入学前に準備しておきたい防犯ブザー
子どもが小学校に入学する前に準備しておきたいもののひとつが「防犯ブザー」です。防犯ブザーとは、子どもが危険なことに遭遇したときに大きな音を出せるブザーのこと。ボタンを押したりひもを引っ張ったりすれば大音量でブザーが鳴るので、万が一のときに子どもでも簡単に操作できます。
子どもが被害者になる犯罪は残念ながら増えてきていて、警察庁からも子どもの身を守るために防犯をするよう呼びかけられています。
「女性が夜一人歩きしても大丈夫な国」といわれてきた日本の安全神話も、残念ながら少しずつ崩れてきています。とくに近年、弱者である子どもたちが犯罪の被害者になるケースが増えています。自分の身は自分で守らなければならないことを指導してください。 ※1
大音量の防犯ブザーの音が聞こえれば、犯人が驚いて逃げたり、近くにいる人が異変に気づいたりしてくれるはず。ご紹介した警察庁の資料の中でも、防犯ブザーは子どもにとって有効な防犯になると推奨されています。登下校中に一人になることがある小学生の身を守るためには、防犯ブザーは必要だと言えますよね。
子どもの防犯ブザーを選ぶ際のチェックポイント
それでは、子ども用の防犯ブザーを選ぶときのチェックポイントを確認していきましょう。子どもにとって使いやすく、持ちやすい防犯ブザーを選んであげてくださいね。
おすすめは大音量の防犯ブザー
防犯ブザーは大きな音を鳴らして危険を知らせるためのものですから、まず音量の大きさにはこだわって選ぶことをおすすめします。全国防犯協会連合会が定める「優良防犯ブザー規格」では、ブザーから1m離れた距離で85デシベル以上であることが基準となっています。
たとえ防犯ブザーが鳴っていたとしても、音が小さければ気にとめてもらいにくいどころか気づかれないことも…。防犯ブザーは100均でも購入できますが、子ども用の防犯ブザーを選ぶなら、第一に大音量であることを確認しましょう。
GPS機能つき子ども用防犯ブザーは追跡も可能
GPS機能付きの防犯ブザーなら、子どもの現在地を常に知らせてくれるのでより安心です。もしも子どもが帰らないことがあっても、GPS機能を利用すればすぐに居場所を探し出せますし、警察に通報しなければならないときでもスムーズです。
万が一のことを考えれば、GPS機能付きの性能が高い防犯ブザーを持たせたほうが安心できますよね。
ポケモンなどのキャラクターものが大人気!
防犯ブザーは機能性が大切ですが、やはり子どもも好きになってくれるデザインの方がいいですよね。男の子ならポケモン、女の子ならミッフィーなどのキャラクターが描かれている防犯ブザーは、小学生の子どもが喜んで持ってくれるのでおすすめです。
大人用の防犯ブザーよりも、かわいらしいキャラクターが描かれたものを選んだほうが子どもにとって持ちやすいでしょう。
- 全国防犯協会連合会「優良防犯ブザー規格」(http://www.bohan.or.jp/suishou/pdf/kikaku.pdf,2021年2月10日最終閲覧)
おすすめの防犯ブザーをご紹介
それでは、子ども用の防犯ブザーとしておすすめの製品をピックアップしたので、おすすめポイントをご紹介していきますね。選び方に迷っている方は、ご紹介する防犯ブザーを参考にしながら選んでみてください。
【ソニック】軽くて丈夫な防犯ブザー「リアナティアラ」
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リボンとハートでキラキラしたデザインで、小学生の女の子にピッタリのかわいい防犯ブザーです。本体からぶら下がったリボンを引っ張ると音が鳴るようになっているので、いざというときに子どもがパニックになってしまっても操作しやすいでしょう。
見た目はかわいらしいですが、91デシベルと大音量で周囲の人にしっかりと危険を伝えてくれます。家電量販店やインターネット販売などでも購入できる人気の防犯ブザーです。
【グルマンディーズ】ポケモン防犯ブザー ピカチュウ
