ミルクや母乳を飲み過ぎると、やはり吐きやすくなってしまいます。そこで、一回の授乳量を少な目にしてその分回数を多くするなど授乳時間を区切るといった工夫も大切です。
じっくり時間をかけた少ない量の授乳で、赤ちゃんの満腹を誘いましょう。
対処法その④:授乳は縦抱きで
赤ちゃんを横抱きにして飲ませるのではなく縦抱きで授乳すると、吐き戻しを軽減できます。新生児の胃は、真っ直ぐでとっくり型をしているので、母乳やミルクは重力ですんなり胃の中に収まるような姿勢で飲ませることが大切です。
また、授乳後もしばらく縦抱きにして、ゲップの様子を見てあげましょう。首すわり前でもたて抱きは可能ですが、後頭部を手で支えてぐらつないようにしてください。
対処法その⑤:寝かせる時は右側を下に
授乳後に寝かせる向きも大切です。平面に真っ直ぐ寝かせると、ゲップと一緒に吐き戻した場合、窒息に繋がってしまいます。そこで、授乳後は右側が下になるように、横向きで寝かせてあげるのです。
これには、胃の構造が深く関係しています。胃が腸へとつながる出口が右側にあるため、右下で寝かせることによってスムーズに消化することができ、吐き戻しを軽減できるのです。
心配しないで!新生児の吐き戻し
このように、新生児が吐くのは生理的現象であり、どの子も通る道ですので過剰に心配することはありません。吐き戻しを一日に数回していても、体重が増えていれば問題ありません。
とは言え、見ているママはやはり辛いですよね。しかし、吐き戻しが多いのは、まだ首の据わっていない生後3ヶ月頃までです。その後は徐々に、赤ちゃんもママも慣れてくることでしょう。
育児に不安はつきものですが、あまり悩まず悲観的にならず、今回お伝えした対処法などをリラックスして試してみてくださいね。










