パートで産休・育休をとるということ
産休・育休と聞くと正社員やフルタイムで働いている人しか取れないようなイメージがありますが、実はパートでもとることができるんです!
産休はパートタイマーでもとれる
厚生労働省によると雇用形態に限らず、産休(産前産後休暇)は誰でもとることができます。つまり、パートでもフルタイムで働いている人と同じように、申し出ることで、出産前に6週間・出産後に8週間の産休がもらえます。
育休取得には条件がある
では、育休はどうでしょうか?
育休の場合は、取得条件があります。ですが平成29年1月1日から、取得条件が緩和されました。
- 育児休業を申し出た時点で過去1年以上継続し雇用されていること
- 子供が1歳6ヶ月になるまでの間に雇用契約がなくなることが明らかでないこと
2つ目に関しては、「雇用契約があるかないか、わからない人でも大丈夫です」とのこと。ここが今回、緩和されたポイントです。
- 厚生労働省「あなたも取れる!産休&育休」厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/31.pdf)
- 厚生労働省「育児・介護休業法が改正されます!」厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/pdf/ikuji_h28_06.pdf)
私が感じた産休・育休をとることのメリット・デメリット
産休・育休をとることはメリットしかなさそうですが、デメリットもありえます。メリットとデメリットについて私の体験を紹介します。
メリット
産休・育休をとるメリットは、なんといっても、からだを休めることができ、出産・育児の準備やそのものに集中できること。出産間近や直後は特に大変なので、しっかり利用したいですよね。
さらに、パートで産休・育休をとるという前例をつくることで、同僚や、自分が将来また妊娠した時に取得しやすくなるという利点もありました。
デメリット
一方、デメリットは、法律で定められているとはいえ、現実は難しいものがあります。勤務先によっては、申請・取得をきっかけに仕事を辞めるよう迫られたり、職場の人間関係が悪くなってしまったりしたという声もよく聞きますね。
産休・育休のとり方
産休は通常は出産予定日の6週間前、双子など複数の赤ちゃんを妊娠している場合は予定日の14週間前から、休むことができます。
育休の場合は、お休みに入る1ヶ月以上前に申請する決まりになっているので、産休に入る前か産休中に手続きをすることになります。
具体的な手続きは、会社ごとに決まりがありますので、担当部署に問い合わせるようにしましょう。
- 厚生労働省「あなたも取れる!産休&育休」厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/31.pdf)
- 厚生労働省/女性労働協会「産前・産後の休業について」女性にやさしい職場づくりナビ(http://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/ninshin/sanzen_sango.html)
産休・育休はみんなのため
パートで産休・育休をとるのは気が引けるかもしれませんが、赤ちゃんのことを考えたら、ぜひ利用していただきたい制度です。
産休・育休を取得することは、赤ちゃん・ご自身のためだけではなく、あとに続く同僚のため、ひいては子育てをしやすい社会づくりのためでもあるのです。
お休みをしっかりとって、出産・育児を楽しみましょう!