赤ちゃんのやけどに要注意!起こりやすいやけど事故とは
赤ちゃんがいるご家庭で起こりやすいやけど事故。赤ちゃんにとってどのようなことが危険なのか、やけど事故の例を見ながらあらためて知っておきましょう。
味噌汁など熱い食べ物でのやけど
まずは味噌汁など熱い食べ物でのやけど事故に注意が必要です。
赤ちゃんにやけどをするような熱い食べ物をあげることはないでしょうが、パパママの食事を食卓に置いていて、つかまり立ちをした赤ちゃんが全身に熱いスープをかぶってしまう、という事故も考えられますよね。
味噌汁やカップ麺、熱いお茶を食卓に置くときは、赤ちゃんが絶対に届かないところに置き、テーブルクロスもかけないようにすると安全ですよ。
ポットや炊飯器によるやけど
できあがった熱い食べ物だけでなく、ポットや炊飯器で赤ちゃんのやけど事故が起こることもあります。
ポットや炊飯器からは熱い蒸気が出ていて、赤ちゃんがふと触れてしまったときにやけどをしてしまう…ということがあるのです。
ポットや炊飯器など熱を蓄えるタイプの家電製品は、赤ちゃんが入ってこられないスペースで使うことをおすすめします。
調理器具やアイロンでのやけど
調理器具やアイロンも高い熱を持つものの代表的存在ですよね。アイロンを加熱している間にママがその場を離れ、もし赤ちゃんが触れてしまったら大やけどをしかねません。
さらにもし体の上に落ちてきたら…と考えると本当に怖いことです。
調理器具やアイロンなど、パパママが普段何気なく使っているものでも、赤ちゃんにとっては非常に危険なものになりえるので十分に注意してくださいね。
花火やライターなどによるやけど
家の中にある電化製品だけでなく、花火やライターにももちろん注意が必要です。小さな赤ちゃんであれば危険は少ないかもしれませんが、1歳くらいになるとライターをつけられるようになる子も…。
パパママが見ていない間に、ライターを使って遊んでしまったら大変な事故につながります。
子どもが簡単につけられないタイプのライターを使い、子どもの手が届くところには絶対に置かないなど、使う際に細心の注意を払うようにしてください。
- 内閣府大臣官房政府広報室「家の中の思わぬ危険。 乳幼児のやけど事故にご注意を!」政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201802/1.html,2021年12月21日最終閲覧)
- 消費者庁「やけど事故」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_002/contests_003.html,2021年12月21日最終閲覧)
- 消費者庁「Vol.532 暖房器具や加湿器でのやけどに注意しましょう」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20201126/,2021年12月21日最終閲覧)
赤ちゃんのやけど対策!ストーブガードを有効に使おう
ここまで紹介したもの以外で、赤ちゃんのやけど事故が起こりやすいものが「ストーブ」です。
やけど対策としてストーブガードの導入を考えている方も多いでしょうが、ストーブガードを購入する前に、選び方のポイントや活用方法などを知っておきましょう。
ストーブによる熱で熱くならない素材のストーブガードを選ぼう
安全性の高いストーブガードを選ぶためには、ストーブの熱で熱くならない素材で作られている商品を選ぶのが基本。やけど防止のためのストーブガードなのに、ストーブガード自体が熱くなっては意味がありませんよね。
金属は熱源に近づくと熱くなりやすいですが、シリコン素材や植毛素材であれば安心です。頑丈さを考えると金属製を選びがちですが、熱を伝えにくい素材であるか確認してから選ぶようにしてください。
ポリタンク収納も用意しておくと良い
ストーブを使うために必要な灯油。直接やけどの原因にはならないものの、赤ちゃんにはなるべく触れてほしくないものですよね。そこでストーブガードを購入する際には、ポリタンク収納を用意しておくことも考えることがおすすめ。
ポリタンクケースを購入したり、子どもの手の届かない場所にポリタンクを収納するようにしたり…。部屋の中で安全にポリタンクを収納できるよう、今一度置き場所を考えてみてはいかがでしょうか。
ストーブガードがベビーサークルになるものも
ストーブガードの中には、ベビーサークル代わりになるすぐれものもありますよ。赤ちゃんがいてストーブガードが必要になるおうちでは、同時にベビーサークルが必要だとも感じられているはずです。1台2役で活用できると便利ですよね。
ベビーサークルになるストーブガードであれば、ストーブを片付ける時期がきても有効活用ができます。
暖房器具での赤ちゃんのやけど防止で先輩ママが行う対処法
冬になると大活躍する暖房器具。暖房器具による赤ちゃんのやけど防止のための対策はストーブガードだけではありません。
ここからは赤ちゃんのやけど防止対策法について、ママリに寄せられた先輩ママからのコメントをピックアップして紹介していきますので参考にしてくださいね。
あとはストーブガードの中におもちゃを投げ入れたり、ストーブの上におもちゃを置こうとするので気をつけてみてました。
1歳前後の時はストーブガードをして更に少し離れたところにバリケードとしてテーブル置いてました。
先輩ママたちのコメントを見ていると、ストーブガードをしていても近づきすぎて軽いやけどをしてしまう赤ちゃんもいるようです。
赤ちゃんはストーブに興味津々なこともあるようで、ストーブガード越しに熱にさらされてしまうこともあるのですね。
ストーブガードを設置しても安心することなく、さらに対策を練る…というくらいがちょうど良さそうです。
こちらは北海道にお住まいの先輩ママの質問へのコメントです。やはりストーブと近すぎるとストーブガードが熱くなることもあるようですね。
ストーブガードの素材を選ぶだけでなく、設置する位置を工夫するなど、パパママが配慮してあげることも必要なのでしょう。
こちらの先輩ママの赤ちゃんもストーブに興味津々だったようです。
ベビーサークル代わりになるストーブガードがあると紹介しましたが、ストーブに興味を示す赤ちゃんがいるご家庭ではベビーサークルとストーブガードのダブル使用が必要かもしれません。
ストーブガードが倒れる可能性は低いとは言え、二重・三重のやけど予防対策を行って悪いことはありません。先輩ママ方のやけどへの対策も参考にしながら、念には念を入れましょう。
赤ちゃんのやけど防止にストーブガードは必須!
先輩ママのコメントを見ていると、ストーブに興味津々な赤ちゃんは少なくないようです。うっかり触ってしまっては大やけどにつながりかねませんので、寒い地域ではストーブガードが必須アイテムとなるでしょう。
ただし、ストーブガード自体が熱くなることや、その他の熱源でやけどをしてしまっては意味が薄れてしまいますよね。
安全なストーブガードの選び方を知って、その他の熱源も赤ちゃんの手が届かないところに設置するなど、細心の注意を払って暖房器具の危険から赤ちゃんを守ってあげてくださいね。