4歳児が楽しめる遊びはどんなものがある?
4歳の子どもが楽しく遊びに取り組めるように、まずは4歳児の発達をふまえてどんな遊びが楽しめるか考えてみましょう。
身体を使ってバランスを取る遊び
4歳児になると、全身のバランスを取りながら体を動かせるようになってきて、片足跳びやスキップなどの運動ができるようになります。できることが増えると運動量も増してきますし、身体を動かす遊びの楽しさもわかるようになるので、ケンケンパや縄跳び、ゴム跳び、遊具を使った遊びなど公園の遊びの種類も増えていくでしょう。
ただし、公園で遊ばせる際には、人が密集していないかどうかや、子どもが触れるものについても注意するようにしてください。
水を気持ちよく感じる水遊び
暑い夏には冷たい水遊びが気持ちいいですね。4歳になる子どもは、水や土、砂、泥などの自然の素材に触れることで、感触を楽しんで遊ぶようになるので水遊びはうってつけ。海や川では水難事故にも気を付ける必要がありますが、子ども用のプールや水が噴き出て遊べる噴水など、身近なところで安全に水遊びをさせてあげると喜びます。
遠出するのが難しい場合や水遊びできる施設が利用できない場合は、ビニールプールやお風呂場などを使って水遊びさせるのもおすすめです。
何かを作る遊びやルールのある遊び
4歳になると手先が器用になって道具を使うのがうまくなり、想像力が豊かになるころでもあるので、子どもがイメージしたものを形にするような製作遊びや、ごっこ遊びもできるようになります。
のりやはさみなどの道具を使って、折り紙を切ったり貼ったりして、イメージしたものを形にするような製作遊びをさせてみましょう。はさみやカッターなどの刃物を使う際には、危険がないか見守ってあげて、危ない作業が必要な場合はママやパパも手助けしてあげてください。
また、ルールを覚えたり守ったりできるようになり、ゲーム性のある遊びやおもちゃを使いこなして楽しめるようになるでしょう。
- 厚生労働省「保育所保育指針解説書」(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku04/pdf/hoiku04b_0001.pdf,2021年3月10日最終閲覧)
- 大津市役所「4歳児」(https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/242/kari_76.pdf,2021年3月10日最終閲覧)
4歳におすすめの夏の遊び5選
夏の暑い時期におうちで楽しく遊べる、4歳児におすすめの夏の遊びを製作、おもちゃ、ゲームなど部門にわけて五つご紹介します。
【製作】紙コップで製作遊び!風鈴を作ろう
窓につるして涼し気な音色の風鈴が簡単につくれます。透明なプラスチックのカップを使うと清涼感もアップ。
風鈴作りで用意するもの
- 紙コップやプラスチックのカップ
- ひもやリボン
- 折り紙
- 鈴
- はさみ
- カラーペン
作り方
- 紙コップやプラスチックのカップを逆さにして、カラーペンで海や魚など夏らしい絵を描く
- コップの底に穴を開けて、ひもやリボンを通す
- コップの底を挟んだ両方に結び目を作り、ひもが上下に動かないように固定する
- コップを逆さにした状態で下に垂らしたひもの先に短冊状に切った折り紙と鈴を結びつける
- 窓際につるしておけば、風が吹くたびにかわいい音を奏でる風鈴の完成
【製作】メリッサ&ダグ フラワーパワー ビーズセット
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アメリカ生まれの玩具(がんぐ)ブランド「メリッサ&ダグ」のビーズセットです。夏にぴったりなカラフルでかわいい花の形のビーズをレースひもに通して、最後に留め具を通して固結びにするだけで、自分だけのオリジナルアクセサリーが完成。
外に遊びに行けないとずっと部屋着で過ごしてしまいがちなので、特に出かける予定がなくても、おうちの中で華やかに着飾れば楽しい気持ちになれそうですね。
【ごっこ遊び】プレイモービル 水族館の売店
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遠出が難しい昨今、「ごっこ遊び」はいかがでしょうか。4歳児とのごっこ遊びにぴったりなのがヨーロッパで幅広く遊ばれているごっこ遊びのブランド・プレイモービルのおもちゃです。
