「離乳食完了」はどうなったら完了なの?
この記事の最初にもお話しましたが、やはり「離乳食は何をもって完了とするの?」という疑問を持っている方は多いようです。
食事だけで栄養を取れるようになったら、それで離乳食は卒業と考えてよいのでしょうか。
離乳食完了期の解説となると、本やネットでも初期より詳しく説明されていないことが多いもの。厚生労働省のガイドによると、「離乳の完了」の項目に次のように記載されています。
離乳の完了とは、形のある食物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになった状態をいう。(中略)なお、離乳の完了は、母乳又は育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない。 ※3
離乳食卒業は「授乳や育児用ミルクが必要なくなったら」と思ってしまいがちですが、厚生労働省のポイントによると、そうではないようですね。
離乳食完了期は子どもの成長にあわせて
離乳食完了期になると「いつまで離乳食を続けるべきなのか?」とさまざまな疑問が浮かぶことでしょうが、明確な答えはなく、子どもの成長にあわせてあげることが一番。
子どもによって食の成長は違うので、「生後○か月まで」と区切ることはできません。母乳やミルクの割合が減ってきて、主に食事から栄養を摂取できるようになったときが、離乳食の卒業です。
離乳食を卒業するまでは、ご紹介した手づかみで食べやすく作り置きできる朝ごはんやおかずの献立レシピを参考に、子どもの味覚を育ててあげてくださいね。










