妊娠8ヶ月の胎児の成長
妊娠8ヶ月の胎児は、身長が約35cm~40cm、体重は約1kg~1.5kgに成長しています。体には皮下脂肪がついて、体の表面のシワがなくなってきます。丸みを帯びた赤ちゃんらしい体つきになって、よりかわいらしくなってきました。
この時期には、脳と体の機能が新生児と同等にまで成長します。ただし、まだ肺の機能は成熟していないため、胎外では自発呼吸はできません。
音の刺激による心拍数の増加もこのころから見られます。音も強弱、低音等、いろいろと聞き分けています。ママの声とパパの声も聞き分けているかもしれませんよ。
妊娠8ヶ月の妊婦健診
妊婦健診は2週間ごとに受診します。早産リスクを見るため、エコーで頸管長を調べたり、羊水量の異常がないかを調べたりします。羊水は、多すぎると胎位異常を起こし、前期破水や切迫早産の原因になります。
妊娠7ヶ月の最後の健診で血液検査を受けていない場合には、血液検査を行います。一般的な、赤血球数・白血球数・血小板数・ヘモグロビン数・ヘマトクリット値などの検査の他に、経口ブドウ糖負荷試験を受けます。健診の待ち時間に飴などを食べていると、正しい数値が測れないため注意しましょう。
健診で逆子と言われたら?
妊娠8ヶ月では、まだ子宮内で赤ちゃんが動けるスペースがあるため、逆子になっていることがよくあります。この時期の逆子は、分娩時まで逆子であると断定はできません。成長するにしたがって、だんだんといる位置が定まり、姿勢も定まっていき、頭位になることが多いのです。
妊娠8ヶ月にやっておきたいこと
出産予定日まで、あと3ヶ月となりました。3ヶ月と聞くと長く感じるかもしれませんが、37週以降はいつ分娩がはじまってもおかしくありません。そう考えると、あと10週間で赤ちゃんと一緒の生活が始まります。少しずつ、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
入院の準備
急な切迫早産などで安静になったり、入院したりすることもあります。入院するときに持って行くものを、まずはリストアップしておきましょう。
健診にも持って行く必須アイテム、入院生活に必要なもの、陣痛のときにあったらいいもの、出産後に必要なもの、個人的に必要なもの(コンタクトの人は替えのメガネなど)自分なりに考えて準備を。










