突然の震災。何をどうしたらいいのでしょうか?
ある日突然やってくる地震。いつどこで起こるか、誰にも予想がつきません。今、この瞬間やってくるかもしれない震災のために皆さんはどのような対策をしていますか?実際に起きた場合のシミュレーションは立てられていますか?きっと、実際に体験してみないと分からないこともあるのではないでしょうか。
震災が起こったとき、自分だけでなく家族がいる場所によって取る行動は変わってきます。また時間帯によっても違いますよね。ママリでも、下記のような投稿がありました。
どのくらいの大きさの揺れがきたら逃げればいいんですか?
揺れが来たらまず子どもを安全な所に誘導して
避難口確保ですか?
次はなんでしょう。
逃げるとなったらまとめてる荷物もって逃げますよね?
荷物とは子どものオムツとお尻拭き貴重品のみですか?
その時、施錠の他はなにするんですか?
今日教えていただいたお風呂に水ためる?
ガスの元栓しめる?
他にありますか?
食器棚など何も対策していないので全部食器が出てきそうです
辛い思い出を思い出させてすみません
実際避難した方もしよろしければお話聞かせていただけますか?
なんでもいいです知識を教えてください。
大きな地震が起こったとき、まず始めにどのような行動を取ればいいのか分かりませんよね。シミュレーションをしてもとっさのことに対処ができないこともありえます。
しかし、頭の中で整理をしておくことでいざ起こったときに変わってくるかもしれません。実はこの記事を書いている最中、筆者の住む地域では地震がありました。幸い大きなことにつながりませんでしたが、すぐにテレビをつけて情報を確認し過ごしています。
今回は、実際に震災にあった方々の意見をまとめました。紹介するコメントは、実際に震災を経験された方のものもあり、つらい記憶を呼び起こす可能性がある内容となっていますので、苦手な方は承知の上での読み進めをお願い致します。
震災経験者の声を集めました
日本では数多くの方が震災を経験してきましたが、まだ大きな震災にあったことがないという方もいらっしゃいます。突然の震災にどうやって対処をしたら良いか、分からない方もいるのではないでしょうか。
ここからは震災を経験してきた方たちの意見、アドバイスをまとめました。いつくるか分からない震災に、経験者の声を聞いて備えておきましょう。
薬は常に用意しておく
シュミレーションしておけば
全くしていないよりも
全然違うと思います🙆♀️
薬は常備薬があったのと
ちょうど産院で貰ってた漢方も
余裕があったので
特に買ってなかったです!
大きな震災が起こったとき、食料や日用品だけではなく薬も手に入りにくくなります。持病や、急な体調不良にそなえるため薬は常備しておきましょう。
薬だけでなく消毒液やばんそうこう、ガーゼなど救急セットをチェックしておくのも良いです。また今度買えば大丈夫…では遅いかもしれません。常用しているものがあれば早めに確認し、多めに補充をしておきましょう。
車のガソリンはなるべく入れておく
生後6ヶ月の娘1人と一緒でしたが、揺れがおさまるまでは娘にバスタオルを頭からかけて抱きかかえてました。
揺れがおさまったら、夜中でパジャマだったのですぐにズボンとTシャツ、上着、家の中でしたが靴を履いて、ガスの元栓を止めました。
それから水筒と二リットルのペットボトルに水を入れ、オムツとお尻拭き、近くにあったバナナ、タオル、携帯と充電器を持って外の車に避難しました。その間子供は抱っこで、懐中電灯を首から下げてましたが、全体で15分くらいで完了したかと思います。
その後は、幸い同規模の揺れがなかったので家に戻りました。
避難を想定して荷物をまとめてあるのであれば、着替えやくつ、懐中電灯などのものがどこにあるかを把握してすぐ動けるようにしてあればいいのかなと思います。
私は全く突然だったので、貴重品は置きっぱなしでした💦
車をお持ちでしたら、ガソリンは出来るだけ半分以上入れておくことをお勧めします。東日本の時も福島周辺にいましたが、やはりまず車に避難して、携帯なんかは車から充電できたので良かったです。
少しでも不安解消の参考になればと思います。
田舎なので車がないと逃げられませんでした。ガソリンスタンドはできるだけ早めに行った方がいいです。軽、普通車関係なく、ガソリンは2000円までしか入れれず、長蛇の列が出来ました。道路は通れなくなってる道があります。細い道は陥没していたり、ひび割れていたり、道沿いの家の塀が倒れていたりで、車がパンクする恐れがあるので必要以上は通らず、大通りを行った方が確実です。
車で逃げる場合は、シガレットにさせる充電器があったら便利ですよ!
