離乳食の椅子って必要??
生後5か月ぐらいの離乳初期は、まだ腰が据わらず、自分でお座りできる赤ちゃんは少ないので、ママが抱っこした状態で食べさせるのがいいでしょう。
では、赤ちゃんの腰が据わった後、なぜ椅子が必要なのでしょうか?
- 動くようになると抱っこではごはんをあげにくくなる
- 椅子に座るという習慣づけのため
- ご飯は座って食べるというしつけのため
離乳食は、母乳やミルクを飲むことからごはんを食べることへの"食の成長"を促すことのほか、ごはんを食べることについてのしつけや習慣づけを学ぶ機会でもあります。
離乳食を椅子に座って食べることで、「椅子に座る」、「ごはんは座って食べる」というルールもしっかりと身についていきます。しつけや習慣づけのためにも、離乳食用の椅子はしっかり準備しましょう。
離乳食についての記事をもっと読みたい方は、下記よりごらんください。
おすすめの椅子6選
離乳食を食べるときにおすすめの椅子を6つ紹介します。
1.ベビーチェア
やわらかいビニール製のベビーチェアやバンボのような椅子は、離乳初期のおすすめです。まだお座りがひとりでできない赤ちゃんでも座る体勢をとることができます。
柔らかい素材でできているので座り心地もよく、首が据わる頃から使うことができます。椅子にセットできるテーブルもあります。
特徴
- 離乳初期から使える(お座りができなくても使える)
- 床で食べさせる場合に便利
- 太ももの太さによっては、窮屈なこともある
- ある程度動けるようになると抜け出してしまう
離乳初期に使いやすい椅子です。また、椅子に取り付けるベルトがついているものは、大人用の椅子に取り付け、ダイニングテーブルなどでの使用も可能です。
2.ハイチェア
お座りができるようになってから、幼児期まで使えるハイチェア。ダイニングテーブルにハイチェアを使えば、家族みんなが一緒のテーブルで食事ができますね。
特徴
- 幼児期まで長く使える
- 座り心地が、しっかりと安定している
- 「椅子に座る」という感覚がしっかり感じられる
- 子供が一人で座ることは難しい(乗り降りを手伝う必要がある)
- 床に座って食事する家庭には不向き
- 高さの調整がきかないものは、自宅のダイニングテーブルの高さに合わない場合がある
- 腰ベルトのみのものが多く、立ち上がる危険がある
ダイニングテーブルで食事をする家族向きです。
座高の高さや足の天板の高さが調整できるか、自宅のダイニングテーブルの高さに合っているかを考えて、購入する必要があります。
椅子や足置きの天板の高さを成長に合わせて変えられるものは、幼児期まで長く使えます。
3.お食事用ハイチェア
離乳初期から幼児期まで長く使えるお食事ハイチェアは、ハイチェアに食事用のテーブルがついたもの。
折り畳み式や高さ調整ができるもの、リクライニングするものなど、たくさんの種類が出てきます。
テーブルの取り外しが可能なものを選べば、テーブルをはずしたときにはハイチェアとして使用可能。
固定のテーブルの場合は、テーブルを前後に動かせないものが多いため、テーブルとおなかの間に必要以上の隙間ができてしまうことがあります。
特徴
- 幼児期まで長く使える
- 座り心地が、しっかりと安定している
- 「椅子に座る」という感覚がしっかり感じられる
- 勝手に立って歩き回ったりできない
- テーブルの位置を前後に調整できるものが多い
- 子供が自分で座ることは難しい
- 食卓周りで幅をとる(食卓周りが狭い場合は、邪魔になる)
- ベルトがついていないものは、子供が立ち上がる危険がある
- 家族が床に座って食事をする家庭には不向き
離乳食開始から幼児期までずっと使えるので重宝します。家族がダイニングテーブルで食事をする家庭に向いています。
背もたれが高く、肩ベルトもついているものが多いので、子供が勝手に立ち上がることが少ないです。
4.豆いす
リーズナブルな価格で購入できる豆いす。テーブルをつけられるものもあり、離乳食用の椅子として使うことができます。
特徴
- 価格がリーズナブル
- 低いテーブルで食事をする家庭向き
- 子供が自分で椅子に座ることができる
- 食事中に立ち上がってしまう可能性がある
- 離乳食をあげる人も床に座らなくてはいけない
手頃な価格で手に入る椅子ですが、離乳食の途中で赤ちゃんが立ち上がったり、椅子から降りてしまったりする可能性があるので十分注意しましょう。
5.テーブルにつけるタイプ
テーブルにつけるタイプの椅子は、テーブルで離乳食を食べさせる場合にも、低いテーブルで食べさせる場合にも使うことができます。
しっかりベルトもついているので、子供が椅子から抜け出すことは難しいため、しっかり座って食べることの習慣づけができる椅子です。
特徴
- ダイニングテーブル、こたつなど、どこにでも使える
- 椅子が場所を取らない(取り外して片づけることができる)
- 子供が一人で立ち上がることは難しいため、しっかり座らせられる
- テーブルの厚みによっては取り付けられない
- ほかの椅子よりも耐荷重(座れる最大体重)が低い
テーブルに取り付けるタイプの椅子はとても便利ですが、取り付けて使う椅子なので体重に合った製品を使うようにしましょう。耐荷重はそれぞれのメーカーによるので確認してみてくださいね。
6.ハイローチェア
新生児のころから使えるハイローチェアのほとんどは、お食事用の椅子として使えるようになっているものがほとんどです。
特徴
- 腰が据わっていなくても、リクライニングで無理のない角度で座らせることができる
- 座り心地が柔らかい
- 食べこぼしなのでカバーなどが汚れる
- 親と一緒に同じテーブルで食べるということはできない
- 1歳前後になると、狭くなる
もともとお昼寝のためなどにハイローチェアを持っている場合は、離乳初期には離乳食用の椅子として活用できます。
腰が据わっていなくても、リクライニング機能があれば、赤ちゃんが1番楽な姿勢で離乳食をあげることができますよ。
ただ、本来椅子として作られたものではないため、1歳ぐらいになると狭いと感じることもあります。
食事スタイルに合わせて、1番長く使えるものを
離乳食用の椅子にはいろんな形状やタイプがあり、どれがベストなのか悩みますね。
椅子に座るということは、食べることに対するしつけや椅子に座ることの習慣づけにもなります。
離乳食を食べているときから、椅子に座って食べるという習慣づけをすれば「食事の間はしっかり座る」、「歩き食べをしない」ということが自然と身についていくでしょう。
もともとある家庭の食事スタイルに合った、長く使える椅子を選びましょう。