生後6ヶ月頃までは、ママから生まれるときにもらった免疫のおかげで赤ちゃんはあまり風邪をひきません。しかし生後6ヶ月をすぎると、生まれつき受け取っていた免疫も切れてくるため、赤ちゃんたちは風邪をひきやすい状態になります。
発疹やせき、鼻水などの症状が目に見えて出てきたときや「いつもよりなんとなく機嫌が悪いな」「ぐずぐず泣いているな」と感じたら、熱がないか計ってみたり全身に異常がないか確かめてあげるようにしましょう。
熱があっても機嫌が良ければ翌日の受診でも大丈夫ですが、機嫌が悪い、ぐったりするなど様子がおかしい場合には病院に相談をしましょう。
- ユニ・チャーム他「赤ちゃんの病気カレンダー」ベビータウン(http://www.babytown.jp/scene/health/know/004/index.html)
- 秋山こどもクリニック「はじめての発熱」秋山こどもクリニック(https://www.akcl.jp/colum/co50cat4.html)
5~6ヶ月の赤ちゃん育児の注意点
この時期の赤ちゃんの育て方で、特に注意したい点をご紹介します。
すると良いこと
5~6ヶ月の赤ちゃんはパパやママの顔をしっかり認識するようになり、心の結びつきを感じるようになるでしょう。スキンシップをすると笑顔になったり声を出して笑ったりします。たくさん応じてあげましょう。
また、だんだんと泣き声でも笑い声でもない言葉を発するようになり、自分から他者にコミュニケーションを取ろうとする様子もみられます。目を見て正面から赤ちゃんに語り掛けてあげましょう。また、赤ちゃんが声を出した時には、パパやママもそれに答えてあげるようにすると言葉や行動の発達につながります。
- 新潟県福祉保健部「乳幼児保健指導の手引 改訂第4版」新潟県福祉保健部(http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/100/653/5-4,0.pdf)
- 鳥取県「乳幼児健康診査マニュアル」鳥取県乳幼児健康診査マニュアル(http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/249478/ippan26.pdf)
注意すること
赤ちゃんは行動範囲が広がってきて、なんでも口に入れたがります。誤飲につながるもの、やけどやけがの原因になるものは近くに置かないように注意しましょう。
また、転落事故防止のため窓、階段の上がり口や玄関、キッチンなどには柵をしましょう。柵は赤ちゃんのわきの下よりも高いものにすると安心です。
色々なものに興味を持つ時期、思わぬケガをしないように注意して見守ってあげましょう。
- 新潟県福祉保健部「乳幼児保健指導の手引 改訂第4版」新潟県福祉保健部(http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/100/653/5-4,0.pdf)
- ユニ・チャーム他「赤ちゃんの事故カレンダー」ベビータウン(http://www.babytown.jp/scene/anzen/know/001/index.html)
赤ちゃんのチャレンジを見守りましょう
離乳食や寝返りと、赤ちゃんにとってもママにとっても思い出深く成長を遂げるこの時期。赤ちゃんがだんだんと「自分の世界」に飛び出していくのを感じる時期でもあるでしょう。寝返りに成功する様子や、お座りにチャレンジする様子は本当に愛らしく、成長を頼もしく感じますね。
動きが活発になるのはとてもうれしいことですが、ママにとっては「ヒヤリ」とする場面が増えてくる時期かもしれません。風邪や怪我なく暮らせるよう、ママはじっくりと見守ってあげましょう。
生後5~6か月の赤ちゃん育児についてもっと知りたい方は、以下からごらんになれます。