いざ車を使おうと思ったらガソリンが少なかった…という声もあります。災害のあとは街中が機能しないため、ガソリンスタンドも日常通りに使うことはむずかしくなりますよね。
混乱する前にできるだけガソリンを入れておくことが大切です。筆者が住む地域では東日本大震災のとき、ガソリンを入れることがなかなかできず、車移動を制限しました。
予想外なことが起きる前に、できることはしておきましょう。
ブレーカーを落とす
電気のブレーカー落としていってください!
停電後、通電したときに火災につながることがあります。
あと、食器棚の対策していないのであれば、せめて、自分のよくいるところのそばに、スリッパなどを置いておきましょう。
裸足で散乱した部屋の中を歩いて玄関までは危険です。
寝室にも必ずスリッパを。
意外と盲点だったのはブレーカーです。地震がおきたときにブレーカーを落としておくことは大切。理由は漏電(ろうでん)や故障などによって火災が起き、二次災害が発生する恐れがあるからです。
二次災害を防ぐために、自分たちでできることはしておきましょう。ブレーカーの位置を知らない方はどこにあるのか確認が必要です。万が一、火災が起きたときのために消火器の確認もしましょう!
- 東北電力「地震のときの対処法」(https://www.tohoku-epco.co.jp/oshirase/earthquake.html,2019年6月27日最終閲覧)
- 関西電力「停電・災害時の対処法」(https://kepco.jp/ryokin/denki/den3,2019年6月27日最終閲覧)
感染症予防にマスク
避難先はたくさんの人が出入りします。そのため風邪予防をする意味でも、使い捨てマスクを用意しておくと良いですよ。
ホームセンターやドラッグストアだけでなく、100均でも取り扱っていますので常備しておきましょう。また子供用サイズがあるので、そちらもあると重宝しそうです。
お子さんがマスクに使いなれていないときは、少しだけでもマスクをつける練習をしてみましょう。
お風呂の水をためて生活用水の確保
揺れが来た時は、無我夢中で子供を守りました。
揺れが落ち着いてから、ガスの元栓を確認しました。
そのあと情報収集です。余震などもあるので、むやみに外にです、状況確認しながら、避難してください。避難所開設や水の配給なども、情報収集していないとわからないことが多かったです。
また水道が濁ったら、貯めてください。飲み水には使えませんが、トイレなどには使えます。
こちらは、大阪北部地震を体験したママからの投稿です。真っ先にお子さんを守り、落ち着いてからいろいろと対応をしたとのこと。
水道が止まるとトイレを流したり、服を洗ったりすることができません。すぐに復旧すれば良いですが、こればかりは予想がつかないですよね。
それにそなえ水道が動いている間、お風呂に水をたっぷり溜めておきましょう。水道が止まっても少し安心ですよね。震災は予想外のできごとがたくさんあるので、しっかり準備をしておくのが大切です。
赤ちゃんがいるなら紙おむつ、粉ミルクを常備
初めての育児で不安なのに、地震、計画停電、全てが自粛で気分までどんどん落ち込みました。
今は液体ミルクがあるので、備蓄として。粉ミルク、オムツも多めに用意してます。
カップ麺も食べたことないと何かあったときに受け付けないと困るとどこかで見たので、時々食べさせてます。
熊本地震(当時長女1歳半)
トイザらスでパンパースの箱入りを3箱買っといて家においてたので凄く助かりました。
レトルトのカレーやご飯、水のペットボトル
、こどものお菓子にかなり助けられました。
ふりかけや即席の味噌汁、スープも常備してたのでカセットコンロで水を温めて温かい食事をとることができました。
