多くのママが悩まされる上の子かわいくない症候群
下の子の妊娠中あるいは産後に、上の子かわいくない症候群に悩まされる方は少なくありません。ママリにも、上の子かわいくない症候群に悩む方の声が複数投稿されています。
幼稚園に行っている時などに思い返すと、娘も構って欲しかったんだろうな…ひどいことしたな…会ったら抱きしめてあげよう!って思うのに、帰って来て反抗的な態度とられたり、ちょっと口答えされるともうだめです😭
上の子かわいくない症候群が始まった時期は、妊娠中や産後しばらく経ってからなどさまざま。どの方も上の子に対してネガティブな感情を抱いていることに罪悪感を持っていたり、つらい気持ちを抱えていたりするようです。
きょうだいが増える前後は、親の生活も様変わりしてバタバタしやすいとき。上の子に対して負の感情がわき、イライラが抑えられない状況は苦しいですね。
上の子かわいくない症候群はいつ終わる?
状況を知るだけでつらさが伝わってくる「上の子かわいくない症候群」。一体いつまで続くのか気になりますね。ここからは上の子かわいくない症候群が終わったタイミングについて、先輩ママの声をお伝えします。
個人差はありますが、見通しを立てる参考にしてください。
1. 下の子の生活リズムができたころ
下の子の生活リズムができると、育児に余裕ができますね。きょうだい育児の一日の流れがつかめてきて、てんやわんやという状況から少し落ち着いてくると、イライラもおさまりそう。
下の子のお昼寝中に上の子との時間を取るなど、きょうだいそれぞれと関わる時間にメリハリをつけられるようになると、上の子に対してかわいいと思える時間が増えていくかもしれません。
2. 上の子のイヤイヤ期が終わったころ
上の子の成長が、上の子かわいくない症候群に終止符を打ってくれたという声です。イヤイヤ期の子どもと新生児の育児を同時にこなすのは至難の業。そんな時期を乗り越えて、上の子のイヤイヤがおさまってくると、ぐっと楽になったと思えるのかもしれません。
また、上の子から下の子への態度がやさしくなるのもうれしいところ。意地悪をしなくなると、親のイライラポイントが減りますね。
3. 上の子が下の子の世話を手伝うようになったころ
下の子に手がかかりはじめたころ、上の子が親を手伝ってくれて関係性が良くなったという声です。
下の子がいる環境に慣れず不安定になっていた上の子も、だんだんと慣れてお世話を手伝ってくれるようになるケースがあるようです。こうしたうれしい変化があると、上の子に対するネガティブな気持ちは自然と消えそうですね。
上の子かわいくない症候群の対処法はある?
パパママを悩ませる「上の子かわいくない症候群」。どのように対処するべきか、三つの対処法を紹介します。
上の子と2人だけの時間を作る
先輩ママの体験談でも見られた上の子かわいくない症候群。対処するためには、まず上の子と2人だけの時間を作るようにしてください。1人目の子と2人だけで公園や買い物にお出かけすると、そのかわいらしさに1人目の子が可愛くない症候群も落ち着くかもしれません。
下の子がいるとどうしても下の子に目が行きがちですが、上の子と2人だけになると、上の子のかわいさにクローズアップできますし、上の子がパパママに甘える時間も作れますね。
上の子とスキンシップを多くとる
1人目の子は、上の子かわいくない症候群になってしまったパパママに対して、寂しい気持ちを抱いているかもしれません。そこで上の子とのスキンシップを今までより多く取ってあげることも対処法の一つ。
スキンシップは難しくありません。上の子が抱っこをせがんだときにすぐに抱っこをしてあげる、毎日タイミングを見て抱きしめてあげる、パパママと触れ合える遊びをする…。これだけでも十分なスキンシップになるはずです。
上の子の小さいころの写真を一緒にみる
上の子かわいくない症候群がいつまで続くのかと悩んでいるパパママには、1人目の子の小さいころの写真を一緒に見返してみることをおすすめします。
しかしこのときに「小さいころはかわいかった」と思うのはNGです。「こんなに小さかったのに成長したな」というポジティブな気持ちとともに見てみましょう。
するとパパママの懸命なお世話によって大きく成長した上の子を、下の子と同じようにいとおしく思えるようになるはずですよ。
個人差があるものの、いつか終わりがくると考えて
上の子かわいくない症候群に悩む期間は人によってそれぞれ。下の子がいる新しい環境に慣れていないことや、育児への不安感などさまざまなものが重なって「上の子がかわいくない」という気持ちにつながっているのかもしれません。
上の子かわいくない症候群は、多くのママが通る道。そして、やがて終わりが来たという声もたくさんあります。つらい状況には終わりがあると考え、家族や友人に気持ちを聞いてもらったり育児に協力を得たりしながら、ゆっくりと乗り越えましょう。