思うように着替えができない、うまくいかないことによって着替えたくなくなる場合もありますね。こういう場合は「大丈夫、またやろうね」などと声をかけてパパやママが着替えさせてあげましょう。
ついイライラして「できなかったね」「ダメだったね」というマイナスな言葉をかけてしまったこともあります。そうなると次の着替えの時も表情が曇ってしまい、なかなか着替えてくれなくなってしまいました。
その時私自身はとても反省し、今では前向きな言葉でアドバイスをするようにしています。
:出かける気分でない
そもそも着替えが必要なときというのは、外に出かけるとき。毎朝同じ時間に着替えるのは、保育園や幼稚園に行くからだと子どもも理解しているでしょう。
着替えを嫌がるのは、園に行くのが嫌という理由があるのかもしれません。その場合は、園で何か嫌なことがないか、子どもに直接聞いてみたり園の先生に相談したりなどして、問題解決を図ってみるのがよいでしょう。
また、なんとなく出かける気分じゃないときも、出かけたらこんな楽しいことがあるよと聞かせて、出かける気分を高めてあげれば、自ら着替えようとするかもしれません。
遊んで欲しい!
着替えの前に遊んでいた場合は、もっと遊んでいたいという気持ちが強いのでしょう。特に、親と一緒に遊んでいたのなら、もっとかまってほしい、一緒に遊んでほしいという気持ちが強くなってしまいますよね。
着替えを拒否して駄々をこねると、親がかまってくれると思い、わざと着替えようとしない可能性も…。
親子のスキンシップもとっても大切ですので、子どもと触れ合う時間を増やして、着替え以外でもかまってもらえていると、子どもに充足感を与えるようにしてみてください。
着替えの練習で失敗しやすい点と教え方【年齢別】
子どもがうまく着替えできずに悩んでいる方は、年齢別に適した練習のコツや失敗しやすい点を踏まえて教えてあげてみることをおすすめします。
2歳
2歳ごろだと、まだTシャツなど上から着る服で頭を通すのが難しいことがあるので、頭を通すところまで手伝ってあげて、そのあとは片腕ずつ袖を通すように誘導してあげるとよいでしょう。
ズボンも自分で立って足を通すと、バランスを崩してしまう危険性があるので、椅子に座らせて履く練習から始めてみましょう。ズボンの片方に両足を通していないか注意して見てください。
慣れてくると自分で腕や足を通せるようになりますので、最初は手助けしながら見守ってあげてくださいね。
3歳
3歳になると、自分でTシャツなどの服に頭を通して着られることもありますが、洋服の前後はわかりにくいので、どちらを前に着ても問題ない服を用意してあげるとよいでしょう。
ズボンも少しずつ1人で履けるようになりますが、伸縮しにくい硬い生地やボタンなどがあると難しいので、ジャージなど伸びやすい布地やウエスト部分がゴムのものなど脱ぎ履きしやすいものを選んであげてください。
ボタン付きのものをチャレンジさせるのもよいですが、うまくいかないと自信を失ったり着替えが嫌になったりすることもあるので、無理のない範囲でやらせてあげましょう。
4歳以降
4歳以降は、服の前後や右左、表裏などが理解できるようになり、自分で確認して着られるようになるでしょう。
また、手先も器用になってきてボタンやファスナーなどの着いた服も、練習すれば段々と着られるようになります。特に、ファスナーは最初のかみ合わせが難しいので、ファスナー部分だけで練習させれば、1人でもつまずくことなく取り組めるでしょう。
自分でちゃんと着られたことが自信につながるので、まずは正しいやり方や順序をしっかり教えて、サポートしてあげてください。
子どもの着替え、そばでゆっくり見守ってあげて
子どもが1人で着替えられるようになると、親の負担も軽くなりますが、それ以上に子どもの成長を感じてうれしくなりますよね。
ただ、どんなことも放っておいても勝手にできるようになるわけではないので、最初のうちはしっかりやり方を教えて、サポートしながら根気強く見守ってあげることも必要です。
なかなか着替えてくれない場合は、何かほかに理由があるかもしれないので、この記事を参考に原因を探ってみてください。
いつから着替えられるようになるかは、個人差もありますので、親子のコミュニケーションの一環として親も楽しみながら練習に付き合ってみましょう。