なにより地震の揺れと、
ケータイの地震アラーム音が怖かったですね。
揺れも強いとすぐには動けなかったです。
ただ、怖くて怖くて娘をブランケットに包んで鞄に携帯、貴重品を入れて片手におむつ袋のまま握って
ブレーカー、ガスの元栓、家の鍵閉めて(泥棒がいたら嫌だったので)
家の裏にある中学校に避難しました。
旦那は帰宅が夜遅く、ちょうどいなかったので娘の命最優先だと思い歩いて避難しました。
赤ちゃんがいるお家は、ミルクとおむつは常に用意しておきましょう。今は液体ミルクが販売されていますが、以前はなかったのでミルクをあげられなくて困ったママが多くいました。
母乳で育てているから大丈夫…という声がありますが、震災のストレスで母乳が出なくなってしまったという声も。母乳で育てているママも、1缶はミルクを用意しておくと良さそう。布おむつを使用している方も、紙おむつを準備しておくと良いですよ。
哺乳瓶は消毒をしなければならないため、使い捨て哺乳瓶や紙コップがあると使えます。
津波警報が出たら高台へ逃げることを優先
海沿いに住んでいる方は津波の心配があります。東日本大震災を経験した方の体験談で、荷物をまとめるよりも身の安全を確保するべきと書いています。
津波は逃げるのを待ってはくれません。とにかくすぐに高台へ避難しましょう。筆者が住む地域は海は近くありませんが、外出時に海や水辺が近いときは高い場所へ避難することを頭に入れておくべきですね。
荷物はあとでなんとかなりますが、命はどうにもなりません。避難を最優先です。
何よりもお子さんを守ること
息子が1歳5ヶ月でした。
地震のアラームが鳴ってすぐ地震がきたので、主人と私で息子に屋根をする様に覆いました。
我が家は緊急時の荷物は全く用意しておらず、オムツ、お尻拭きなどは元々、買いだめておくので助かりました。
地震が収まってからガスを止め、お風呂に水を溜めました。
当時、買えなくて困ったのが電池でした。
懐中電灯が家にあっても電池が無く、何件もコンビニなどを探しました。
あと、地震が収まった後はコンビニなど営業してくれる所もありますが、何処も長蛇の列、物も無い。。。という状況でした。
日頃からカップ麺や、レトルト品、水などあれば良いですね。
お店が営業してくれても、カードは使えないので、現金があれば良いと思います。
ATMも稼働しないので。
地震は、想定していないときにある日突然起こりうるもの。起きた瞬間は冷静な判断をすることが難しいかもしれませんが、まずお子さんを最優先で守ることが大切。
実際に大きな地震で被災したママたちは、無我夢中でお子さんに覆いかぶさったり抱っこしたりしていました。万が一のため、別室に寝かせている場合でもスムーズに駆けつけられるかシミュレーションをしておくと良さそうです。
荷物は事前にまとめておき、避難先など決めておこう
震災はいつ私たちを襲ってくるか分かりません。日頃から荷物を準備し、非常食を確保しておくことはとても必要です。また避難先や避難経路、バラバラにいるときはどう動くかを家族で確認しましょう。
筆者は子供を保育園へ預けているため、まず子供たちの迎えが必要になります。保育園まで迎えに行けるかわからないかもしれない、誰が迎えにいくのかなど、子供たちと情報を共有しておかなければなりません。そして家族だけでなく、近所の人とも連携が取れるようであれば話をしておくと良いですね。
困ったときはお互い様です。万が一に備え、家族や周りの人と確認をしましょう。今回紹介できなかった体験談はママリから見ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。