そうめんの離乳食を与える際のポイントや注意点を、赤ちゃんの成長時期ごとに分けてまとめました。
時期ごとによるそうめんの離乳食調理法
そうめんを離乳食にする場合は、赤ちゃんの成長時期に合わせて調理していきます。基本的に加熱しますが、最初のうちは飲み込みやすいようペースト状にし、だんだんと大きくしていきましょう。
- 離乳食初期:そうめんをやわらかくゆでてすりつぶし、ペースト状にする
- 離乳食中期:そうめんをやわらかくゆでて粗くすりつぶす
- 離乳食後期:1~2cmくらいに短くしためんをやわらかくゆでて、細かく刻んだほかの食材と和える
- 離乳食完了期:4~5cmくらいに短くしためんをゆでて、薄味で味付けしたり油で炒めたりする
与える際に工夫したいポイント
離乳食でそうめんを食べさせるなら、調理法だけでなく他にも工夫したいところがあります。
基本の調理方法をマスターしたら、さらに離乳食の時期ごとに意識したいポイントも押さえて、スムーズにそうめん離乳食を作れるようになりましょう。
離乳食初期
離乳食初期にはそうめんをかなり柔らかくなるまでゆで、ペースト状にしなければなりません。大変だと思われるかもしれませんが、ゆでる前にあらかじめ細かく折っておけばその後の調理が楽です。
ゆで時間は通常の2倍にして、ゆであがった後に10分程度蒸らしてからすりつぶすと離乳食初期の子どもでも食べられる状態になりますよ。
離乳食中期
まだまだ柔らかくして、すりつぶさなければならない離乳食中期。基本的なゆで方は離乳食初期の方法と同じですが、ゆであがりに蒸らした後は、みじん切りにして水分を加えると食べやすくなります。
もちろんすりつぶしても構いませんが、初期よりも少し粒が残る状態にしましょう。
離乳食後期
離乳食後期ではもうすりつぶしたり、みじん切りにしたりする作業は必要ありません。ただゆで時間は初期・中期と同じように、通常の2倍の時間をかけてくださいね。
後期では野菜との組み合わせだけでなく、お肉を入れて肉そうめんにすることもできますよ。
離乳食完了期
ゆで時間は離乳食完了期でも通常の2倍が必要です。ただ離乳食完了期には、加熱したそうめんと具材に少し油を加えてチャンプルーのようにしたり、手づかみ食べにピッタリなおやきの材料にしたり…と、調理のバリエーションが広がります。
そうめんでアレルギー症状が出ないか確認しながら
そうめんはやわらかく加工しやすいので、離乳食にも向いている食材ですが、小麦粉を原料としているため、アレルギーには十分に注意する必要があります。
最初はひとさじ分から食べさせ、皮膚や呼吸器に異常がないかしっかり確認し、少しでも変化があった場合はすぐにかかりつけ医に相談しましょう。そのため、そうめんを食べさせ始めるときには、すぐに病院に電話できる曜日や時間帯を選んでおくと安心です。
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf,2022年6月30日最終閲覧)
- 生協の宅配 pal system「そうめん」(https://kosodate.pal-system.co.jp/foods/soumen/,2022年6月30日最終閲覧)
- 和光堂「らくらくまんま」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/rakuraku/,2022年6月30日最終閲覧)