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男の子も女の子も、小学生がみんな大好きなポケモンデザインの防犯ブザーです。ピカチュウタイプは、ピカチュウの顔がそのままコロンとしたキーホルダーになったデザインで、一見すると防犯ブザーには見えません。
音量は約85デシベルと少し小さめですが、キャラクターデザインが好きな小学生なら喜んで持ってくれるはずです。約50gと軽量なので、ランドセルにつけても邪魔にならないところも魅力ですね。
【アーテック】防犯ブザー ビーンズII
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ビーンズ型のかわいい防犯ブザーですが、機能性に優れているところが最大の特徴です。IPX5の生活防水仕様なので雨で壊れてしまうこともありませんし、ボタンを押すとLEDライトをつけることもできますよ!音の大きさも89デシベルと本格的。
全国防犯協会連合会の優良防犯ブザー推奨品になったとのことで、機能性を第一に考えるならいちばんのおすすめ品。キーホルダータイプですが、ランドセル取り付け用ベルト・ネックストラップもついているのでいろんなシーンで使えます。
【soranome】子ども見守りGPSサービス
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こちらは、GPSで子どもの居場所を把握できるもの。大音量の防犯ブザーとは異なりますが、万が一のときに、ボタンを押すと保護者に通知がいくようになっています。
基本的な使い方としては、ランドセルなどの中に入れておき、学校や塾など、指定した場所から移動した際に保護者に通知が飛ぶようになっています。
本体の代金とは別で月額利用料が必要ですが、子どもがきちんと移動できているかを見守るには高くないかもしれません。
防犯ブザーを正しく使用するために
防犯ブザーを持っていても、子どもが正しく使えなければ効果はありません。もしものときに子どもが慌ててしまっても、正しく使えるようポイントを押さえておきましょう。
すぐに使える場所に取り付けること
子どもが防犯ブザーを使うときは、すぐに助けが必要となる緊急のときです。緊急のときでもすぐに使えるように、子どもの手の届く場所に取り付けてあげることがいちばんのポイント。
防犯ブザーを持っていても、ランドセルの中に入っていたら使えませんよね。ランドセルに取り付けるときは、横のフックではなくベルトの前のほうに取り付けるなど、子どもがすぐに使えるようになっていることが大切です。
子どもと一緒に使い方を練習しておくこと
めったに使わない防犯ブザーですから、子どもがいざというときすぐに使えるように、一緒に練習をしておきましょう。お家で練習をして使い慣れていれば、緊急のときでもさっと使えるでしょう。
小さな子どもはパニックになると、防犯ブザーを鳴らせないこともあるかもしれません。定期的に練習して、子どもがスムーズに使えるようにしておきましょう。
音が鳴ることを定期的に確認すること
子どもが防犯ブザーを鳴らそうとしたら、電池切れで鳴らなかった…。そんな事態を想像すると不安になりますよね。防犯ブザーは定期的に鳴らして、音が鳴ることを確認してください。
ほとんどの防犯ブザーは電池式なので、電池が切れてしまうこともありますし、本体が壊れてしまうこともあります。ひとつ前の項目でご紹介した練習も定期的に行ったほうが良いので、練習と動作確認を兼ねることがおすすめです。筆者は自分の子どもたちと、新学期が始まる前に電池チェックと練習をしていますよ。
子どもの身の安全を守る防犯ブザーは必ず用意して
入学準備として用意しておきたい防犯ブザーは、小学生の身の安全を守るためには必要となるアイテムです。家電量販店やネット販売などでも購入できますので、ポケモンなどのキャラクターが描かれた、子どもでも持ちやすい防犯ブザーを用意してあげましょう。
防犯ブザーは大音量であることを確認して、いざというときに使えるように、定期的に練習や動作確認をすることも大切。この記事でご紹介したおすすめ防犯ブザーを参考にしながら、しっかりとした性能の防犯ブザーを選んであげてくださいね。