赤ちゃんの屋内外での虫除け方法
屋内・屋外ではそれぞれ虫除け対策の方法が違いますので、どちらにも対応できるようシーン別でお話ししていきますね。
屋内・家での虫除け対策法
家の中など屋内で赤ちゃんの虫除け対策をするには、吊り下げ型もしくは置き型の虫除けを使うと便利です。もちろん、蚊取り線香を使うことも一つの方法。吊り下げ型なら、動き回れる赤ちゃんが触れてしまう心配もないので安心ですね。
ただし、虫除けを設置する場合は部屋の換気が必要となる場合もあるので、製品の注意事項や使い方をよく読んで正しく使いましょう。
吊り下げ型・置き型の虫除けを使いながら、蚊を家の中に入れないように気をつけたり、ベビー蚊帳を使ったりして物理的な虫除けもできればさらに効果的です。もちろん、窓やドアを開けたままにするのは避けてくださいね。
屋外での虫除け対策法
屋外で赤ちゃんの蚊対策をするなら、虫の嫌がる成分の入ったジェルや虫除けスプレーが効果的でしょう。ジェルならば腕・脚などに塗布。スプレーならばを腕や足にスプレーしたあと、パパママが手のひらで塗り伸ばしてあげてください。ムラができないように、均一に塗り広げるのがコツです。
顔などはパパママの手の上に虫除けスプレーを吹きかけて、指先で塗ってあげれば細かな部分もムラなく濡れます。
また、室内で使う吊り下げ型の虫よけは、赤ちゃんのベビーカーに下げれば外出時でも使えて便利です。
- 厚生労働省「バリアーで身を守れ」(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000131092.pdf,2021年7月16日最終閲覧)
- ハピコワクリニック五反田「小児の虫除け」(https://hapicowa-clinic.jp/お子様の虫除け,2021年7月16日最終閲覧)
虫除けアイテムの選び方のポイント
赤ちゃんの虫除けには虫よけアイテムを使うのが基本ですが、「赤ちゃんの体や肌に悪影響がないかな…」と、不安に思うパパママもいらっしゃると思います。
確かに、赤ちゃんの虫除けアイテムを選ぶには、選び方を知っておくことが必要です。
どのような虫除けアイテムなら赤ちゃんにとって効果的で、安全に使えるのでしょうか。虫除けアイテムを用意する前に、選び方のポイントについて見ていきましょう。
虫除けアイテムのタイプについて
まずは虫除けアイテムのタイプについてです。虫除けアイテムは大きく分けて次の5種類に分けられます。
- 吊り下げタイプ
- 置き型タイプ
- 網戸やドアに設置するタイプ
- 室内にスプレーをするタイプ
- 肌に直接スプレーをするタイプ
どれがおすすめかは使用シーンや目的により変わりますが、吊り下げタイプと置き型タイプは販売されている商品数が豊富で、赤ちゃん用の虫除け用として選べる範囲が広がります。
スプレータイプの虫除けには、室内の空気にスプレーするタイプと、赤ちゃんの肌に直接スプレーするタイプがありますので、用途を間違えないようにして購入してください。
安全性の高い成分で作られているかチェック
赤ちゃんに蚊対策は必要ですが、薬剤の影響が不安だという方もいると思います。赤ちゃんの肌に直接塗ったり、スプレーするタイプの虫除けならなおさらですよね。
そこでおすすめなのが、「イカリジン」という成分です。イカリジン配合の虫除けスプレーならいつからでも使えますし、使用回数の制限もありません。
たとえば、シトロネラやレモングラスなどの植物の香りを虫が嫌うのだとか。化学成分の含まれたものを赤ちゃんに使うのがまだ心配、というときはアロマなどの自然派虫除けを使うのも良いかもしれません。
対象年齢・使用頻度をチェックして
赤ちゃんのための虫除けアイテム選びには、対象年齢や使用頻度、適用害虫をチェックすることも大切なポイント。
特に赤ちゃんに虫除けスプレーを使うなら、いつから使って良いか製品の注意事項を必ず確認してくだし。虫除け効果があり、生後6か月から使えるものがありますが、中には生後0か月から使用可能なものも。