こちらは水族館の売店セットで、夏休みに水族館に遊びに行きたいけど行けない、そんな時には売店のスタッフとお客さんになりきってみるのはどうでしょうか。
ごっこ遊びは、特に道具がなくても想像力を働かせて楽しめる遊びですが、よりイメージを膨らますことができるおもちゃがあるとさらに楽しめます。プレイモービルのおもちゃには、動物園や水族館などいろいろなシリーズがそろっているので、もし遊びに行けたらどうやって楽しむかなど、イメージしながらごっこ遊びの幅を広げることができます。
【ごっこ遊び】エドインター 2層パズル フィッシング
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木でできた海の中を模した枠の中に、合計16種類の海の生き物が敷き詰められているパズルです。磁石のついたさおを使って、海の生き物を釣り上げて遊べるだけでなく、釣り上げた魚たちを元の枠に収まるよう組み合わせて遊べるパズルにもなっています。
2層形式なので、上の部分を釣り上げると海の生き物たちが現れて飽きずに楽しめます。
お魚だけでなくイルカやイカ、タツノオトシゴ、ヒトデ、クラゲなどいろいろな海の生き物の形があるので、生き物の名前を覚える知育玩具(がんぐ)としてもおすすめです。
【ゲーム】いくつ言えるかな?夏のことば
家族で夏に関係した言葉を順番に言い合っていくゲームです。「海」「スイカ」「暑い」など、夏がどういうものか教えながら言葉を覚えていく練習にもなります。お互いに夏に関連する絵を描いて、何を描いたか当て合うのも楽しいですね。
実際に夏の野菜を見せて言葉を教えたり、外で集めてきた植物や昆虫の名前を覚えたりする機会にもなりますよ。たくさん夏の言葉を覚えたら、どちらがたくさん言えるか競い合ったり、しりとりをして楽しんだりという言葉を使った遊びのレパートリーも増えていきます。
外遊びは熱さ対策を万全に
十分な対策を施して安全に配慮すれば外遊びも可能です。外で遊ぶ場合の遊びのアイデアをご紹介しますので、子どもがどうしても外に出たいと言う時には外遊びも検討してみてください。
太陽光を浴びながらの散歩でリフレッシュ
ずっと家の中にいると息が詰まってしまいますし、思い切り体を動かせないのもストレスがたまりがち。新鮮な外の空気を吸い、体を動かしてリフレッシュするためにも、近場の公園など歩いて行ける範囲で子どもと一緒に散歩に出かけてみてください。
近場に公園などの施設がない場合は、遊歩道や並木道を歩くだけでもOK。太陽光を浴びながら散歩するとそれだけでリフレッシュできます。
また、あまり日差しの強い時間帯だと散歩をするだけでも体調を崩す恐れがあるので、散歩中にはしっかり水分補給できるよう、暑さ対策も忘れないようにしてください。
水遊びは安全性を確保して近場で
夏休みといえば、避暑も兼ねて海や川などで水遊びをするのが定番。しかし、海や川に遊びに行くために公共交通機関や飲食店を利用することも増えるため、昨今の情勢では遠出するのも難しいところ。
また、近場のプールや水遊びができる広場などであっても、人が大勢集まりやすい場所は避けたいところ。水遊びできる施設も利用が制限されてしまうこともあるため、行く前に施設の情報を確認しておきましょう。
そんな今年の夏は、自宅で子ども用プールで遊ぶのはいかがでしょうか。親の目も届きやすく夏休みに起きやすい水の事故も防ぐことができますよ。
狭いスペースでも水を使って遊べる
自宅にあまりスペースがない場合でも、室内にビニールシートやバスタオルを敷いて洗面器や小型のビニールプールに水を入れて遊ぶことができますよ。入って遊ぶのではなく手や足を入れて遊ぶ使い方がおすすめです。
たとえば、水を少し入れた風船を浮かべてヨーヨー釣りをしたり、水に浮く船のおもちゃで遊んだり。おやつを売店風に用意して夏祭りごっこをしても楽しいですね。
暑さ対策を万全にしてリフレッシュを
夏休みには遊びに行った先での事故だけでなく、暑さにも気を付けたいですね。家の中でできる遊びもたくさんありますので、安全にできる遊びを取り入れてあげて楽しい思い出をたくさん作ってあげてくださいね。