離乳食にはキュウリをそのまま与えることはできないので、ある程度の下ごしらえが必要になります。下ごしらえ時にあると便利なアイテムや保存方法についてまとめてありますので、参考にしてください。
新鮮なキュウリの見分け方
キュウリを赤ちゃんに食べさせるなら、新鮮で品質がよいものを選びたいですね。選び方は以下の通り。
- 緑色が鮮やかで重量感があるもの
- 太さが均一で両端がしっかりしているもの
- イボがあるものはとがっていて痛いくらい鋭いもの
- しなびたり変色したりしておらず固さがあるもの
- 大阪市中央卸売市場「市場内事業者の「美味しいもの 美味しい時」情報」(http://www.shijou.city.osaka.jp/sikyoportal/?page_id=723,2022年6月30日最終閲覧)
キュウリの下ごしらえや保存方法
離乳食の初期には、キュウリの固い皮をむく必要があるので、ピーラーなどの皮むき道具があると便利です。また、すりおろしてなめらかな状態にするため、すりおろし器やミキサーなども欠かせません。
種についてはそのまま与えても問題ありませんが、最初のうちは消化に悪い種も取り除いてあげると安心です。キュウリを縦に切って、スプーンで中心の種部分をくりぬくようにするときれいに取り除くことができます。
下ごしらえをしてすりおろしたキュウリは、冷凍して保存することもできるので製氷機などに入れてまとめて冷凍し、使うときに必要な分を解凍して加熱すると便利。まるごと1本冷凍して、使う際にすりおろすこともできそうですね。
- 旭化成ホームプロダクツ「保存テクニック きゅうりの保存」(https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/preservation/vegetables/food27.html,2022年6月30日最終閲覧)
- ニチレイフーズ「【きゅうりの保存】1本丸ごと冷凍が正解! 3週間保存できるテクニック」(https://www.nichireifoods.co.jp/media/8775/,2022年6月30日最終閲覧)
【時期別】離乳食できゅうりを進める際のポイント
離乳食初期から与えやすい食材であるキュウリですが、食べさせる際には月齢ごとにあった方法で調理をすることが大切です。子どもが食べやすいように固さや粒の大きさも考えて、スムーズに飲み込めるようにしましょう。
それでは離乳食初期から完了期まで、キュウリを食べ進めるためのポイントを紹介します。
離乳食初期
離乳食初期にキュウリを食べさせる際には、すりおろしてペースト状にしたとしても生のままでは食べさせないでくださいね。
皮をむいて中の柔らかい部分だけにしたら、すりおろして加熱し、ポタージュのようにして食べさせるのが基本です。種も取り除くとさらに食べやすくなりますよ。ポタージュ状になれてきたら、少し小さな粒が残る程度にしても大丈夫です。
離乳食中期
離乳食中期でもキュウリの皮はまだ少し固すぎます。初期のときと同じように皮はむいて、中の果肉部分だけを調理しましょう。まだ加熱も必要な時期です。粒の大きさも初期くらいのすりおろした状態が子どもにとって食べやすい状態。
ただ豆腐くらいの固さの食材であれば食べられるようになる時期なので、離乳食中期後半になり少し固めの食材に慣れてきたころであれば、粒が2~3mmの大きさでも食べられるようになることもあります。
離乳食後期
離乳食後期でのキュウリの調理法は、基本的に初期・中期と変わりません。固い皮をむいて、中の果肉のみを加熱して食べさせるようにしますが、5mm程度の角切りにしたり、薄く刻んだりしたきゅうりであれば食べられる時期です。
細かくしたキュウリはスープに入れるのはもちろん、オムレツの具材としたり、おやきの中に入れたり…と、さまざまなメニューに活用できますよ。










