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監修:清水なほみ

【医療監修】プロゲステロン(黄体ホルモン)とは?正常な数値はどれくらい?

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妊娠するとプロゲステロンの量はどう変わる?

ハート PIXTA

妊娠していない時期のプロゲステロンは、生理周期に合わせて一定のリズムで上下します。黄体期になればプロゲステロンが分泌されることで基礎体温が上がります。

受精卵が子宮内膜に着床し妊娠が成立した場合は、プロゲステロンが分泌され続けるため基礎体温も高温期が続きます。生理予定日になっても高温期が続いていることは、妊娠兆候の一つと言えるでしょう。高温期に入って17日以上が経過することが妊娠の一つの目安になります。

妊娠が成立すると、分娩までプロゲステロンの分泌量は増え続けます。妊娠中は、排卵を抑制し、乳汁分泌の準備をする働きがあります。分娩終了後は、プロゲステロンの分泌が急激に減少するため、乳汁の分泌が始まります。

出典元:
  • 井上裕美(監)「病気がみえるvol.9 婦人科・乳腺外科」25(メディックメディア,2015)
  • 井上裕美(監)「病気がみえるvol.10 産科」37(メディックメディア,2015)

プロゲステロンは妊娠に欠かせない女性ホルモン

リフレッシュ PIXTA

普段何気なく生活しているときは、意識をすることがほとんどありませんが、妊娠を望まれる方であればプロゲステロンが正常に分泌されているかは意識しておきたいところ。

ストレスによってホルモンバランスがくずれてしまうこともあるため、普段の生活から影響を与えてしまいます。日頃からストレスを抱え込まないようにして、うまくリフレッシュできる環境を整えましょう。

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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