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体の特徴
首がすわってくる
首すわりの時期には個人差がありますが、多くの赤ちゃんがこの頃に首がすわります。腹ばいにして頭を持ち上げることができれば首すわりまでもう少しです。
この時期の発達には個人差が大きいので、首がすわっていなくても心配しすぎないようにしましょう。ほとんどの自治体において3~4ヶ月健診を実施していますので、不安なことは相談してみるのがよいですね。
見た目がふっくらしてくる
新生児のころに比べて体重も2倍ほどになる生後3か月ころの赤ちゃん。このころになると、赤ちゃんのほっぺたがふっくらして、腕や足にも皮下脂肪がつくため、全体的にふくよかになってきます。
手足がむちむちして、赤ちゃんらしい体系になってくるのもこの時期です。
心の特徴
周りの様子にも慣れ、自分を大事にしてくれる人のことが少しずつわかるようになる3か月ころの赤ちゃん。このころの赤ちゃんの心はどのくらい成長しているのでしょうか。
ハンドリガードなど「体の部位」に気づく
おもちゃを渡すと、握ったり顔へ近づけるようになるのもこの時期です。そして、自分の手や足の存在に気づき観察し始める子も。
自分の手を見つめる「ハンドリガード」、足を見つめる「フットリガード」など、このような行動をし始めるのも生後3か月ころ。自分の手や足は一番身近にあるおもちゃなので、じっくり眺めたり指しゃぶりをしたりし始めるでしょう。
手を観察してみる、なめてみる、そばにあるものに手を伸ばしてみる…これらの行動を通して赤ちゃんは少しずつ自分と世界とのかかわりを広げていきます。
- かすみがうら市 保健福祉部「3か月児~これなーんだ」(https://www.city.kasumigaura.lg.jp/page/page001505.html,2021年6月29日最終閲覧)
- 柊みみはなのどクリニック「乳児の心身の発達について」(https://hiiragiclinic-arimatu.com/pediatrics_seminar01/,2021年6月29日最終閲覧)
感情表現が豊かに
生後3か月を過ぎてくるとまた、親など身近にいる人の顔を覚えて、声を聞きわけられるようになります。一緒に遊んであげると笑ったり、声を出して笑ったりといったしぐさも見られるようになります。あやしてもらって笑ったり、パパやママの顔を見て笑うこともあるでしょう。また、甘えたような泣き声を出すなど、これまでと違ったいろいろな表情をするようになります。
好奇心も出て来て周囲に興味を持つ時期でもあるので、天気のよい日はお散歩をしましょう。周囲をきょろきょろ見回して、いろいろなことを吸収しますよ。
グズグズやたそがれ泣きが始まる
生後3か月ころになると自分の「感情表現の1つとして泣く」という行動をするようになります。健康な子どもでも何時間も泣き続けることが出てくるのもこの時期。子どもによっては「たそがれ泣き」と言われるように午後から夕方にかけて機嫌が悪くなり、泣く頻度が高くなる子もいます。
子どもが泣き始めたら、まずは授乳やおむつ交換・温度管理などを確認し、熱がないかなど子どもの様子を確認してみましょう。特に異常がなければ「子どもは泣くもの」と思い、抱っこをしてみたり、話しかけてみたり、温かい気持ちで見守りましょう。
また泣くことによって親へのスキンシップを求めているときもあります。「不安なときや不快なときに泣くと、親が近くに来て癒やしてくれる」この経験が積み重なることにより、親と子どもとの信頼関係が築かれていくのです。抱っこをしてもらい肌が触れ合うと、子どもの心は安定していきます。
- 日本産婦人科医会幹事 星 真一「母子の愛着形成について」(http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2018/02/20180429precongress.pdf,2021年6月29日最終閲覧)
- 焼津市乳幼児教育推進会議「第 1 回 泣くことから始まる愛着の形成 ~全ての人間関係のはじまり~」(https://www.city.yaizu.lg.jp/g04-005/documents/dai1kaih28.pdf,2021年6月29日最終閲覧)










