- FL:太ももの骨の長さ
- BPD:頭の横幅
- AC:おなかの周りの長さ
胎児の体重(EFW値)は、妊娠27週で約1kgにまで成長します。胎児の大きさを表す、各数値も順調に増えていきます。
この頃になると、網膜が完成し、光を感じるようになります。まぶたもできて、まばたきをするように。また、外耳道が開通するので、音により敏感になってきます。
妊娠7ヶ月の胎動
妊娠7ヶ月は、胎児が活発に動き始める時期です。脳が発達することで、胎児が自分の身体を意識して動かし、子宮内のスペースを自由に動き回れるようになります。
今まで胎動を感じられなかったという人も、この頃になればおなかの中で動く赤ちゃんを感じられることでしょう。夜ママが寝ている時でも、おなかの赤ちゃんは20~30分おきに目覚めて動くため、つらく感じることがあるかもしれません。
周りの妊婦さんの話を聞いて、自分の赤ちゃんの胎動が弱いように感じると、心配になりますよね。しかし、胎動の感じ方には個人差があるので、気にしすぎないようにしましょう。
逆子
逆子(骨盤位)とは、ママから見ると胎児の頭が上にある状態を指します。妊娠7ヶ月の胎児はよく子宮の中で動くため、逆子になっていることがあります。
妊娠中期までは30~50%が逆子ですが、大半は分娩前までに自然に回転して頭位に戻り、分娩時まで逆子の割合は3~5%に減るため、心配しすぎることはありませんよ。
妊娠7ヶ月の妊婦健診
妊娠7ヶ月は、健診を受ける間隔が2週おきになります。産院によって、早いところでは20週以降から2週間おきになるところもあります。体重測定、血圧測定、尿検査を行い、腹囲や子宮底長をメジャーで計測します。
これらの項目に加え、浮腫(ふしゅ)が出ていないかどうか、胎児の向き(胎位)などをみる他、血液検査も行います。
- 赤血球数
- 白血球数
- 血小板数
- ヘモグロビン数
- ヘマトクリット値
これらの、血液中の固体成分に関する検査の他に、妊娠7ヶ月で受ける血液検査には、経口ブドウ糖負荷試験があります。これは妊娠糖尿病になっていないかを調べるための検査です。










