離乳食時期、ヨーグルトはいつから食べられる?
ヨーグルトを離乳食として与えることができる時期は、離乳食中期の生後7ヶ月~生後8ヶ月頃からです。ヨーグルトはカルシウムとタンパク質が豊富です。
またヨーグルトを保存するときは、10℃以下の場所にしまいます。ヨーグルトは振動を与えると水分が出てきてしまうため、冷蔵庫のドア部分に保存しないようにしましょう。カビや菌の繁殖を防ぐため、きちんとふたを閉めて保存してください。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ、80ページ、85ページ(学研プラス,2017)
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-03,2020年9月4日最終閲覧)
- meiji「 疑問を解決!ヨーグルト辞典」(https://www.meiji.co.jp/yogurtlibrary/style/dictionary/,2020年9月4日最終閲覧)
- 一般社団法人Jミルク「ヨーグルトの保存方法と利用方法」(http://www.j-milk.jp/findnew/chapter3/0506.html,2020年9月4日最終閲覧)
- 一般社団法人Jミルク「乳酸菌」(http://www.j-milk.jp/findnew/chapter3/0504.html,2020年9月4日最終閲覧)
離乳食時期にヨーグルトをあげる場合、基本はそのまま
離乳食中期の生後7ヶ月頃から離乳食として食べることができるヨーグルトを与えるときには、いくつか注意点があります。与え方と注意点について説明します。
- モグモグ期(生後7ヶ月から生後8ヶ月):無糖のヨーグルトをそのまま与える。
- カミカミ期(生後9ヶ月から生後11ヶ月):無糖のヨーグルトをそのまま与える。
- 完了期(生後12ヶ月から生後18ヶ月):無糖のヨーグルトをそのまま与える。
スーパーに行くとさまざまなヨーグルトが販売されていますが、離乳食として使うことができるものは無糖のプレーンタイプです。離乳食時期の赤ちゃんに向けて販売しているヨーグルトもありますよ。
ヨーグルトは加熱せず、そのまま与えることもできますし、果物など他の食材を混ぜて与えることもできるため、とても使いやすいでしょう。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ(学研プラス,2017)
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-03,2020年9月4日最終閲覧)
- パルシステム生活協同組合連合会「ヨーグルト」(https://kosodate.pal-system.co.jp/foods/yogurt/,2020年9月4日最終閲覧)
ヨーグルトを使った離乳食のアレンジメニュー
離乳食時期におすすめしたいヨーグルトのアレンジメニューを、離乳食中期と離乳食後期に分けて紹介しています。デザートやサラダなどのメニューがいくつかあります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
離乳食中期レシピ(モグモグ期):野菜ヨーグルト
©和光堂
材料
- 手作り応援ほうれん草と小松菜:1包
- ヨーグルト:30g
- レーベンスミルクはいはい:約5.2g
作り方
- ヨーグルトと手作り応援ほうれん草と小松菜を混ぜ合わせる。
- レーベンスミルクはいはいは30mlのお湯で溶く。
- 2でヨーグルトと手作り応援ほうれん草と小松菜を混ぜ合わせたものを伸ばして完成。
こちらのメニューで使われている手作り応援ほうれん草と小松菜は、和光堂の商品です。国産のホウレンソウとコマツナを粉末状にしたベビーフードで、お湯に溶かすだけで簡単に滑らかなペーストを作ることができます。手元に商品がないときは、ゆでたホウレンソウとコマツナをペースト状にして混ぜ合わせてもよいでしょう。
ヨーグルトは無糖のもの使用します。レーベンスミルクはいはいも和光堂が販売する粉ミルクで、分量は専用スプーンを使ってすり切り2杯分の量です。
- 和光堂「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/tedukuri/ser_tedukuri.html,2020年9月4日最終閲覧)
離乳食中期レシピ(モグモグ期):りんごヨーグルト
©和光堂
材料
- リンゴ:20g
- ヨーグルト:大さじ2
作り方
- ヨーグルトは器に移しておく。
- リンゴは皮をむいてすりおろす。
- すりおろしたリンゴをヨーグルトに入れ、混ぜ合わせて完成。
すりおろしたリンゴと無糖のヨーグルトを混ぜ合わせた簡単なメニューです。朝食やデザートにもぴったりではないでしょうか。
バナナ、いちごなど他の果物やサツマイモ、カボチャなどの野菜と混ぜ合わせるのもおすすめです。月齢によって食材を合わせて、レパートリーを増やしてみてくださいね。
離乳食中期レシピ(モグモグ期):かぼちゃと魚のヨーグルトあえ
©モグック
材料
- タイ:10g
- カボチャ:大さじ1
- ヨーグルト:大さじ1
- 野菜スープ:少々
作り方
- タイは加熱し、野菜スープを加えてすり潰す。
- カボチャは皮をむきいて水を少し加え、電子レンジで2分程度加熱する。
- 加熱したカボチャをマッシュする。
