実際に保育園でやっていた!赤ちゃんの泣き止ませテクニック
0~1歳の子供を育てているママの悩みはいろいろあると思いますが、中でも悩みやすいところは「泣いている子供をどうしたらよいのか」ではないでしょうか。
小さい月齢の頃はオムツが濡れている・空腹等といった不快で泣いていることが多いのですが、大きくなるにつれて泣く理由も増えて更に悩んでしまう人も多いのでは?
そこで今回は保育園で実際に0~1歳児クラスの保育士がやっている泣き止ませテクニックを伝授したいと思います。
私自身保育士として働いていたときによくやっていたことなので、多くのママたちに真似してもらえれば幸いです。
1.抱っこではなく、おんぶにしてみる
抱っこに関しては多くのママが実践しているはず。ずっと抱っこしていて手首が腱鞘炎になってしまうママもいるかもしれませんね。
保育園では保育士1人で複数の子供を保育しなければいけないので、抱っこをするときもあればおんぶのときもあります。
特におんぶだと大人の背中にくっつく体勢になるため、抱っこと違って周りを見回すことができて赤ちゃんの目線が変わって泣き止むことが多いですよ。
また両手が塞がらないので、家庭でも家事の合間にママがおんぶしてあげられるので便利です。
2.お外に出て気分転換をする
ずっと泣いていると子供自身も途中からなぜ泣いているのか分からなくなってしまうことがあります。
そんなときは外に出て環境を変えることもおすすめです。保育園の場合、乳児の部屋にはすぐそばにテラスがある場合が多いので保育士と一緒に外気浴も兼ねて外に出ます。
その際には「お日様がポカポカして気持ちがいいね~」「鳥さんはいるかな?」など、子供が興味を持てるような声かけもしてあげると良いですよ。
外に出ることは、ママ自身のリフレッシュにもなりますね。
3.遊びに誘ってみる
これも多くのママが実践しているかと思います。だけど遊びのバリエーションが少なくて困っている!なんて人もいるのではないでしょうか?
低月齢の子供でも楽しめるのは『いっぽんばし』というわらべうたです。多くの方がご存知かと思いますが、最後に「こちょこちょこちょ~!」とくすぐってあげるだけでも喜びますよ。
1歳を過ぎて遊びが広がってくる時期は保育士がままごと遊びや汽車遊びなどをやって見せます。初めは泣いていた子供も少しずつ泣き止み、保育士の遊びに興味を持って参加しはじめることが多いです。
4.「○○したかったんだね」と共感し、気持ちを代弁する
1歳過ぎになると意味のある言葉が出始めるお子さんもいますよね。でも自分の気持ちを言葉で完璧に伝えるのは難しく、上手く大人に伝わらなかったときに泣いてしまう子も。
保育園では泣いている子に対して「Aちゃん、○○だったのかな?」と共感することから始めます。共感されることで子供も「この人は私の気持ちを分かってくれている!」と思い、少しずつ気持ちを落ち着かせます。
そして「Aちゃんは○○したかったんだね」と子供の気持ちを代弁します。この方法は子供同士でのトラブル(物の取り合い等)でも多く使われるのですが、言葉数が少ない1歳児だからこそ必要な援助だと私は思います。
我が家の娘も1歳6ヶ月なので日々このテクニックを駆使して育児をしています。たくさん声をかけてあげることによって、ママ自身のイライラも減少してくるのでおすすめします。
5.体をマッサージする
マッサージをしてみるのも赤ちゃんが落ち着いておすすめです。信頼する大人にアタッチメントをしてもらうことによって、赤ちゃんは心地よさを感じます。
ねんね時期の赤ちゃんは仰向けにしてあげて足をゆっくり動かしてあげたり、頬を撫でたりしながら声をかけます。
またどんなに大きくなっても子供は肌と肌の触れ合いが大好き!お腹や手、足の裏を撫でてあげるだけでもOKです。
あまりの気持ちよさに泣いていたことを忘れて思わず眠ってしまう子もいます。ママも我が子をマッサージをするうちに気持ちが落ち着いてリラックスできるかもしれませんよ。
子供が泣いていたら、共感しながら一緒に乗り越えましょう
私自身、保育士1年目の頃は泣いている子供をどうやって泣き止ませるか分からず四苦八苦したものでした。しかし、周りの先輩がどんなふうに子供に接しているか見て学び、実践することによって子供の笑顔が増えていきました。
その経験があったからこそ、自身の育児で役立っているのだと感じます。保育士をやっていても子育てで悩むことがあるのに、育児が初めてのママはもっともっと大変なのだろうとも思います。
そして、赤ちゃんのご機嫌によってはママがどう頑張っても実践しても泣きやまない日もあります。そういうときは、「泣き止ませられないなんて」と落ち込まないでください。
赤ちゃんもどうしても泣いてしまう日もあります。少しお茶を飲むなど気分転換をして、今日は泣いてしまう日だなと思いながら、息が詰まらないようにしてくださいね。