上の子かわいくない症候群のときの上の子ケアは?
俗にいう「上の子かわいくない症候群」になったとき、上の子と今まで通りに密に関わり合うのがつらくなったり、優しく接することができなくなったりすることがあるかもしれません。
そんな中でも、大切な存在に変わりない上の子の気持ちは大切にしたいもの。親の負担をできるだけ増やさずに、嫉妬心や寂しさを抱えている上の子の心をケアするには、どんな関わり方をすればよいのでしょうか。 先輩ママの声を紹介します。
1. 時間や回数を決めて、きちんと向き合う
上の子の要求にとことん付き合うのが難しいときでも、回数や時間を決めれば乗り切れるかもしれません。
下の子のお世話も重なり、時間も心も余裕がない時期ですが、上の子にとっては、親がじっくり向き合ってくれる時間は少しでもうれしく感じられるでしょう。
2. 下の子は預けて、上の子との時間を取る
上の子かわいくない症候群になる背景には、きょうだいのお世話で手が足りず余裕がない状況があるかもしれません。そんなときは、下の子のお世話を誰かに任せ、上の子だけの時間を取るようにするとイライラしにくいでしょう。
上の子は久しぶりの親を独占できる時間を満喫して、下の子への嫉妬心などが減るかもしれませんね。
3. 上の子が特別感を持てる声かけをする
「下の子には秘密」「あなただけ特別」と、上の子が特別感を持てるような言葉をかけるというアイデアです。常に上の子に優しくしたり要求に応えたりするのは難しくても、言葉かけなら取り入れやすく、上の子が満足感を得られそうですね。
4. 言葉で愛情を伝える
言葉で愛情を伝えるという声です。上の子かわいくない症候群だとしても「大切にしたい」という気持ちは言葉にできるとよいですね。
余裕がなくてなかなか優しくできなくても、1日1回でも「大好き」という言葉をかけられると、上の子の心は満たされるはずです。
5. 下の子が成長したら、同じように接する
下の子が生まれたてのうちは、まだ同じように扱うのは難しいでしょう。しかし、少し成長したら、できる限り上の子と下の子を平等に扱うようにするという声があります。
上の子かわいくない症候群の最中でも「平等」を意識して接するだけで上の子の寂しさは和らぐでしょう。そして上の子が下の子に穏やかに接するようになると、親の負担感も減るかもしれませんね。
上の子ケアが、親の気持ちもほぐしてくれるかも
上の子かわいくない症候群になっても、大切な上の子の気持ちは守りたいもの。先輩ママたちのアイデアを参考に、できそうな方法で上の子の気持ちを満たしてあげてください。
上の子をケアすることで上の子が満たされて親との関係性が良くなると、トゲトゲしがちな親の気持ちがほぐれるかもしれません。焦らずに心を通わせながら、上の子かわいくない症候群を乗り越えられるとよいですね。