米から作る10倍がゆを作ってみよう!
初めての離乳食は、どのようなものをあげたらよいのだろう?どうやって作るのだろう?と、初めのうちは疑問や不安がたくさんありますよね。
離乳食は、トロトロとした舌ざわりがなめらかなおかゆから始めるのが一般的です。ごっくん期といわれる離乳食初期から食べ始める10倍がゆの作り方から保存方法などをご紹介します。冷凍保存しておけば忙しいときにも回答するだけで食べさせることができて便利なため、ぜひ覚えてみてくださいね。
- キユーピー「教えて!離乳食のコツ」キユーピー(http://www.kewpie.co.jp/babyfood/advice/susumekata/index.html,2019年6月19日最終閲覧)
- 和光堂「離乳食の進め方の目安」わこちゃんカフェ(http://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/meyasu.html,2019年6月19日最終閲覧)
鍋を使ってお米からおかゆを作る方法
材料&用意するもの
- 米:大さじ1
- 水:3/4カップ
- 鍋
- 泡立て器
作り方
- 鍋にお米と水を入れて30分浸す
- 蓋をして強火にしたら沸騰するまで煮る
- 沸騰したら弱火にして、さらに30分煮る
- 火を止めて10分蒸らす
- 泡だて器で混ぜながらつぶす
3で弱火にしていても、吹きこぼれることがあるので蓋を少しずらしておくことをおすすめします。大さじ1のお米で、大さじ山盛り3ほどの10倍がゆができるので冷凍して使えますよ。
炊飯器でお米からおかゆを作る方法(その1:おかゆのみを炊く方法)
作り方
- 0.5合分のお米を研いで、お水を入れて30分浸す
- おかゆモードで炊く
- 炊けたら少し蒸らす
- 泡だて器で混ぜてお米を細かくする
炊飯器に「おかゆ」という表記があれば、おかゆを炊飯器で作ることができます。
上記の作り方は0.5合分の米を使用しています。材料はシンプルで炊飯器とお米、炊飯器に記されているお水の量があれば準備OKです。
一回の炊飯で0.5合分を炊いておくと、2回食でだいたい2週間分作れます。ごはんをすりつぶす手間が省けるため楽ですね。
炊飯器でお米からおかゆを作る方法(その2:大人のごはんと一緒に炊く方法)
材料&用意するもの
- お米:大さじ1
- 水:3/4カップ
- すり鉢
- 炊飯器
- お釜ジャー(アカチャンホンポ)や耐熱ココット
作り方
- 耐熱カップにお米とお水を入れて10~30分置く
- 炊飯器を通常モードで炊く
- 炊き上がったらすり鉢でつぶす
おかゆモードで炊くよりも少し手間がかかりますが、すり鉢でつぶすことでつぶつぶの少ない10倍がゆを作ることができますよ。
電子レンジでおかゆを作る方法
材料&用意するもの
- 離乳食用シリコンスチーマー(リッチェル)
- お米:9g
- お水:3/4カップ
- 電子レンジ:600w5分
作り方
- 離乳食用のシリコンスチーマーに付属でついているスプーン1杯(9g)のお米
- シリコンカップに刻まれている3/4分の水をカップに入れて30分置く
- レンジ(600w)で5分加熱する
- 5分経ってもすぐには取り出さず、12分蒸らす
こちらもつぶす手間がなくお米から10倍がゆの完成です。レンジ500wの場合は6分にします。忙しいときも電子レンジで10倍がゆを作れるのはありがたいですね。
おかゆの保存、解凍はどうする?
赤ちゃんが1回の離乳食で食べられるおかゆの量は少ないですが、毎食おかゆを作るのは大変ですよね。そのため、一度のおかゆづくりで多めに作って保存しておくと便利です。おかゆの保存や解凍方法、注意点をご紹介します。
作ったおかゆの保存方法
多めに作ったおかゆは、常温では雑菌が増えてしまうため作った後はできるだけ早く冷凍保存します。
その日のうちに食べる分は冷蔵庫でも保存できますが、多い場合には冷凍庫で保存しておくとよいでしょう。冷凍庫での保存が可能な期間は1週間です。
一度手をつけてしまったおかゆは保存せずに捨てるようにしましょう。
- パルシステム生協協同組合連合会「初心者ママに。離乳食「おかゆの作り方」」pal★system子育て123(http://kosodate.pal-system.co.jp/zissen/okayu/,2019年6月28日最終閲覧)
- ひよこクラブ(編)「はじめての離乳食」P32(ベネッセコーポレーション,2012年)
おかゆを保存するときの便利グッズ
保存するときに筆者が使ってよかった道具、便利なグッズをご紹介します。
製氷皿や小分け容器
一食分ずつ小分けにしておけば、取り出しやすく便利です。ふた付きのものならほこりも入らず衛生的です。凍ったものはフリーザーバッグに移すこともできます。
フリーザーバッグ
菜箸などで筋をつけておくと、使うときにパキッと割れて便利です。薄く伸ばすと冷めやすく、冷凍するときも場所を取りません。
おかずカップ
一食分ずつ小分けに保存できます。シリコン製なら製氷皿よりも簡単に取り出せます。また、カップのまま加熱することもできるので便利です。
解凍するときのポイントは?
筆者の場合は食べさせる前に必ず火を通してあげるようにしていました。解凍する量が少ないときは、電子レンジが便利です。耐熱容器に入れ、電子レンジで解凍します。
解凍後になめらかさが足りない場合は、水を足して加熱するか、お湯でのばすと食べやすくなりますよ。
おかゆは離乳食の基本です
離乳食が始まったら毎日のように食べるおかゆ。初めはおかゆ作りが大変と思うかもしれませんが、炊飯器で一度にたくさん作って保存するなどコツをつかめば徐々に慣れてくるでしょう。
たくさん作ったおかゆは、小分けにできるシリコン製の容器やファスナー付きの保存袋に入れておくと便利ですよ。10倍がゆといっても作り方はさまざまです。無理せず続けられるように、自分が作りやすい方法を見つけてくださいね。
※記事内の写真・動画はすべて掲載許可を得ております。
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