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監修:三井真理

【医療監修】妊娠8ヶ月の妊婦と胎児の様子。おなかの張りが増えてくる時期です

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妊娠8ヶ月の胎児の成長

赤ちゃん 足 PIXTA

妊娠8ヶ月の胎児は、身長が約35cm~40cm、体重は約1kg~1.5kgに成長しています。体には皮下脂肪がついて、体の表面のシワがなくなってきます。丸みを帯びた赤ちゃんらしい体つきになって、よりかわいらしくなってきました。

この時期には、脳と体の機能が新生児と同等にまで成長します。ただし、まだ肺の機能は成熟していないため、胎外では自発呼吸はできません。

音の刺激による心拍数の増加もこのころから見られます。音も強弱、低音等、いろいろと聞き分けています。ママの声とパパの声も聞き分けているかもしれませんよ。

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妊娠8ヶ月の妊婦健診

健診 PIXTA

妊婦健診は2週間ごとに受診します。早産リスクを見るため、エコーで頸管長を調べたり、羊水量の異常がないかを調べたりします。羊水は、多すぎると胎位異常を起こし、前期破水や切迫早産の原因になります。

妊娠7ヶ月の最後の健診で血液検査を受けていない場合には、血液検査を行います。一般的な、赤血球数・白血球数・血小板数・ヘモグロビン数・ヘマトクリット値などの検査の他に、経口ブドウ糖負荷試験を受けます。健診の待ち時間に飴などを食べていると、正しい数値が測れないため注意しましょう。

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健診で逆子と言われたら?

妊娠8ヶ月では、まだ子宮内で赤ちゃんが動けるスペースがあるため、逆子になっていることがよくあります。この時期の逆子は、分娩時まで逆子であると断定はできません。成長するにしたがって、だんだんといる位置が定まり、姿勢も定まっていき、頭位になることが多いのです。

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妊娠8ヶ月にやっておきたいこと

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出産予定日まで、あと3ヶ月となりました。3ヶ月と聞くと長く感じるかもしれませんが、37週以降はいつ分娩がはじまってもおかしくありません。そう考えると、あと10週間で赤ちゃんと一緒の生活が始まります。少しずつ、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。

入院の準備

急な切迫早産などで安静になったり、入院したりすることもあります。入院するときに持って行くものを、まずはリストアップしておきましょう。

健診にも持って行く必須アイテム、入院生活に必要なもの、陣痛のときにあったらいいもの、出産後に必要なもの、個人的に必要なもの(コンタクトの人は替えのメガネなど)自分なりに考えて準備を。

記事の監修

国立成育医療研究センター 周産期・母子診療センター 不育診療科 診療部長

三井真理

医学博士・産科婦人科専門医・周産期(母体・胎児)専門医。1999年日本大学医学部卒業、2005年日本大学大学院医学研究科博士課程卒業。現在は、国立成育医療研究センター、周産期・母子診療センター、不育診療科 診療部長として、日々お産の現場で最新医療に取り組んでいる。また、女性の妊娠・出産に数多く携わる経験から、女性の体に対する正しい知識と理解の普及につとめる。

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