トレーニングパンツはいつから穿かせるという決まりはありません。また、子どもによってもおむつが外れる時期というのは大きな差があるものです。
2歳になったら、3歳になったらというタイミングで始める子が多いようですが、おしっこの間隔があき、トイレの意味が理解できるようになる1歳台から始める子もいます。
また、「保育園へ預ける予定がある」「2人目が産まれる前にはトイトレを終わらせたい」という親の都合で始めてみてもいいでしょう。
トイトレはそもそも排泄にかんして「子どもの身体的機能」が整わないとスムーズには進みません。赤ちゃんは「おしっこが出たこと」も自覚していない時期があります。
この状況が成長や発達によって整ってくれば、排泄の自立につながります。成長や発達は本当に人それぞれなので、年齢だけで区切ってトイトレを始めると親子ともにストレスになることがあるので無理しないようにしましょう。
- 花王 メリーズ「基本編 おしっこが出るしくみと 大脳の発達」(https://www.kao.co.jp/merries/babycare/toilet/basic_01/,2021年6月30日最終閲覧)
- 宇治市「トイレットトレーニング」(https://www.city.uji.kyoto.jp/uploaded/attachment/17594.pdf,2021年6月30日最終閲覧)
子どものトイトレやおむつについての記事をもっと読みたい方は、下記よりごらんください。
トレーニングパンツの種類と選び方
トイトレの準備でどうしても必要なわけではないけれど、あれば便利なトレパン。このトレパンには「布製」と「紙製」の2種類があります。
「布製」では3層~6層までの厚さがあり、この厚みはトイトレの進み具合によって使い分けもできます。ここからはトレパンの種類と特徴についてお話します。
布製のトレーニングパンツ(3層式、6層式など)
布製のトレパンのメリットは何といっても「洗えば繰り返し使える」という点。ずっと紙おむつを使ってきた場合、布のトレパンを使うことになると「なんて経済的」と思えます。
また布のトレパンは、肌触りも普通のパンツに近いので、トレパンから普通のパンツへの移行がスムーズにいきやすいでしょう。また布製のトレパンはパンツの底部分(クロッチ部分)が厚手になっているので、普通のパンツよりおしっこを吸収してくれます。
布製のトレパンは3層~6層まで厚みの差があり、6層はトイトレを始めたころ、3層は普通のパンツ一歩手前の時期、と使い分けでもできます。
布製トレパンのデメリットは「洗う必要があること」「厚手のものは乾きにくい」という点ですね。
布のトレパン利用の先輩ママのコメント
実際に布製のトレパンを使っていた先輩ママの投稿を見てみましょう。
ダダ漏れ方式は掃除が大変そうだったので、オムツしながらトイレ誘って完全にできるようになってからオムツ外しました。なのでそんなに洗濯してないです!

一緒に布パンツを買いに行って娘の好きな物を選ばせてその布パンツ履かせて濡れた感覚を覚えたらそれから自らトイレに行くようになり日中は漏らすことはありませんが、💩をパンツの中でするので布パンツは、10枚準備しました😓

布のトレパンはやはり「乾きにくさ」に難点があるようです。ただこの乾きにくさは「吊り式」のものである程度解決できます。
普通の布製のパンツよりもややお値段高めですが、乾燥のストレスは軽減できるのではないでしょうか。また一度トレパンをはかせてみたけれど子どもに合わず、結局は普通のパンツスタートという人もいるようです。
このため、トイトレを始める際には一気にトレパンを用意するのではなく、子どもの様子を見ながら「買い足して」いくのがベターかもしれませんね。
紙製のトレーニングパンツ
紙製のトレパンはおむつに近く、2~3回分のおしっこを吸収してくれるものもあります。おむつと異なる点は、おしっこをすると、ぬれて不快になるように作られているということ。お子さまがぬれた感じが嫌だと思えば、自発的にトイレでするようになるでしょう。
使い捨てなので洗う手間がなく、おむつに似ているので子どもも嫌がらずに履いてくれるというメリットがあります。