妊娠初期に仕事をしても大丈夫?
女性にとって妊娠はとても嬉しい事ですよね。とはいえ、同時に多くの不安もあると思います。
特に仕事をしている女性にとっては、自分自身の身体も胎児も安定するまでの妊娠初期に仕事をどのようにすればいいのかというのは大きな問題です。
基本的には、妊娠したからといってすぐに仕事を辞める必要はありません。もちろん職場環境や状況などで仕事を続けることができるかどうかは変わってきますが、医師から絶対安静、入院など指示がない限り、仕事を続けることができます。
実際に多くの妊婦さんが仕事を続けています。しかし、つわりや急な体調の変化も考えられるため、何かと心配ですよね。
この記事では、妊娠初期にどのように仕事と向き合っていくのかを説明していきます。人それぞれ、様々なケースがあると思いますが、参考にしてみてくださいね。
妊娠初期の仕事をする際の3つの注意点
こちらでは、妊娠初期に仕事をする際に特に注意するべき3つの点について説明していきます。
1.直属の上司には早めに報告をする
妊娠初期はつわりなどの影響で体調を崩すことも考えられます。そのため、通勤中や職場で具合が悪くなって業務に影響が出る場合も。
職場の人たちの理解を得るためにも、なるべく早い時期に上司に妊娠の報告をするようにしましょう。目安としては妊娠10週前後の時期です。
また、その際には出産予定日や産休・育休についてどのように考えているのかも上司に伝えられるとその後の仕事がしやすくなるでしょう。
周囲の理解と協力があれば、妊娠中でも仕事を続けやすくなります。過度に卑屈になってしまう必要はありませんが、フォローをしてくれる人たちに対して感謝の気持ちは大切にしてくださいね。
2.無理な仕事は引き受けない
- 力仕事・肉体労働・長時間勤務など体に負担のかかる仕事
- ストレスがたまる仕事
- 夜勤のある仕事
上記のように、業務内容が極度に身体に負担がある仕事や、転倒する危険性がある仕事の場合には、配置転換を願い出るなど対策を検討しましょう。
自分にとって負担が大きいようであれば、早めに上司に相談してみることをおすすめします。
3.通勤時の注意
妊娠初期は、通勤でも身体に負担がかかることがあります。実際に「通勤時間の方が、仕事をしている時間よりも大変」という妊婦さんも数多くいます。
職場ではあやしいなと感じたらすぐトイレでした~
つわりの時期には、バスや電車、自家用車の臭いで気分が悪くなるケースもよくあります。また、満員電車などではお腹を押されることもあり心配になることも。
会社によっては、妊娠中は通勤緩和制度を利用できるところもあるので、通勤時間をずらすことが可能かどうか上司に相談してみることをおすすめします。
難しいようであれば、数本早い電車やバスに乗るなどして混み合う時間帯を避けるようにしてみましょう。
通勤の際に、マタニティーマークをつけていることで、具合が悪くなったり困ったりした時に周囲の人が助けてくれることもありますよ。
- 厚生労働省「妊娠中の通勤や職場での過ごし方」妊娠・出産をサポートする 女性にやさしい職場づくりナビ(http://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/ninshin/syokuba_seikatsu.html)
- ユニ・チャーム他「一目でわかる!初めての妊娠ライフ」プレママタウン(https://www.premama.jp/begin.html)
- 厚生労働省「働く女性の母性健康管理措置、母性保護規定について」厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/seisaku05/01.html)
仕事の大敵!職場でのつわり対処法
妊娠初期に何といっても辛いのがつわり。つわりには個人差がありますが、少しでもやわらげられたらよいですよね。
こちらでは、先輩ママたちが実践した「仕事中でもできるつわり対処法」を紹介します。
1.匂い対策をする
妊娠初期は、ちょっとした匂いにも敏感になります。できるだけこまめに職場の喚起をしたり、マスクをつけて匂いを感じにくくしたりするなど自分にあった対応をしてみてください。
お気に入りのアロマをハンドタオルに含ませて、嫌な匂いを感じた時にはそのハンドタオルを口にあてる、飴を食べるなどの方法もおすすめです。
2.空腹時に備えてお菓子を用意する
とくに朝起きた時が最強に吐き気がやばくて。。。笑
なのでよくベッドの横にクッキーなど飴など置いといて立ち上がる前に食べてましたよ。
気持ちの問題かもしれませんが少し楽になります。
食べづわりの場合、空腹時は特に症状がひどくなり、胃のムカつきも大きくなりやすいかもしれません。
胃の中に何かを入れることでムカつきも軽減できることもあるので、簡単に食べることのできる一口サイズのチョコレートや飴などを常備しておくといいですね。
炭酸水なども口の中がすっきりします。簡単に胃に入れることができ、自分に合う食べ物を探してみてくださいね。
3.こまめに気分転換をする
同じところでずっと仕事を続けていると、それだけで気分が滅入ってくることも。煮詰まってきたと感じる前に、トイレに立つ、歯磨きをしてみるなど、こまめに気分転換をしましょう。
4.眠い時は休憩を
妊娠初期には、いくら寝ても眠くなることがあります。眠い時はなるべく無理をせず、休憩を申し出たり、休憩時間にはしっかり休んだりするようにしましょう。
眠気対策として、ガムや飴などを食べるのも効果的です。ただし、なるべくカフェインの含まれていないものを選んでくださいね。
無理はせず自分の体と相談しながら
妊娠は病気ではないといわれるものの、これまでとは心身の状態が変わり、心配や不安が多いかもしれません。
ただ、必要以上に不安にならなくても大丈夫です。医師の指示に従い、自分自身の体調と相談しながら無理せずに仕事を続けていくことも可能です。