授乳回数の安定・減少
おっぱいやミルクを飲むのが下手だったころと違い、だんだん上手に飲めるようになってきます。飲み方の個人差が大きくなる時期なので、周りの意見気にしすぎないようにしましょう。
1回の授乳で量を多く飲める様になるため授乳の回数が減ってきたり、お腹がいっぱいになって飲むのをやめることができるようになったりするので、飲む量が減ることもあるでしょう。
赤ちゃんの様子に気を配り、無理に飲ませることはしないようにしましょう。
生活リズムが少しずつ整い始める
授乳のリズムが少しずつ整ってくることで、生活リズムも少しずつ整い始めるのが生後3か月ころです。
光環境を意識した生活を心がけることにより、生後2~3カ月ごろになると、強い眠気を催すホルモン「メラトニン」を大人のように、夜になると分泌を高められるようになってきます。 ※1
朝・昼・夜のリズムを少しずつ整えながら、今後の育児につなげていきたい時期。体もしっかりし始め、気持ちの成長も著しいころですので、昼に体を動かしたり、脳を刺激できる遊びをすることで、昼夜のリズムをつけられるようになると良いですね。
- 東大阪市「保健師からのメッセージ(生後3か月)」(http://www.city.higashiosaka.lg.jp/kosodate/0000021881.html,2021年6月29日最終閲覧)
- パンパース「生後3か月の赤ちゃん: 生活リズムができてくる」(https://www.jp.pampers.com/newborn/development/article/3-month-old-baby,2021年6月29日最終閲覧)
生後3か月の赤ちゃんのお世話の心がけ
生後3か月ごろになると、新生児の赤ちゃんとはお世話の仕方も少しずつ変化していきます。お世話のポイントを紹介しますので、以下のことを心がけてみてくださいね。
3か月~4か月健診を受けよう
生後 3~4か月になったら、乳幼児健康診査(健診)を受けるようにしましょう。
3~4か月健診では、身体的発育、精神発達、けいれん、運動発達、神経系の異常、感覚器の異常、血液疾患、皮膚疾患、循環器系疾患、呼吸器系疾患、消化器系疾患などさまざまな診察を行います。
受診前に発熱や咳・下痢などの症状や水ぼうそうやおたふくかぜなどの感染が疑われる場合は、診察可能かどうか病院に確認するようにしてください。生後6か月までに受信可能なので、次の月に延期することも可能です。
持ち物は、母子健康手帳、記入済みの問診票、バスタオルなどのほかに、おむつ・ミルクなど外出時に必要なものも準備しておくと安心です。
- 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター「乳幼児健康診査身体診察マニュアル」(https://www.ncchd.go.jp/center/activity/kokoro_jigyo/manual.pdf,2024年3月5日最終閲覧)
- 千代田区「3~4か月児健康診査」(https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kosodate/kosodate/kenko/kenko3-4.html,2024年3月5日最終閲覧)
音がしたり手で握れたりするおもちゃで遊ぼう
生後3か月くらいになると、自分で頭を持ち上げて視界に入る人や物を見ることができるようになるので、声をかけると声のする方に顔を向け、あやすと赤ちゃんから笑いかけてくるようになります。
自分の指や手をじっと見たり指を動かしてみたりするようになるので、音がしたり手で握れたりするおもちゃで喜んで遊んでくれるでしょう。おもちゃがなくても、ママやパパが名前を呼んだり手をたたいて音を出したりして気を引き、音や声で遊んであげるのもよいですね。
- 坂口子どもクリニック「坂口子どもクリニック」(http://www.sped.jp/develop0.htm,2024年3月5日最終閲覧)
- パンパース「生後3ヵ月の赤ちゃんの成長と発達新生児の生活リズム」(https://www.jp.pampers.com/newborn/development/article/3-month-old-baby,2024年3月5日最終閲覧)
- 柊みみはなのどクリニック「乳児の心身の発達について」(https://hiiragiclinic-arimatu.com/pediatrics_seminar01/,2024年3月5日最終閲覧)
クーイングに答えてあげよう
生後2~3か月ごろの赤ちゃんは、機嫌のよいときに、「あーう」「くー」などといったゆったりとしたやわらかい声を出すことがあります。これはクーイングと呼ばれるもので、泣き声や叫び声とは違い、口やのどが発達して出る声のこと。
その後はクーイングが多音節からなる言葉の喃語になり、喃語で親と一緒に遊び始めるようになるのです。赤ちゃんは、クーイングや喃語で舌や喉、口の筋肉を動かして発達させていきますので、まずは、クーイングに答えてあげて発声を促してあげましょう。