- すり潰したタイとカボチャ、ヨーグルトをよく混ぜ合わせたら完成。
ヨーグルトは無糖を使用しています。こちらのメニューではカボチャは電子レンジで加熱して時短していますね。もちろん、皮をむいてゆでた後にマッシュして作ることもできますよ。カボチャの甘みとタイのうまみがプラスされるため、ヨーグルトの酸味が苦手という赤ちゃんも食べられそうなメニューではないでしょうか。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):さつまいもとお魚のヨーグルトサラダ
©モグック
材料
- タイ:10g
- サツマイモ:3cmの輪切り
- リンゴ:8分の1個
- ヨーグルト:大さじ1
- きな粉:少々
作り方
- タイは加熱してほぐしておく。
- サツマイモは蒸して皮をむき、小さ目の角切りにする。
- リンゴは皮をむいてサツマイモと同じ大きさに切る。
- 水を切ったヨーグルトとタイ、サツマイモ、リンゴを和える。
- きな粉を振りかけて完成。
こちらは、サツマイモのホクホク感とリンゴのシャキシャキ感などさまざまな食感を楽しむことができるメニューです。こちらのメニューではサツマイモは蒸して皮をむいていますが、ゆでて調理することも可能です。
また、取り分けて大人も一緒に楽しむことができるメニューのため、多めに作っておくと重宝するでしょう。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):魚とさつまいもの豆乳サラダ
©モグック
材料
- タイ:10g
- きゅうり:20g
- サツマイモ:30g
- 豆乳:大さじ1
- ヨーグルト:大さじ1
作り方
- タイは加熱して細かくほぐす。
- サツマイモは水でぬらし、ラップをかけて電子レンジで加熱する。
- 加熱後、サツマイモの皮を取り除いてマッシュする。
- きゅうりは皮をむき、種を細かく刻んでさっとゆでる。
- タイとサツマイモ、きゅうり、豆乳、ヨーグルトを混ぜ合わせる。
- 混ぜ合わせたものを電子レンジで20秒かけて完成。
こちらもメニューで使われている豆乳は無調整豆乳で、ヨーグルトは無糖を使用しています。サツマイモを加熱するときは電子レンジだけでなく、蒸したりゆでたりしても作ることができます。調理しやすい方を選んでくださいね。
離乳食完了期である1歳以降であれば、マヨネーズをプラスしてアレンジすることが可能です。大人が食べるときは、レーズンやナッツを混ぜ合わせて作ってみるとおいしく食べることができます。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):フルーツサラダ
©和光堂
材料
- ヨーグルト:30g
- はじめての離乳食裏ごしとうもろこし:1包
- リンゴ:10g
- サツマイモ:10g
作り方
- リンゴは皮をむき、5mm程度の角切りにする。
- サツマイモは皮をむき、5mm程度の角切りに切り、柔らかくなるまでゆでる。
- ヨーグルトと15mlのお湯で溶いたはじめての離乳食裏ごしとうもろこし、リンゴ、サツマイモを混ぜ合わせて完成。
こちらのメニューで使われているはじめての離乳食裏ごしとうもろこしは、和光堂の商品です。キューブタイプでお湯をかけると、小さじ1杯分のとうもろこしペーストになります。ここではその商品を1包(キューブ三つ入り)使用しているため、手元にこちらの商品がないときは、小さじ3杯分の裏ごしとうもろこしを用意するとよいでしょう。
またヨーグルトは、無糖のものを使用しています。とうもろこしの甘みがプラスされているため、ヨーグルトが苦手な子供でも食べやすいフルーツサラダではないでしょうか。
- 和光堂「はじめての離乳食」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/hajimeteno/ser_hajimeteno.html,2020年9月4日最終閲覧)
混ぜて簡単!ヨーグルトを離乳食に活用してみよう
材料と混ぜ合わせるだけで簡単に一品作ることができるヨーグルトは、忙しいときに便利な食材でしたね。
ヨーグルトを離乳食として与えるときは、無糖のものをそのまま食べさせることができます。手軽に使えるヨーグルトをぜひ、離乳食に活用してみてくださいね。
手作業で骨取り済み!モグックの冷凍魚なら手間なくお魚離乳食が作れます
©モグック
通信販売で小分けサイズの冷凍お魚を販売している「モグック」では、1パック10gという小さなサイズでパッキングした魚を販売しています。お魚は手作業で骨を取り除いています。皮つき商品・皮なし商品を販売しており、手間や栄養面を考慮して選ぶことができますよ。
(今回紹介したレシピの一部はモグック様からご協力いただき掲載しております)
離乳食の基本やレシピが月齢別に見られる和光堂のわこちゃんカフェ
日本で初めて育児用のミルクを販売した和光堂は赤ちゃんのためにとの思いから、全ての商品に置いて品質を高く保っています。そんな和光堂が運営しているわこちゃんカフェでは、自社製品である高品質のベビーフードを使用したレシピが多く紹介されています。
また、離乳食の基本を動画で分かりやすく説明し、食材のチェックリストも月齢別に説明しています。ぜひ、離乳食作りに迷ったら参考にしてみてくださいね。
(今回紹介したレシピの一部は和光堂様からご協力いただき掲載しております。)