妊娠するとプロゲステロンの量はどう変わる?
妊娠していない時期のプロゲステロンは、生理周期に合わせて一定のリズムで上下します。黄体期になればプロゲステロンが分泌されることで基礎体温が上がります。
受精卵が子宮内膜に着床し妊娠が成立した場合は、プロゲステロンが分泌され続けるため基礎体温も高温期が続きます。生理予定日になっても高温期が続いていることは、妊娠兆候の一つと言えるでしょう。高温期に入って17日以上が経過することが妊娠の一つの目安になります。
妊娠が成立すると、分娩までプロゲステロンの分泌量は増え続けます。妊娠中は、排卵を抑制し、乳汁分泌の準備をする働きがあります。分娩終了後は、プロゲステロンの分泌が急激に減少するため、乳汁の分泌が始まります。
- 井上裕美(監)「病気がみえるvol.9 婦人科・乳腺外科」25(メディックメディア,2015)
- 井上裕美(監)「病気がみえるvol.10 産科」37(メディックメディア,2015)
プロゲステロンは妊娠に欠かせない女性ホルモン
普段何気なく生活しているときは、意識をすることがほとんどありませんが、妊娠を望まれる方であればプロゲステロンが正常に分泌されているかは意識しておきたいところ。
ストレスによってホルモンバランスがくずれてしまうこともあるため、普段の生活から影響を与えてしまいます。日頃からストレスを抱え込まないようにして、うまくリフレッシュできる環境を整えましょう。