また、成分によって使用回数が定められている虫除け剤もあるので、1日にどのくらい使って良いかも同時に確認しましょう。アウトドアなどであれば、虫除けを塗りなおし・スプレーし直さなければ効果が低くなってしまうので、目的と用途にあうものを選んでくださいね。
中には蚊に効果がないものも…適用害虫のチェックも忘れずに
最後に、適用害虫のチェックも忘れないようにしましょう。「虫除け」と聞くと「すべての虫が寄ってこない」と思いがちですが、製品ごとに適用害虫は決まっているので、蚊に効果がないものもあります。
たとえば、適用害虫が「ユスリカ」のみである置き型・吊り下げ型の虫除けもありますが、ユスリカは「蚊」ではありません。蚊には効果が現れない可能性が高いですから、製品裏面の適用害虫をチェックしてから購入する必要があります。
- フマキラー「新虫よけ成分「イカリジン」って?」(https://fumakilla.jp/icaridin/,2021年7月16日最終閲覧)
- 生活の木「シトロネラ」(https://www.treeoflife.co.jp/library/aromablendlab/essentialoil/202005187115.html,2021年7月16日最終閲覧)
- 独立行政法人国際協力機構「JICA なごや地球ひろば」(https://www.jica.go.jp/nagoya-hiroba/news/topics/2018/20180701_02.html,2021年7月16日最終閲覧)
- アース製薬「イカリジンとは」(https://www.earth.jp/saratect/safety/icaridin/,2021年7月16日最終閲覧)
- アース製薬「ディートとは」(https://www.earth.jp/saratect/safety/deet/,2021年7月16日最終閲覧)
赤ちゃんの虫除け対策に関する体験談
夏の時期に必須となる赤ちゃんの虫除け対策。先輩ママたちはどのように対策をされてきたのか気になりませんか?もしお話が聞けたら、参考になる対策法が見つかるかもしれません。
そこでここからは、赤ちゃんの虫除け対策に関する先輩ママの体験談を紹介します。記事内で紹介した対策法以外にも、さまざまな虫除け方法があるようです。
赤ちゃんが眠っている間の虫除けはどうする?
吊り下げ型・置き型の虫除けを置いても、赤ちゃんが眠っている間に蚊に刺されてしまうという方もいるようです。眠るときに虫除けスプレーをするのも違和感がありますが、先輩ママはシールや室内スプレーを活用されていたとのことでした。
足の裏を除菌すると刺されにくくなるという方法もあるようです。あくまでも個人の経験の中でのお話ですが、試してみたところ、外に出ても刺されなくなったそうです。室内スプレーやシールタイプの虫除けと併用すれば、赤ちゃんへの蚊除け効果がさらに強力になるかもしれません。
赤ちゃんの虫除け方法は多種多様
先輩ママたちの体験談を見ていると、さまざまな方法が見つかりました。いずれも赤ちゃんの蚊除けに使える方法ですので参考になりますよ。
日焼け止めと一緒に虫除けができるのは便利ですね。
ハッカ油は清涼感もあるので夏場はさわやかな気分で使えそうです。
こちらは「蚊帳」を使っていたママのコメント。蚊帳は寝る前に虫の侵入さえなければ物理的に遮断できますので、安心して眠れそうです。
ただ赤ちゃんが動いて倒れたり、赤ちゃんの上にかぶさるようなことだけはないように気をつけたですね。
赤ちゃんのアレルギー症状を予防するため虫除け対策を
赤ちゃんが蚊に刺されると、かゆみだけでなくアレルギー症状が引き起こされる可能性もあるので、虫除け対策は必須と言えます。
家の中や室内であれば吊り下げ型・置き型のアイテムを用いて虫除け対策を行うのが簡単です。屋外で便利な虫除けスプレーは安全性が気になるかもしれませんが、イカリジン配合のものであればいつからでも使えますし、オーガニック製品なら薬剤の不安もありません。
先輩ママたちからの体験談も参考にしながら、赤ちゃんの蚊除け対策を万全にして、夏を快適に過ごさせてあげましょう。