や五月人形の前で写真を撮るという家庭が多いようです。ちなみに筆者の場合、男の子がいますが五月人形はなく、こいのぼりのみ飾っています。家庭環境や収納場所を考えて選んでみましょう。
人形は種類によって価格が大きく異なるようです。実家や義実家からプレゼントになる場合も、相場をよく確認して話し合いましょう。
初めてのお誕生日
元気に1歳の誕生日を迎えた赤ちゃんに対するお祝いで、普通にお誕生日会を催す場合もあれば、地域によっては一生のお誕生餅を背負わせてお祝いする地区もあります。
私の住む地区もお祝い餅を背負わせる習慣があり、餅には子供の名前をかいてもらいます。
お誕生日には何をした?いくらかかった?ママの体験談
風呂敷と個包装になった丸餅が4袋とメモリアルブックのセットで5400円でした。
決め手は両家にも記念として
一升餅が分け易かったからです。
当日、袴ロンパース着せたので風呂敷にしましたが、名入れリュックのセットなどもあり迷いました。
県外に住んでいるのでネットで注文して義実家に届くようにしてもらいましたが、その時に「そちらへ届くようにしても大丈夫ですか?」と確認したので、お餅がダブっちゃった!なんてことはなかったですね!!
一升餅はインターネット通販やおだんご屋さんなどで手に入るようです。
親戚と一緒にお祝いする場合には、お互いに餅を用意してしまった!ということがないように気を付けたいですね。
- 三越「日本を楽しむ年中行事 181-186」(かんき出版)
- ロイヤルスプーン「お食い初めについて」ロイヤルスプーン(http://www.kitchentool.jp/baby/okuisome.html)
- ひのでや「初節句とは」ひのでや(http://www.hdy.co.jp/?mode=f1)
- 学研「大人の常識とマナー決定版」大人の常識とマナー決定版(https://goo.gl/OSJPto)
- 明治神宮「初宮詣について教えてください」明治神宮(http://www.meijijingu.or.jp/qa/gokigan/01.html)
お祝い事は楽しく
赤ちゃん誕生からの祝辞は、地域差や家庭差もあり、スムーズに決められないケースもありますが、夫婦で相談して、かつてのしきたりも上手に汲みつつ決めていきましょう。
予算や相場を確認しながら、無理なく楽しくお祝いしていきましょう。