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監修:齋木啓子

【医療監修】ケイツー(K2)シロップとは?飲ませ方や投与するときの注意点

PIXTA

まずは哺乳瓶の乳首を外して赤ちゃんにくわえさせます。乳首部分にケイツーシロップの原液を少しずつ流し込んで飲ませます。ケイツーシロップがこぼれないように、ママが哺乳瓶の乳首を支えながら流し込みましょう。

流し入れて赤ちゃんに吸ってもらうという飲ませ方ですが、哺乳瓶の乳首を嫌がる赤ちゃんには不向きかもしれません。

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飲ませ忘れてしまったときはどうする?投与するときの注意点

新生児 amana images

生まれて間もない赤ちゃんへの薬の投与は不安に感じる方がいるかもしれません。ケイツーシロップは服用のタイミングや一回に与える量が決まっているため、飲ませるのを忘れてしまったときなどはどうしたよいのか困ってしまう場合がありますよね。

もし飲ませ忘れた場合は、気が付いた時点でできるだけ早めに飲ませるようにしてください。忘れてしまったからといって一度に2回分を飲ませてはいけません。

また、誤って多く飲ませてしまった場合は医師に相談してください。自分の判断で飲ませたり飲ませるのをやめたりすることはやめましょう。

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ケイツーシロップでビタミンK欠乏性出血症を防ごう

新生児 授乳 PIXTA

赤ちゃんが生まれたら、ビタミンK欠乏性出血症を防ぐためにケイツーシロップを投与することが大切です。薬についてよく分からないことや、納得できないことがある場合は、遠慮せず医師に相談するようにしてくださいね。

ケイツーシロップは3回の投与が基本とされています。ミルク育児メインの場合粉ミルクにビタミンKが含まれているため、3回の投与で終わることがほとんどです。しかし母乳育児メインの場合、ビタミンKが不足してしまうことがあるため継続して投与する場合があります。

ケイツーシロップを投与する際は、医師の指示に従い自分の判断での投与はやめましょう。赤ちゃんの健やかな成長を見守っていきたいですね。

記事の監修

家庭医、在宅医

齋木啓子

2004年島根医科大学卒。独立行政法人国立病院機構姫路医療センターにて初期研修、CFMDにて家庭医療後期研修および在宅フェローシップ、Leadership Training Fellowship-distant(LTF-distant)修了。
12年にふれあいファミリークリニックを開設し、院長として勤務。17年にEU Business SchoolにてMaster of Business Administrationを取得し、LTF-distant運営・指導に当たっている。現在は悠翔会在宅クリニック新橋で院長として勤務。
家庭医療専門医、在宅医療専門医、経営学修士。

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引用元一覧

  • ※1 日本小児科学会新生児委員会ビタミン K 投与法の見直し小委員会「新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症に対するビタミンK製剤投与の改訂ガイドライン (修正版)」(http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/saisin_110131.pdf,2018年3月7日最終閲覧)

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